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ベストアルバム2022

多すぎてもアレかなと思ったんで、15枚だけ選びました〜



15.『Whatever The Weather』- Whatever
The Weather

Whatever The Weatherは、UKエレクトロニックミュージックシーンの新鋭Loraine Jamesの変名プロジェクト。Loraine James名義の前作のハードなテイストとは異なる、アンビエント作品です。清らかな音色の美しさに思わずうっとりしてしまいます。


14.『Everything I Know About Love』- Laufey

アイスランド出身、現在ボストンを拠点に活動するシンガーソングライターLaufeyの1stアルバム。noteにも書きました。


13.『consolation』- Pomme

フランスのシンガーソングライター、ポムの3枚目のアルバム。プライベートな雰囲気に包まれた箱庭的な世界観が印象に残ります。彼女は、製作中に作曲という行為が自身の慰めになっていることに気づき、『consolation』というタイトルをつけたそうです。


12.『水のはて』- ゆめであいましょう

ゆめであいましょうの1stアルバム。再生した途端に白昼夢の中へ誘われる、幻想的なフォークロック。輪郭のぼやけた、印象派の風景画のような景色が次々と頭の中をよぎります。サブスクにはないようなので、Youtubeのリンクを貼っておきます。


11.『Spirit Exit』- Caterina Barbieri

イタリア、ミラノを拠点として活動する電子音楽家、Caterina Barbieriの新作。揺らぎながら反復するモジュラーシンセのサウンドが特徴のアーティストです。本作は、前作『Ecstatic Computation』で作り上げられたその独自のサウンドをさらに深化させたような内容。喧騒と静寂の入り混じる彼女の脳内宇宙へ、少しの間トリップできます。


10.『ぼちぼち銀河』- 柴田聡子 

シンガーソングライター柴田聡子の6枚目のアルバム。柴田さんの直近のアルバムが朝〜昼過ぎっぽい感じなら、このアルバムは夜っぽい雰囲気ですね。「雑感」の「トイレの鏡に映る私は私を焚きつける 諦めない顔と目つきは格好良くてしびれる」は最高のパンチラインです。


9.『Heaven, Wait』- Ghostly Kisses

カナダのシンガーソングライターMargaux Sauveによるソロプロジェクト、Ghostly Kissesの1stアルバム。noteにも書きました。


8.『RAMONA PARK BROKE MY HEART』
- Vince Staples

カリフォルニア州ロングビーチ出身のラッパーVince Staplesの5枚目のアルバム。愛も信頼も理解できず、金も結局自分を救ってはくれない。傷だらけの姿をそのまま聴き手に差し出すような、生々しい痛みを内包した作品。


7.『Valsas, Choros e Canções』- Eduardo
Gudin

ブラジル、サンパウロのシンガーソングライター、エドゥアルド・グヂンの新作。これまでの彼の作品はメロウなサンバが大半を占めていますが、本作はNaila Gallottaのピアノを中心とした、クラシカルな室内楽。このアルバムは夜寝る前によく聴いてました。彼らしい優美なメロディに癒されます。


6.『Step on Step』- Charles Stepney

1976年に亡くなったプロデューサー、チャールズ・ステップニーによる至福のデモ音源集。noteにも書きました。


5.『言葉のない夜に』- 優河

サイケデリックな音響、流麗なメロディライン、美しいハーモニー、すべてが最高のアルバム。語感柔らかな日本語詞が、ゆらぐ音像の中にじんわりと溶け込んでいく様が美しいです。フォークロックとしての高いクオリティを保ちつつ、日本的な歌心が宿る名作。


4.『Marchita』- Silvana Estrada

メキシコのシンガーソングライターSilvana Estradaの1stアルバム。彼女は、今年のラテングラミーのベストニューアーティスト賞を受賞した注目のアーティスト。彼女の力強い歌唱とベネズエラクアトロの繊細な音色が胸を打つフォークアルバムです。フォルクローレが好きな方とかにもオススメです。


3.『Gold』- Alabaster DePlume

International Anthemからリリースされた、ロンドンのサックス奏者Alabaster DePlumeの新作。コーラスと絡み合う穏やかな演奏の中で彼の詩が読み上げられていくという一風変わった内容ながら、その幻想的な世界観は、天上の音楽とでも形容したくなるほどの美しさ。


2.『Cool Kids』- C.O.S.A.

C.O.S.A.の新作は、攻撃的なサウンドが印象的だった前作『Motown Man』から一転して、スローなブーンパップ中心の作品に。ミニマルでメロウなトラックが、彼のリリシストとしての側面をより前景化させています。彼のフラットな眼差しの中にある、ほのかな憂いに心を揺さぶられる名作。


1.『Do Todas las Flores』- Natalia Lafourcade

メキシコのシンガーソングライター、ナタリア・ラフォルカデの新作。本作は、ラテングラミー賞だけでなく、本家グラミー賞のラテン部門も受賞した2015年作『Hasta la Raíz』以来の、全曲オリジナル(「María la Curandera」の作詞を除く)。メキシコの伝統音楽への回帰を経て編まれた、彼女のソングライターとしての成熟を感じさせる、滋味深い名品。


1.『Do Todas las Flores』- Natalia Lafourcade
2.『Cool Kids』- C.O.S.A.
3.『Gold』- Alabaster DePlume
4.『Marchita』- Silvana Estrada
5.『言葉のない夜に』- 優河
6.『Step on Step』- Charles Stepney
7.『Valsas, Choros e Canções』- Eduardo
Gudin
8.『RAMONA PARK BROKE MY HEART』
- Vince Staples
9.『Heaven, Wait』- Ghostly Kisses
10.『ぼちぼち銀河』- 柴田聡子
11.『Spirit Exit』- Caterina Barbieri
12.『水のはて』- ゆめであいましょう
13.『consolation』- Pomme
14.『Everything I Know About Love』- Laufey
15.『Whatever The Weather』- Whatever
The Weather

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