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【新刊案内】2022年10月発売作品

note読者のみなさま、こんにちは!

さて、月に一度のShoPro Books新刊アメコミ情報、今回は10/20頃発売の新刊4タイトルと10月の新規電子配信タイトルをご紹介します。

今月は、DCからマイク・ミニョーラが手がける異色のエルスワールド作品第2弾、マーベルからは新作映画への期待が高まるブラックパンサータイトル2作と、若手ヒーローチームのシリーズ第2弾をお届けします!

10/20頃発売『バットマン:ゴッサムに到る運命』(DC)

あの『ヘルボーイ』のマイク・ミニョーラが紡ぎ出す「バットマン」×「クトゥルー神話」の驚異の物語!

『バットマン:ゴッサムに到る運命』
マイク・ミニョーラ、リチャード・ペイス[作]トロイ・ニクシー[画]森瀬 繚[訳]

本作『バットマン:ゴッサムに到る運命』は、90年代に「正史とは異なる世界のヒーローたちを描く」というコンセプトでDCコミックスが展開していた〈エルスワールド〉レーベルで、2000年11月から翌年1月にかけて全3号で刊行されたリミテッド・シリーズです。

ストーリーを担当するのは、『ヘルボーイ』などの作品で知られる人気クリエイターのマイク・ミニョーラ。〈エルスワールド〉シリーズでは他に、バットマンと切り裂きジャックの対決を描いた『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』などを手がけています。

そのミニョーラが、本作でテーマにしたのは「クトゥルー神話」。「クトゥルー神話」とは、怪奇・幻想小説の先駆者のひとりとして知られるアメリカの小説家H・P・ラヴクラフトとその友人の作家たちが創造した架空の神話のことで、世界中に熱狂的なファンがいることでも有名です。

舞台となるのは1928年。世界各地を放浪していたブルース・ウェインは、行方不明になったゴッサム大学のオズワルド・コブルポット教授率いる遠征隊を捜索するため、南極のケープ・ヴィクトリアを訪れます。

そこで一行を待ち受けていたのは、遠征隊員たちの死体と、異形の姿となって氷原を彷徨う教授、そして氷の中に閉じ込められた巨大な怪物でした。

異常な事態を前に退却を余儀なくされた捜索隊でしたが、それはさらなる悪夢の序章に過ぎませんでした……。ゴッサムへと帰還したブルースたちに、奇妙な出来事が次々と襲いかかります。

はたしてバットマンは、ゴッサムに降りかかろうとする災厄にどう立ち向かうのでしょうか。今年のサンディエゴ・コミコンで2023年のアニメーション映画公開が発表されたことでも話題の本作、どうぞお見逃しなく!


10/20頃発売『ブラックパンサー:黒豹を継ぐ者』(MARVEL)

倒れたティチャラ。次なるブラックパンサーは誰だ? 11月11日公開の映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で話題必至の新ブラックパンサーを描く注目作!

『ブラックパンサー:黒豹を継ぐ者』
レジナルド・ハドリン[作]ケン・ラシュリー[画]中沢 俊介[訳]

本作『ブラックパンサー:黒豹を継ぐ者』は、2005年に『ブラックパンサー:暁の黒豹』(小社刊)から始まるシリーズを立ち上げたライターのレジナルド・ハドリンが、2009年に新たに創刊した「ブラックパンサー」シリーズ#1-6を収録したものです。

ブラックパンサーに守られ、繁栄するアフリカの王国ワカンダ。しかし、その称号を冠する国王ティチャラが謎の会合で重傷を負い、昏睡状態に陥ってしまうところから物語は始まります。

比類ない国力で侵略を寄せつけないワカンダとはいえ、指導者であるブラックパンサーはすべての力の源。もしティチャラが昏睡から目覚めなければ、後継者を選ばなくてはなりません。

後継者としてふさわしいのははたして誰か。最有力候補として名が挙がったティチャラの妹シュリは、ブラックパンサーを継ぐため、危険な儀式に臨むことになります。

一方で、ブラックパンサー不在のワカンダを狙い、新たな脅威が迫りつつあり……。

はたして偉大な王ティチャラの後を継ぐにふさわしいのは誰なのか。シュリの試練の行方は? 映画公開に先駆けて、新ブラックパンサーの物語をぜひお楽しみください!


10/20頃発売『ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー』(MARVEL)

神秘の王国ワカンダ、そしてブラックパンサーの歴史がいま明かされる! 若きティチャラの王としての責務と覚悟を描く話題作がついに登場。

『ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー』
エヴァン・ナーシス[作]タナハシ・コーツ[ストーリー監修]
ポール・ルノー、ハビエル・ピナ 他[画]秋友 克也[訳]

本作『ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー』は、2018年に全6話のリミテッド・シリーズとして刊行された作品で、この50余年の間に展開されたブラックパンサーのオリジンやワカンダの設定を取りまとめ、一つの物語として再構築した作品です。

ライターを担当したのは、黒人社会とポップカルチャーの関わりに焦点をあてた記事などで知られるメディアジャーナリストのエヴァン・ナーシス。さらに本作は、現代のアフリカ系アメリカ人を代表する作家のひとりで、全米図書賞を受賞したノンフィクション『世界と僕のあいだに』などの著作で知られるタナハシ・コーツがストーリー監修を務めたことでも話題です。

本作は、「物心ついてからのブラックパンサーファン」を自称するライターのナーシスが、実は「ワカンダの存在が世界に公表される瞬間がコミックスで描かれていない」と気づいたことをきっかけに誕生しました。

王はいかなる思考の末に、征服されざる国の秘密を脱ぎ捨てようと決めたのか。本作は、ティチャラの祖父であるアズーリ王とキャプテン・アメリカの友情、父ティチャカ王の波乱に満ちた治世を辿りつつ、新たな王となったティチャラがワカンダの守護者としての責務にどのように向き合っていくかを描きます。

ジャカラ、ホワイトウルフ、キルモンガーといったワカンダの王座を狙う者たち、そして海底王国アトランティスの王ネイモア、東欧ラトベリアの独裁者ドクター・ドゥームといった他国の王たちとの因縁も描かれ、ブラックパンサーの歴史を一冊で振り返ることのできる内容となっています。

新作映画公開を前に、ブラックパンサーについておさらいしたい方、はじめてブラックパンサーに触れる方への入門として最適な一冊、ぜひお楽しみください!


10/20頃発売『ヤング・アベンジャーズ:ファミリー・マターズ』(MARVEL)

MCUにも続々と登場! 若きヒーローたちの活躍を描く群像劇のシリーズ第2弾が登場!

『ヤング・アベンジャーズ:ファミリー・マターズ』
アラン・ハインバーグ[作]ジム・チャン他[画]吉川 悠[訳]

本作『ヤング・アベンジャーズ:ファミリー・マターズ』は、『ヤング・アベンジャーズ:サイドキックス』(小社刊)に続く、2005年創刊の「ヤング・アベンジャーズ」シリーズの第2巻です。

前回、征服者カーンとの戦いで、リーダーだったアイアンラッドを失ったヤング・アベンジャーズ。

埋められない喪失感を抱えながらも、ヒーロー活動を続けることを決意したヤング・アベンジャーズのメンバーでしたが、アベンジャーズをはじめ、彼らの周りの大人たちは、ヒーロー活動を続けることを良しとはしませんでした。

ヒーロー活動のことを親にどう打ち明けるべきか、自らのアイデンティティにどう向き合うのか。ティーンエイジャーのヒーローならではの、さまざまな障壁にぶつかりながら、彼らはヒーローとしてまた一段成長することになります。

さらに本作では、前回語られなかった、メンバーに関する多くの謎とオリジンが明かされるのですが、そのなかで、とあるメンバーの“家庭の事情”が、世界を揺るがすほどの大問題に発展してしまい……?

少年少女たちは仲間を守り、世界を救うことができるのでしょうか。現在進行中のMCUでもキャラクターが次々と登場し、今後の重要なキーともなりそうなヤング・アベンジャーズ。彼ら若きスーパーヒーローの青春群像劇をどうぞお楽しみください!


10月マーベルコミックス電子配信タイトル

10月は下記の新刊3タイトルを電子配信します。

■10/20配信予定
《新刊タイトル》

ブラックパンサー:黒豹を継ぐ者
ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー
ヤング・アベンジャーズ:ファミリー・マターズ

配信が開始次第、ShoPro Booksのアメコミ公式Twitter(@ShoProComics)でお知らせしますので、ぜひフォローをお願いします。主要電子書籍取り扱いストアにて順次配信開始します!


それでは今回はこのへんで。次回は2022年11月の新刊案内にてお会いしましょう!


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