プレゼンテーションの準備作業(役員レベルに向けたプレゼンについて語ってみる)

プレゼンを行う場合には当然、事前準備が必要です。

あなたはプレゼンが決まってから本番までの期間に何を準備しますか?普通の人が最初にパッと思いつくのは資料の作成やその見直し、また話し方の練習などでしょう。

それが役員レベル、CxO向けということになれば、かなり気を使うことでしょう。社内なのか、社外なのかによっても少し意味合いは変わるかもしれませんが、資料や話し方について意識を集中させるのは自然なことなのかもしれません。

もしあなたのそのプレゼンが、役員レベルの方に向けたものではなく、TEDような一般聴衆向けのプレゼンを行うなら、そういった自分の発表の中身や見せ方の部分についての精査を行う時間を十分にとる必要はあるかと思います。しかしここで議論したい「役員向けプレゼン」の場合はどうでしょうか。

あなたが役員に対してプレゼンを行う場合、見せ方や中身を意識するのは優先度を落とすべきである、と私は考えます。「プレゼンテーション」を行うのに、「どうやって見栄えの良い資料を作るのか」だったり、「どうやったらカッコよく話せるのか」について考えなくて良いのか?プレゼンが苦手な人ほど、きっとそう思うのでは無いでしょうか。

プレゼンには視聴・聴衆者がいます。受け手が不特定多数の場面と、特定の人間、それもどういう人間かある程度分かっている場合に取るべき戦略が、同じで良い訳がありません。まず考えるべきは自分の資料のことではなく、プレゼン相手の対象についてなのです。

いわゆるマーケティング的な発想だと考えてもらえれば理解しやすいのではないでしょうか。例えばあなたが飲食店を始めるとした場合、あなたの店が提供する料理が誰向けかを当然考えます。

プレゼンにおいて、何を話すか、どう話すかを先に考えるのは飲食店経営で調理方法とメニューをひたすら考え始めるのと同じです。

もちろん自分が研ぎ澄まされた料理を、一流の腕で提供するというやり方もあるでしょう。ただそうでは無い場合、ある程度ありふれた料理を提供するような店である場合は、まず誰に喜んでもらいたいかを考えないことには、味付けで迷った場合に答えは出ないのです。

役員向けプレゼンはどんな料理を提供すれば良いのか?ありふれた料理を提供するということなのか?それを疑問に感じた方もいるでしょうか。それはある意味正解です。

何故なら受け手が誰かで大きく変わるのですから。

もっというと役員向けのプレゼンなんて、ありふれた料理レベルであると私は思います。「役員」という表現を使っているのが少し肝なのですが、ここではある程度の規模感(少なくとも数百名〜)のある組織を想定しています。

起業家を目指している人のような、自分の自慢料理だけで勝負できる、客を魅了することのできる自信があれば、「役員向けのプレゼン」なんて小さなことは考えず、すぐに起業して魅力あるプレゼンを世間に発信すると良いでしょう。

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プレゼンテーションの準備作業(役員レベルに向けたプレゼンについて語ってみる)

逢澤 翔太

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某外資IT部長(コンサルタント)日系企業、外資系企業などにおいてコンサルタント・プロジェクトマネージャを歴任。コンサルタントとして企業のシステム戦略立案や、PMとして大型システム開発などに従事。現在は外資IT企業にて社内戦略の立案や、部門マネジメントなども手がける。