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【読書感想】 『1%の努力』 『超入門 失敗の本質』 繋がった2冊

〜努力じゃない、“思考回数“が幸運を運んでくれる〜
こう考えることにしました。

▪️天才は没頭して、凡人は努力と考える
▪️頑張ればなんとかなると思っている人は、甘い。
▪️たまたま、そこにいたからうまくいった。それが真実。
▪️努力をしないで成果を出せる環境はどこなのか?
▪️努力を減らす判断軸、考え方の考え方がわかる本
▪️指標、ルールを変えることで、努力以上の成果が出せる

『はじめに』

「1%の努力」
ひろゆきさんの本をいつか読みたくて、やっと読めた。
独特な考え方で、賢い人だと思った。
同時に一回読んだだけでは、理解できなかった。
1%の努力…効率よく考えてから努力するのか?
その程度の理解しかできなくて、モヤモヤした。
そもそも僕の思考には、努力の美学がこびりついている。

続けて読んだ「超入門 失敗の法則」
この本は戦後に書かれた「失敗の法則」を
現代日本の問題と重ねて、再度組織の問題を
考えた一冊。
戦時中のアメリカ軍と日本軍の組織的な違いから、
勝敗のポイントを分析。
そこから組織論としての問題点が見えてくる。
現代の日本企業が世界で競争に苦戦ている点と、
戦争時の日本軍が敗戦した点、
実はいまだに組織的な問題を繰り返していた。

ひろゆきさんが語る「1%の努力」。
これがまさに「アメリカ軍が日本軍に勝った勝因」
と同じだ!!と思った。

“ゲームのルール(指標)を変えた者だけが勝つ”

アメリカ軍は日本軍の零戦に苦戦していた。
零戦が優れていたのは操縦性と空中性能。
アメリカ軍は対策に空中性能を諦めて、
スピード重視、防弾性、零戦1機に対し2機
で戦うことにした。
指標を変えた。
零戦が勝っていた指標「空中性能」で挑まない。
指標を「防弾性、スピード」に変えて、
零戦の強みを無効化した。

この指標を変えて挑むことこそ、
1%の努力で挑むことだと感じた。


1%の努力

『サボる才能はあるか?』


「努力が大事だ」と思っている人にやってみてほしい。
スマホを置いて財布も置いて外で一週間暮らせるか?
それが出来る人は本書を読む必要はない。
本書はいわば「レールを外れる人生」の練習だ。
「働かないアリであれ」
働かないアリはたまに大きなエサを見つけ、
大手柄をあげる。
お金や時間にとらわれない状態になると、
チャンスが見えてくるようになる。
まさしく「サボる才能」があるかどうかが問われる。
2時間でやるべきことを1時間で終わらせ、
1時間を余らせること。
更に30分で終わらせられないかと、考え続けること。
そんな「サボる才能」があるかを試す本。
目的は1つ。
死ぬまでの「幸せの総量」を増やすためだ。

天才は1%のひらめき。
凡人は99%の努力。
ひろゆきさんは「1%の努力」で成果を出してきた。
必要なのは思考だった。
頑張ればなんとかなると思っている人は、甘い。
努力でやり方は変わらない。
どうやってやり方を変えるのか?
その考え方を教えよう。

『序文「1%の努力」とは何か』

「99%の努力と1%のひらめき」
エジソンの有名な言葉。
努力が大事という意味で広まっているが、
1%のひらめきがなければ、努力は無駄になる。
発明の世界では、出発点が大事だ。
まずは人生の結論から。
人生に生きる意味はないと考えている。
だから死ぬまでに出来るだけ、
楽しく暮らした方がいい。
幸せの総量を増やすことを目標にすればいい。
それをうまく教えてくれるものがある。
「本」だ。
人生の努力は、ほぼ無意味。
努力だけでは、どうしようもないことはある。
努力をしないで成果を出せる環境はどこなのか?
判断軸、考え方の考え方。
それを書いた本。

『エピソード1 団地の働かない大人たち 「前提条件」の話』


「エッグスタンドのある家」
あなたの家にはありますか?
当たり前にある家、
そんなの必要無い家。
持ってい家は余裕がある家。
人を羨んでしまいそうな時、
この言葉を思い出してほしい。
“エッグスタンドなんているか?“
子どものお受験=エッグスタンド
高級外車=エッグスタンド
庭の大き家=エッグスタンド
そう考えて、劣等感は抱かない。

「前提条件が異なった団地の大人」
(ひろゆきさんが育った)団地では、
働かないでも暮らせる大人がいた。
共同体のような生態系の中で、
競争せずにダラダラ過ごせる支え合いが
大事なのでは無いかと思うのだ。

「自分はどうなったらヤバいと感じるのか?」
社会の底辺と呼ばれる人たちの場所に
行ってみる方がいい。
若いうちに貧しい国をみておくのが
いいだろう。
本や映画でもいいから、みておく。
基準が高いところにあると、生きにくい。
下をみて落ち着くことを、
僕は否定しない。

「弱者の理論」
強者はプライドを守る。
弱者は権利を守る。

「お小遣い制の人にはわからないこと」
努力で解決に似た思考。
お金ですべて解決する、という思考。
“お金がない、じゃどうしようか?”
この思考が、脳をフル回転させる。
他のもので代替えできないか?
自分で作ることはできないか?
誰か他の人に頼めないか?
そうやって自分の頭で考える。
お金で解決してしまうと、
あまり深く考えられない。


『エピソード2 ツボに何を入れるか 優先順位の話』

「大学生に話しておきたいこと」
ある大学でのクイズ。
壺にいっぱいになるまで、岩を詰めた。

教授:壺は満杯か?
学生:はい
教授は砂利を詰めた。
教授:壺は満杯か?
学生:多分違うのだろう
教授:そうだ、と答えた。
教授は壺に水を満杯に詰めた。
教授は最後の質問をした。
教授:僕が何を言いたいのかわかるだろうか?
大きな岩を先に入れない限り、
 それが入る余地は、
 その後二度とないということ
なんだ」
 君たちにとって大きな岩とは何だろう?
 仕事、志、愛する人、家庭、自分の夢。
 大きな岩とは、君たちにとって
 一番大事なものだ。

 それを最初に壺の中に入れなさい。
 さもないと、君たちはそれを
 永遠に失うことになる」

人生において何を優先させるかは、
一度じっくり考えておいた方がいい。
“自分にとって大きな岩は何だろう?”

「見た目が若い人は好奇心がある」
老いるかどうかはストレスの具合による。
自分が何にストレスを感じるかは、知っておこう。
40代でも目的を持っている人も若く見える。
逆に目的もなく、ルーティンワークだけをして、
オッサン化してしまう人も多い。
新しいことを諦めた瞬間に、
見た目が一気にオッサン化してしまうなら、
好奇心はずっと持っておいた方がいい。
新しい知識や考えに触れる習慣は
絶対に持っておいた方がいいし、
変な人の考えとして切り捨てることも
しない方がいい。


『エピソード3なくなったら困るもの ニーズと価値の話』

「仕事の正しい選び方」
音楽がやりたい→大勢が一体になるライブ感を作りたい
そうやって“体験”にまで掘り下げると、
社会や業界を渡り歩くことはできる。
2ちゃんねる、の話。
2ちゃんねるが潰されても、
2ちゃんねる的な場所は存在し続ける。
匿名で自由に書き込みたい、
という欲求があったから。
“なくなったら困る体験は何か?”
これが仕事をする上で考えるべきことだ。
この体験がなくなったら困るな、
あなたがそう強く感じるものを
安定収入にするのがいい。
そこには第三者の入る余地はない。
他の誰でもない自分が困るのだから。
自分でやる。

「性善説を前提にしよう」
相手が裏切ったら、その次は自分が裏切る
という戦略。
ビジネスにも当てはまる。
まずは自分からは裏切らない。
“やられたときだけ、やり返す”

『エピソード4どこにいるかが重要 ポジションの話』

「何事もます場所が大事」
厳しい場所はルールが厳しく、
ゆるい環境はルールもゆるい。
一人の人間がどんな環境にいたのか、
聞いた方がいい。
僕が常にどこにいるのか、みるようにしている。
“第三者的なポジションを探れないか?”
それを自分の仕事に当てはめて考えてほしい。
第三者的なポジションを取るために
必要なこと。
①現場のリアル
②経営側の理論
③コミュニケーションコスト
 (言ってはいけないことを言うスキル)

「言ってはいけないことを言う」
コミュニケーションコストとは、ひとことでいうと
“言ってはいけないことを言うスキル”
失敗しますよと言う勇気も必要。
それが“本当の優しさ“だと思うから。
世の中、みんな本音を言わない。
一気にポジションを取れる。
本音を言うのは、最終的に謝れば関係修復できる
と信じているから。
“本音で言う。そして、ちゃんと謝る”
言ってはいけないっことを言える人は、
ポジション的に重宝される。

「いつだって、発信者は強い」
人の意見ばかり聞いていて、
誰でもできることに手を挙げてはいけない。
そこでアピールする人は、
99%の努力で解決する人だ。
努力で解決するタイプは
年齢が上がると厳しくなってくる。
いろいろなことが満遍なく、
無難にこなせる人には、
仕事がやってくる。
発信者になれるかのポイントが1つある。
“逆張りで考えられるかどうか”
就活で、
男ですが秘書検定1級を持ってます、
紙の時代は終わりました、
こういうことを言えるのが、逆張りの思考だ。

「人とちょっと違うことは何か?」
何かちょっと気になるものがあるだけで十分。
例えば、日本で唯一エレベーターブログを
管理しているライターがいる。
何となく好きだったことが、気になって
現地へ行きブログを書く。
どんどん好きになるだけだ。
誰かだ褒めてくれるかどうかは関係ない。
勝手に意味を見出して、
勝手に好きを突き詰めている
だけだ。
まさに、1%の努力の人であり、
働かないアリの例だ。

そういうものがない時のアドバイス。
大勢の中の一人しかない役割
学級委員長や飲み会の幹事。
この役割は、特殊なポジションとして
メリットが発生数可能性が高い。
だから、あまり後先考えずに、
手を挙げるといい。
“特殊なポジションに手を挙げる”


『エピソード5最後にトクをする人 努力の話』

「片手を空けてチャンスを待つ」
たまたま、そこにいたからうまくいった
残酷だと思っただろうか。
努力はなかなか報われない。
頭を働かせるべきだ。
“ここは頑張りどころだ”というポイントがある。

「1%の努力の中身について」
・最後に勝つにはどうすればいいか
 それを睨み、常に出方を考えておくようにしたい。
 このイス取りゲームはまさに、1%の努力。
 このような人生を送りたいものだ。
・社会のニーズに合わせていけるかは重要
 ペタンクというマイナースポーツ。
 日本ではビジネスとして成立しない。
 同じ身体能力を発揮できるなら、
 日本では野球やサッカーの方が食べていける。
 一方で「自分はペタングをやり続ける」という
 タイプでも、継続していると社会に新たな
 ニーズが生まれることもある。ただ、
 全く日の目を見ずに生涯を終えていく
 可能性も高い。
・頑張りは人に押し付けない
「成功者は努力している」みたいな神話があるけど、
 努力していると思われるかどうかの問題だ。
 いろいろなところに手を広げ、
 勘所を探り、うまく行きそうなものだけに
 集中する。うまくいったら「努力」と
 後付けさえる。
 それが真理だ。
 “たまたま”を待とう。
 努力を押し付けるのはやめよう。

「1%努力の本質」
競争のいらないところに張る
 4chanという英語圏サイトを運営している。
 日本語圏は人口が減少していく。
 2ちゃんねるの英語版。
 管理が面倒なので、ライバルはいない。
 ここなら自分でも勝てると踏んだ。
 そういう仕事の選び方をしてきた。
みんなで解決するという神話
 日本はみんなで一つ一つ問題を解決していく
 方法で経済成長を遂げた。
 飲み会でコミュニケーションした。
 能力に自信がある人は、社内の雰囲気など気にせず、
 勝手にどんどん仕事を進めていけばいい。
 けれど、優秀さは相対的なもので、
 集団でいる限り、必ず平均以下の人は現れる。
 終身雇用は終わり、いつクビになるか分からない社会。
 しかし、能力が低くても
 「あいつがいると空気が明るくなる」という人は
 一定数いるので、責任の少ない仕事で
 コミュニティに置いておくメリットはある。
 “自分は「いい人」に見えているか?”
 Googleでは仲間の輪を乱さない
 いい人を率先して採用している。
 みんながみんな、出世や競争だけを
 考えて生きていくのは息苦しい。

遺伝なのか、環境なのか」
起業家やスポーツ選手は100%努力が染みついている。
自分が成功できたことを、100%自分の実力だと
思ってしまう人は、他人にそれを押し付ける。
本書ではたまたまうまくいった正論で、
それでも少し考え方で変わった部分として、
1%の努力という落とし所を探っている。
そうやって考え方のクセを変えることで、
人生はラクになる。


『エピソード7働かないアリであれ』

「あらゆることを調べつくせ」
働かないアリに必要な二つの要素。
①ダラダラすることに罪悪感がない
②自分の興味あることに没頭できる
これはつまり、“余生”の話でもある。
社会は右肩上がりに成長するというバイアス。
実際は必ずしもそうではない。
ずっとダラダラした日々が続く。
努力が報われなくても生きていける。
“調べる労力を惜しんでないか?”
知らないだけで損するのは、もったいない。

「世界中に善意はある」
パリでも赤羽でも、みんな細々ではあるけど、
幸せそうに生きていることがわかった。
善意ある人は、必ず存在する。

『最後にはすべてを笑い話にできる』

“笑い話をいくつ持っているだろうか?”
世の中の全てのことはネタだということ。
受験、就職、事業、お金がない、
お酒を飲みながら自虐で言えばネタになる。
辛かったり、しんどい目に遭ったら
“これ絶対に笑い話になる”と考えている。
これが最後の思考法だ。

『おわりに』

人生において、自分に向いていない分野に
見切りをつけるのも大事なことだ。
自己分析をし、自分の本当のタイプを
見極めよう。
掘っておいてもやるタイプと、
本当に何もしないタイプがいる。
前者はそのままやっていればいいのだが、
後者は消費者にしかなれない。
自分にしかないもの、
他の人があまり考えないこと、
という武器で勝率を高める。
勝った時は気持ちがいい。
あなたにとって「1%の努力」
とはどんなことを指すのあろうか。
それはあなた自身にしか決められないことだ。


「超」入門 失敗の本質

名著「失敗の本質」を
現代日本の問題と重ね合わせて
23のポイント、7つの視点から
ダイジェストで読む」


“日本人は今こそ、過去の失敗から学ばなければならない”

「失敗の本質とは?」
大東亜戦争における日本軍の
組織的な失敗を分析した書籍。
開戦後の日本の開戦における「戦い方」を対象に、
組織としての日本軍の失敗を研究している。

「失敗の本質から学ぶ敗戦7つの理由」
第1章 戦略性
 日本人は「大きく考える」ことが苦手。
 俯瞰的な目線から最終目標への道筋を
 作り上げることに失敗しがち。
 日本人の「戦略性の弱さ」について解説」
第二章 思考法
 日本人は革新が苦手で、錬磨が得意。
 行き詰まりを見せる日本的思考法から
 脱却するためんも、イノベーションの
 導入として「日本人特有の思考法」を解説。
第三章 イノベーション
 自分たちでルールを作り出すことができず、
 既存のルールに習熟することばかりを
 目指す日本人の気質。日本軍が米軍に
 「戦い方」において敗れた理由を読み解く。
第四章 型の伝承
 創造ではなく「方法」に依存する日本人。
 私たちの文化と組織意識の中には、
 イノベーションの芽を潰してしまう要素が
 あることを明らかにしていきます、
第五章 組織運営
 日本軍の上層部は、現場活用が徹底的に下手
 でした。組織の中央と現場をどう結びつけ、
 いかに勝利に近づけるかを考えます。
第六章 リーダーシップ
 現実を直視しつつ、優れた判断を下すことが
 常に求められる戦場。正しい方向性に組織を
 引っ張り、環境変化を乗り越えるために
 リーダーが行うべきことについて解説。
第七章 日本的メンタリティ
 空気の存在や、厳しい現実から芽を背ける
 危険的な思考への集団感染、そして日本軍
 敗戦を象徴する「リスク管理の誤解」
 について考えます。


『第一章 なぜ「戦略」が曖昧なのか?
 プロフェッショナル暴走の謎』


米 軍 「目標達成につながる勝利」が多かった
日本軍 「目標達成につながる勝利」が少なかった

日本軍の70%の努力は無意味だった。
日本軍が駐留した25島のうち、
米軍が上陸占拠したのはわずか8島のみ。
米軍はどの戦闘で勝利すれば目標達成に
繋がる化を優先する“太極的な戦略”をとっていた。


『第二章 なぜ日本的思考は変化に対応できないのか』

「操縦技術、射撃精度を極限まで追求した日本人」
「ゼロファイター」。
連合軍からこう呼ばれていた零戦は、
登場時は性能差で圧倒的な勝利を収めた、
日本が誇る名戦闘機です。
零戦の戦果を支えた要因に「パイロットの優れた技能」
が挙げられる。
空中性能を極限まで高めた戦闘機
    ×
パイロットの優れた技能
零戦はこうして空を制覇した。
米軍はどのように対抗したか。
日本軍とは真逆の発想、
「達人を不要とするシステム」
で日本軍対抗した。
・操縦技能が低くても、勝って生き残れる
 飛行機の開発と戦術の考案
・命中精度を極限まで追求しなくても、
 撃墜できる砲弾の開発
・夜間視力が低くても、敵を捉えるレーダーの開発
達人ではなく、システム思考で戦闘を転換させた。
勝利するポイントを空中性能では点に変えた。
米軍がゲームのルールを変えてしまった。

『まとめ』
その後も同じように米軍は次々とルールを変え、
現場の意見を活用したイノベーションを起こし、
優れたリーダーのもと、組織力で日本軍を圧倒した。
対する日本軍は日本的な型の継承に拘り、
現場の意見よりも、上の指示が絶対という権威的な
体制を変えられず、イノベーションの可能性を無視、
錬磨の精神、根性論にしがみつくしか、
対抗する道がなくなってしまった。

そこから学ばなければいけないと思う。
戦後の日本企業の躍進、
その後の衰退も日本軍の失敗と重なる、
と筆者は語る。
半導体の性能を地球した日本、
プラトフォームという仕組みでシェアを
支配するアメリカ。

“ゲームのルール(指標)を変えた者だけが勝つ”

日本の得意な錬磨を活かし、
アメリカ人的な思考も取り入れる。
そうしたら、もっと日本の未来は明るくなるのでは。
そう感じた。


【読書感想】

天才は努力じゃなくて、没頭している。
日本では努力があまりにも美化され過ぎでは?
そう感じた。
努力すれば素晴らしい、かっこいい。
だから努力している自分に満足してしまう。
だけど、大事なことって、結果を出すこと、
結果に満足できることだと思う。
努力すれば結果から逃げられる。
僕には、そんな弱い思考がある。
努力は言い訳じゃない。
そもそも天才達は努力と思っていない。
そんな気がするのだ。
宮崎駿監督の映画作り、
その一端をっみて、そう思うのだ。
目的のために実行しているだけ。
それを周りが努力といっている。
ひろゆきさんの1%の努力も、
事前に考える努力は、楽そうに表現されているけど、
結局楽ではなく、キツくて面倒なこと。
それができるのは、
何をツボに入れるかをしっているから。

「努力が100%の思考」
ただ目の前のことを、愚直にやればいい。
考えるよりも、とにかく技術を磨く。
かつての日本軍を連想させる。

「1%の努力」
あなたの一番大切なことを、まず考える。
それを少しの努力で大きな成果を出せないかと、
考えてみる。
ルールを変えて勝負できないか、とか。
環境を変えてみるとか。

“努力じゃなくて、思考回数が
幸運を運んでくれる”

失敗の本質を読んでも自分がどちら側で考えるべきか、
それを示してくれた。
たまたま読んだ2冊が、より相乗効果を高めてくれた。

“読書ってこんなこともあるのか”

こういう発見や出会いがあるから、
読書はやめられない。

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