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クリエイティブでオリジナルは無能。 ~2年半東京で修行した結果②~

これはクリエイティブ系を仕事にしたいと思っている人は絶対知ってほしい。

もし、趣味ではなく仕事ととしてやるのであれば「オリジナル」は封印すべきだと考える。
※ここでの趣味というのは、成果や利益はどうでも良いことであり。YouTubeで言うのなら「バズる」「見てもらう」を目的としていないことである。
YouTubeでバズりたいなら「完全オリジナル」は封印すべきだ。

「クリエイティブな仕事」と聞くと、自分の考えていること、アイデアを発揮できる、自由に制作できると考える人もいるが、はっきり言うとそれは安易だ。
某著者が「やりたいことを仕事にしたいのなら、自分がやりたいだけではなく、それが誰かの役に立つのかまでを考えなければダメだ。」と言うのがまさにこれだ。

私がYouTube業界に入ったきっかけとして
「自分自身で1から動画を作れるから楽しそう」という一つのきっかけがあったが、それは仕事を始めて1ヶ月で簡単に打ち砕かれてしまった。

この業界の軸となっていたのが

TTPS(徹底的にパクって進化させる)


だったのだ。

語弊のないように説明しておくが、HIKAKINさんなどの先駆者はこれに当てはまらない。オリジナルでも伸びていた時期だから。その分、誰もいない中で始めていることがすごい。
つまり、YouTuberという職業が世間に認知され始めて、伸びているチャンネルは何かしらの要素を他からパクっている可能性が高い。
もしくは「唯一無二」をうまく表現できているかだ。

これが現実。

それでも自分のオリジナルでやっていきたい!という方がいれば
私は全力で応援したい。

ただ、どうやってサムネイル作ればいいか分からない、動画編集したらいいか分からないなどがあれば、プライドを捨てて「マネ」から始めるのがオススメ。とにかく上手い人を真似して、良い動画とそうでない動画の違いの感覚を身につけるのが大事だと思う。

その感覚を身につけた上で、自分のオリジナル要素を掛け合わせていくのが、定石とされている。

ということで自分もひたすら、バズっている動画を漁りまくって、何が違うのか、何が要因で伸びているのかを洗い出していった。
この感覚が身についたのが入社して3ヶ月程度。
量としては、1日3枚以上サムネイルをマストで作成していたので、

・270枚以上のサムネイル作成
・100本以上の動画
・漁った動画1000以上

3ヶ月でこのくらいの量をこなしてそこそこ自信をつけていた。

ここからはマインドの話になるが
人の真似をするのが邪道と思っているのであれば、
「完全にパクれ」とは言っていない。
TTPSとは、「伸びている要素を分解、分析してそれを進化させる」ということ。

なぜ僕が、実践できたかというと、
自分には才能がないと感じていたから。

自分に才能があると思っている人ほど、「これはやりたくない」「こっちの方がいいんじゃないか」と最初の段階で思う部分もあるかもしれないが、

そんなくだらんプライドは捨てて、黙ってやれ。


これに尽きる。

この辺りのマインド的な部分についてはまた、後ほどお話しするが
仕事がうまくいく人は何歳であっても、驕らないし、自分は才能がないと思っている気がする。

賢くいうのであれば、思っている部分はひた隠しにしてとりあえずやってみる、そして、ある程度実績が積めるようになったら隠している部分を少しづつ出していく。
「会社の歯車になる」→「戦略にする」ということ。

ちなみに自分はタイミングを待った結果、フルリモートでの稼働が可能になった。

ということで、
クリエイティブを仕事にしたい人は、オリジナルを全否定される覚悟を持って取り組んでほしい。





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