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【5分でサクッと読書メモ】20歳の自分に受けさせたい文章講義

訪れてくださり、心からありがとうございます。

この記事では年間約288冊の本を読む現役美容師が、読書をしながらスマホでメモした、『下書き読書メモ』の内容をそのまま公開していきます。
独自の視点で大切なポイントだけをまとめたメモとなっているので、サクッと要点だけを知りたい!そんなあなたの参考になればと思います。

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★本日の1冊★

20歳の自分に受けさせたい文章講義
古賀史健/星海社新書

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文章の神様は細部に宿る。

『書く技術』は一生使える武器になる

・話せるのに書けない!を解消する
・話し言葉と書き言葉の違いを知りその距離を縮める
・話す事と書くことは全く別行為
・話し言葉を書き言葉に変換するノウハウが学べる一冊。

人は義務教育で書き方を体系的に教わってこなかった。
★書く事とは考える事である
→書く技術はそのまま考える技術を身につけることができる。
つまり

書く技術が身につくと→ものの見方が変わる→世界を見る目が変わる

人が文章を書く上で悩むのはたった2つだけ
❶文章を書こうとすると固まってしまう
❷自分の気持ちをうまく文章にすることができない


どうするか?
書こうとするから書けないだけ

書くことをやめて『翻訳する』 
つまり
文章とは頭の中にある『ぐるぐる』を伝わる言葉に翻訳したのが文章

翻訳の意識と技術を磨くことが文章において1番大切になる

★人に話すことによって得られる3つのメリット
❶再構築→言葉にするプロセスで話の内容を再構築する
❷再発見→語り手の真意を『こういうことだったのか!』と再発見する
❸再認識→自分がどこに反応し、なにを面白いと思ったのか?を再認識する


★地図・絵・写真を言葉にしてみる
地図→自宅から駅までの道のりを土地勘のない人に伝える

書く為に考えるのではなく『考える為に書く』

■第1講 文章は『リズムで決まる』

★文体とリズムである

リズムを決めるのはセンテンスの切り方や改行のタイミングのことではなく。

文章のリズムは『論理展開』によって決まる

『接続詞』がキーワードになる。
→文章と文章の繋げ方や展開の仕方がおかしいことがリズム感がないことにつながる。

★美しい文章を目指すべきではない
美しさよりも正しさが大事。

美という概念は主観的で相手が同じ価値観であるとは限らないので美しさよりも先に正しさとなる『正文』を意識する。

正しさを意識することは、客観的な目線を意識することにもつながる。

そもそも文章を書くうえで伝えるべきことは何か?
★自分の意見

自分の意見=感情
→文章という声も表情もないツールを使う限り、感情は『論理』のレールに載せないと届かない。

感情を伝えたいから論理を使う。主観を語るからこそ客観を保つ

★視覚的リズムを考える
そのために必要な3つのポイント
文字の圧迫感の解消
❶句読点の打ち方(縦の圧迫感の解消)
→句読点は1行に1つ
→1行38〜41文字が理想
音読は自分に客観性を持たせる助けになる。
❷改行のタイミング(横の圧迫感の解消)
→タイミングは早くて良い
→内容だけではなく見た目にも気を配る
→最大5行を目安に改行が理想
❸漢字とひらがなのバランス
→文章を引き立てるのは『漢字』  

★文章にリズムを持たせるシンプルな方法の1つは
『断定』言い切ること。
→断定した箇所の前後をしっかり論理で固める

■構成は『眼』で考える
★文章の面白さは構成から生まれる

北野武
映画を4コマで組み立てる
起承転結の『結』を先に決め逆算して肉付けしていく

ビジネス系の文章は
(序論・本論・結論)
※参考は映画やドラマの映像表現を参考にする
・分かりやすさ
・伝わりやすさ
・手取り早さ
が大事。

序論❶導入…客観(俯瞰)のカメラ
→何を語るのか?なぜそれを語る必要があるのか?
世の中の動きはどうなっているか?など、客観的な立場から明らかにする

本編❷本編…主観のカメラ
→❶に対する自分の意見と仮説

結論❸結末・エンディング…客観(俯瞰)のカメラ
→ふたたび客観的な視点に立って論をまとめる

ようは
カメラ=眼の存在を意識する
常に文章のカメラワークを意識する

まず文章を読んでもらう為に
『導入が一番大事』

読者はいつも『読まない』という最強のカードを手に文章と対峙してる。
★予告編の基本3パターン
❶インパクト優先型
読書が『おっ!』と興味を惹くような結論を持ってくる
❷寸止め型
【見せない】という手法
核心部分は観客に想像させる
ギリギリのところまで情報を開示するのが興味を惹きつけるポイント
❸Q&A型
導入だけで問いと答えが揃っている 
読者になるべく早く情報を提供する

論理的な文章の作り方
→マトリョーシカに似てる
❶主張
→結局この人は何が言いたいのか?という問いに一言で答える。
❷理由
❸事実
この3層構造が守られているのが論理的文章

特に事実をいかに扱うかは重要
→★面倒くさい細部の描写を描くことが大事

得られたリアリティは読者の理解を促し、文章の説得力を強化させる。

その為に
★文章にも絵コンテの発想が必要
→可視化することで客観視が可能となる

■第3講 読者の『椅子』に座る


仮想読者は2パターンしかない
❶10年前の自分
❷特定のあの人
→言葉のベクトルがはっきりするので届きやすくなる

決して専門性溺れてはいけない。
それを避ける為には

『第3の読者』を想定する。
→両親などを設定し、両親でもわかるか?を想定する。

★読者の姿勢を変えさせる

読者は色んなシチュエーションで聴き、読み落としもしている。
そこに書き手と聞き手のギャップが生じる。

文章の肝は『説得』

説得ではなく『納得』!!させる。
❶説得…押しのアプローチ(読者を押し切る)
❷納得…引きのアプローチ(読者に歩み寄ってもらう)

人は『他人事では動かない』
なので読者が説得に応じることはない。

自分に関係があると思わせる当事者意識が大切

他人事を自分ごとに変換できる仕掛けは?

『関連づけ』

その為には『読者を議論のテーブル』につかせること。

自分だけの仮説を提示し、テーマを設定し、議論のテーブルをセッティングする。

一般論ではない独自の仮説を明示する。
あなたはこの仮説をどう思うか?と問いかけ読者と一緒になってその仮説が正しいかどうかの検証にあたる


仮説と検証を書き手と聞き手で共に行う文章を展開する。
※読者をプレイヤーにする。


★読者を巻き込む『起転承結』で考える
起…冒頭に真逆の一般論を持ってくる
→冒頭にどんな一般論をもってくるか?がもっとも大切
→自分の主張と真逆の主張を持ってくる

★全ての読者は素人である。
常に読者は『それを知らない素人』だと想定する

→正論だけではつまらない。その結論までに至った自分の思考や価値観も取り入れ
読者と一緒に文章の中で寄り道を歩くのも大事。

回り道=文章では『反論』として表現する。
→その反論に先回りして自分でその反論にツッコミを入れて答えていく。


★細部をどれだけ大事にできるか?は文章を書く上で最重要ポイントの一つとして考えることが大事。 

なぜ小さな嘘をついてしまうのか?

説明できるほどの知識の幅が狭いから。

つまり『答え』がわかっていたとしても書いてはいけない

★文章とは答えを示すのではなく、その『解き方』を示すもの
→読者にゴール地点を見せるのが目的ではなくゴールまでの道のりを示すことが文章の役割


★目からウロコを何枚落とせるか?
その要素は全体の3割で十分

★読者が求めている3要素
❶目からウロコ…『おおっ!』『ええー!』
→変化を求めている。
❷背中を後押し…『そうそう』『よしよし』
→自己肯定の欲求
❸情報収集…『ふむふむ』『なるほど』
→冷静で客観的な意見を求めようとする欲求

読者はこの3つの要素を全て同時に求めている

『なるほど』とメモを取るだけの要素を文章の中に用意する意識が大事

■原稿に『ハサミ』を入れる
編集こそが推敲の基本。
編集には2つの段階がある
❶書き終えたあとの編集
❷書き始める前の編集

何を書くか?よりも何を書かないか?
文章の入り口には『元ネタの編集という作業が大事
★足算ではなく引き算発想で考える

自分はどういう人間で、どんな価値観を持って生きてきたか?考えることにつながる

伝わる文章を書く場合、栄養価よりも飲みやすさを重視

★頭の中のぐるぐるを紙に全て書き出す。

書き出したワードにはなんらかの傾向が見えてくる

ある傾向以外のキーワードをさらに書き出す

❶ある傾向を持つキーワード
❷それ以外のキーワード
この2つが出揃ってようやく元ネタのベースとなる

★自分を疑う力を身につける
★内容の片寄りは文章の伸び代がなくなってしまう


★自分が書いた文章が論理性を保っているか?を確認する方法

❶自分の文章を図に書き起こすことができるか?
→その主張や論理展開をシンプルに図に書き起こすことができる
(図にできない、矢印がつながらない、順番がおかしい、論の展開に必要な要素が欠けてるなどを確認)

❷この文章を読んで映像が思い浮かぶか?
→その情景が見えてくるのが大事
(ひたすら感情や抽象的な言葉ばかりを並べてないか?を確認)
細部の描写が大事

★推敲とは過去の自分との対話


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