【新刊案内】2023年5月発売作品

2023年5月12日 18:00

note読者のみなさま、こんにちは！
月に一度のShoPro Books新刊アメコミ情報、今月は刊行タイトルがなんと６点あります！
DCからは、映画公開を控えて注目されているDC最速ヒーローの最新作、マーベルからは、大型クロスオーバーイベント作品と映画『スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース』で話題のスパイダーファミリーの関連コミックスをお届けします！

5/25頃発売『フラッシュ：イヤーワン』（DC）

驚異的なスピードで原子を揺さぶり、弾丸より早く駆け抜けるスーパーヒーロー“フラッシュ”は、いかにして誕生したのか？　DCユニバースで最速のヒーローのオリジンを描く話題作がついに登場！

**『フラッシュ：イヤーワン』**
ジョシュア・ウィリアムソン［作］ハワード・ポーター［画］秋友克也［訳］

本書『フラッシュ：イヤーワン』は、DCヒーローのオリジンと誕生当初の活躍を描く、いわゆる「イヤーワン」スタイルで、2019年7～9月にかけて全6話で展開されたエピソードをまとめた読み切り作品です。

セントラルシティの科学捜査官として働きながらも、犯罪者を捕まえる日々に、どこか無力感を感じていたバリー・アレン。

そんなバリーの人生は、不慮の事故によって一変することに！　雷に打たれ化学薬品を浴びたことによって、バリーは驚異的なスピードで原子を揺さぶり、弾丸より早く駆け抜ける能力を獲得したことに気づきます。

そして、時空すらも超える脅威のスピードで、バリーがたどり着いたのは、キングタートルとその手下によって支配され、荒廃した近未来のセントラルシティでした。

そこで、スーパーヒーロー”フラッシュ”となった未来の自分と出会ったバリーは、未来で起こる悲劇を止めるため、ヒーロー”フラッシュ”となることを決意するのですが……。

はたしてバリーはセントラルシティの未来を守ることができるのでしょうか？　DCユニバース最速のヒーロー、フラッシュの物語がここから始まります！

映画『ザ・フラッシュ』の公開に先駆け、フラッシュのオリジンを知っておきたい、という方には入門にぴったりの一冊です！

5/25頃発売『ウォー・オブ・ザ・レルムス』（MARVEL）

ダークエルフの王マレキスとその軍勢によって、アスガルドを含む九つの王国は陥落した。最後に残った地球を攻め落とすべく侵攻を開始したマレキス軍に最強ヒーローたちが立ち向かう！　マーベル・ユニバースを揺るがす大戦争、ここに開幕！

**『ウォー・オブ・ザ・レルムス』**
ジェイソン・アーロン［作］ラッセル・ドーターマン［画］石川裕人［訳］
※電子書籍も同時発売

本作『ウォー・オブ・ザ・レルムス』は、2019年4月から7月にかけて展開されたクロスオーバーイベント。本作でもライターを務めるジェイソン・アーロンが『ソー：ゴッド・オブ・サンダー』（ヴィレッジブックス刊）から実に６年にわたって紡いできたソーの物語の集大成となる作品です。

本作へと至る前の展開で、ダークエルフの王マレキスとその軍勢により、アスガルドを含む九つの王国は陥落……。元凶であるマレキスと直接対決するため、ロキに導かれて霜の巨人の国ヨトゥンヘイムへとやってきたソーは、敵の策略にはまり、足止めされてしまいます。

その間にマレキス軍は、最後に残った国であるミッドガルド――つまり、地球を攻め滅ぼすべく、侵攻を開始。

そんなマレキス軍地球最強のヒーローたちが迎え撃ちます。はたしてアベンジャーズは、アスガルドの民たちは、そしてソーは、マレキスを打倒し、地球を守り切ることができるのでしょうか？

かつてないスケールで繰り広げられる、王国大戦“ウォー・オブ・ザ・レルムス”。マーベルの話題のクロスオーバーイベントを、どうぞお見逃しなく！

5/25頃発売『マイルス・モラレス：ストレイト・アウタ・ブルックリン』（MARVEL）

“もうひとりのスパイダーマン”ことマイルス・モラレスが、ブルックリンの平和を守るため、今日も街を飛び回る！　マイルス・モラレスの単独誌がついに初邦訳で登場！

**『マイルス・モラレス：ストレイト・アウタ・ブルックリン』**
サラディン・アーメッド［作］ハビエル・ガロン［画］吉川悠［訳］
※電子書籍も同時発売

本書『マイルス・モラレス：ストレイト・アウタ・ブルックリン』は、2018年12月から2019年５月にかけて刊行された『マイルス・モラレス：スパイダーマン』#１～６を収録したシリーズ1巻です。

アフリカ系とヒスパニック系の両親に育てられ、現在はルームメイトたちと共に学生寮に暮らす、マイルス・モラレス。

13歳の頃、遺伝子改造された蜘蛛に咬まれてスーパーパワーを得た彼は“親愛なる隣人”スパイダーマンとなって、ホームタウンであるブルックリンを飛び回る毎日を送っています。

ある日、マイノリティの幼い子供ばかりを狙った連続誘拐事件が発生。マイルスは、ひょんなことから、サイを象った戦闘スーツに身を包むヴィラン、ライノと共に、一緒にこの事件の捜査に乗り出すことになります。

ライノとともに、囚われた子どもたちの居場所を突き止めたマイルスでしたが、それは、おぞましい陰謀の始まりにすぎませんでした……。

はたしてマイルスは、罪なき子供たちを救い出すことができるのでしょうか!?　映画『スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース』の公開を控え、注目が集まるマイルスの活躍を、どうぞお楽しみください！

5/25頃発売『スパイダーマン・ノワール』（MARVEL）

最後に勝つのは善人か悪人か……暗黒の時代に誕生したスパイダーマン”ノワール”の活躍を描いた単独作が、待望の初邦訳！

**『スパイダーマン・ノワール』**
デイビッド・ハイン、ファブリス・サポルスキー［作］
カルミネ・ディ・ジャンドメニコ［画］中沢俊介［訳］
※電子書籍も同時発売

本書『スパイダーマン・ノワール』は、2008年12月から翌年3月にかけて全4話で刊行されたミニシリーズです。1930年代の並行世界（アース90214）を主な舞台にした「マーベル・ノワール」の一環として刊行され、2014 年のイベント『スパイダーバース』（ヴィレッジブックス刊）をきっかけに、本作の主人公、スパイダーマン・ノワールは、並行世界のスパイダーマンの一人として脚光を浴びることになりました。

本作の舞台は、アメリカでの株価暴落により世界恐慌に陥ってから４年後の1933年。ニューヨークはギャングの首領ゴブリンによって牛耳られ、警察、政治家もグルになって不都合な事実をカネと引き換えに排除する、腐敗しきった街と化していました。

おじを無惨に殺され、活動家のおばであるメイ・パーカーと共に暗い青春時代を送ったパーカーは、一市民として社会を変えようともがく日々を送っています。

そんなある日、クモに咬まれたことで、驚異的な能力を得たパーカーは、その力で、社会を変えようと立ち上がるのですが……。

自由と平等が許されない世界で、はたして正義は通用するのか!?　実写ドラマ化も発表され、ますます注目が集まるスパイダーマン・ノワール。いつもと一味違うノワールの世界を、ぜひお楽しみください！

5/25頃発売『シルク』（MARVEL）

昼間はネットニュースのレポーター、夜は犯罪と闘うスーパーヒーロー”シルク”！　スパイダーマンを凌ぐ能力を持ったニューヒロインが登場！

**『シルク』**
モーリーン・グー［作］タケシ・ミヤザワ［画］権田アスカ［訳］
※電子書籍も同時発売

放射線を浴びたクモに咬まれ、その影響でピーター・パーカーはクモの能力を得てスパイダーマンとなった――多くの人が知るこのエピソードですが、実はこの物語には続きがあったことをご存じでしょうか？

なんとピーターを咬んだクモは、その後、近くにいた韓国系アメリカ人の少女の足首も咬んでいたのです。
それが本作の主人公、シルクことシンディ・ムーンです。ピーターと同じクモに咬まれ、スパイダーマンと同等か、それ以上のスーパーパワーを得たシンディは、その高い能力を狙う者から身を隠すため、10年以上にわたり、秘密の地下シェルターに隔離されていました。

2021年4～8月にかけて刊行された『シルク』#１～５をまとめた本書は、そんな地下シェルターでの日々から解放され、家族との再会を果たしたシンディが、ニューヨークの街で活躍する姿を描いた作品です。