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HSS型HSP気質を持つ人が自由を求める理由-心理的リアクタンスと自由を確保するためのヒントー

1. あらすじ

はじめまして。
HSS型HSPの気質を持ち、大手SIer勤務、現在30代中盤でプロジェクトマネージャをしているShotaと申します。

HSS型HSP気質を持つ人には自由を求める人が多く、働き方の自由度の高いフリーランスの方も多いと聞きます。

今回は決められたルールの中で動くことを嫌い自由を求めてしまう理由を心理的リアクタンスという考え方を元に考えてみたいと思います。

本記事が自由度の低さに生きずらさを感じているHSS型HSPの方が自由を確保するためのヒントになれば幸いです。

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2. 心理的リアクタンスとは

心理的リアクタンスとは心理学の概念で、他人から自分のコントロール権を侵害された際に相手に反発心を抱く事象を指します。

例えば宿題をせずにゲームに夢中になっている子供(宿題をやらないといけないことは自覚している)に対し親が宿題をやりなさい、と言います。

すると子供は「今やろうと思ってたのに!」と反発したくなります。
このような現象を心理的リアクタンスと言います。

このような反応はHSS型HSPを自覚されるいる方でなくとも、経験があるのではないでしょうか。

3. HSS型HSP気質を持つ人が自由を求める理由

HSS型HSP気質を持つ人は感覚が敏感な分、心理的リアクタンスを感じやすいのではないでしょうか。

一方で、コントロール権を侵害され反発心を抱くものの、相手に対する遠慮からその気持ちを我慢してしまうことも多いのではないでしょうか。

結果として自分の中でもやもやが溜まり、この心の中のもやもやが自由に対する欲求となっていると私は理解しています。

4. 自由を確保するためのヒント

他人から仕事を頼まれたりした場合、自分に選択権が無くコントロール権が侵害されていると感じてしまうことがあると思います。

そのようなときは、「自分が自由に選択できるところはどこか?」を以下の視点から探してみるのが良いのではないかと思っています。

例えば、上司から「明日までにA社に提出する見積の資料作成をお願い」と言われた場合、
(1)やり方がコントロールできないかを探る: 見積のフォーマットはXXではなくYYを使おう
(2)やることをコントロールできないかを探る: 上司に作業の目的を確認する→「A社がAシステムの予算内に収まるか判断するため」なら、A、B、C全システムではなくAシステムのみ見積しよう

一方で、少し矛盾した言い方にはなりますが、自由を確保するうえで「全てが自分の自由にできる」という期待値は下げておいたほうが良いと思います。

期待値を上げすぎると、例えばやり方も常にコントロールできると思っていると、「見積のフォーマットはA社指定のもので」と上司に言われたときに気持ちが落ちます。。

以上より、HSS型HSPの方が自由を確保するためのポイント
(全てはコントロール可能というわけにはいかない、という前提で)「自分が自由に選択できるところはどこか?」を以下の観点で考える、です。

(1)やり方がコントロールできないかを探る
(2)やることをコントロールできないかを探る

本記事が仕事の効率を上げたいと考える方に少しでもお役に立てれば幸いです。
最後まで本記事をご覧いただき、ありがとうございました。


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