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【新刊案内】2023年8月発売作品

note読者のみなさま、こんにちは!
毎日暑い日が続いていますね。

さて、月に一度のShoPro Books新刊アメコミ情報、今月はDCから、映像化が話題のあのヒーローの初単独誌Black Labelの話題作、マーベルからは、豪華ヒーローが勢ぞろいのミニシリーズ豪華クリエイター陣が競演するスパイダーマン作品ドラマで話題の、あの盲目のヒーローの単独誌をお届けします!


8/24頃発売『スーサイド・スクワッド:ゲット・ジョーカー!』(DC)

政府の汚れ仕事を担う特殊部隊スーサイド・スクワッド。彼らの次なる標的は……バットマン最大の宿敵、ジョーカー! スーサイド・スクワッドは、最凶ヴィランを捕縛できるのか?

『スーサイド・スクワッド:ゲット・ジョーカー!』
ブライアン・アザレロ[作]アレックス・マリーヴ[画]吉川 悠[訳]

本作は、注目度の高いクリエイターを起用し、レギュラーシリーズとは独立した世界観でメジャーキャラクターの自由度の高いストーリーを展開する「BLACK LABEL (ブラックレーベル)」作品として、2021年10月から2022年5月にかけて全3号で刊行された作品です。

減刑を条件に、犯罪者たちが政府の汚れ仕事を担う特殊部隊スーサイド・スクワッド。彼らを率いる指揮官アマンダ・ウォーラーは、次なるターゲットの捕縛のため、ある人物を訪ねてベル・レーヴ重刑務所にやってきます。

その人物とは……かつてジョーカーに無残にその命を奪われた二代目ロビンことジェイソン・トッド。

その後レッドフードとして蘇り、犯罪者を容赦なく始末してきたジェイソン・トッドは、法の下に裁かれ、いまは刑務所に収監されていました。そんなジェイソン・トッドにアマンダ・ウォラーが持ち掛けたのが、減刑と引き換えに、スーサイド・スクワッドの一員として犯罪界の道化王子ジョーカーを殺すこと。

ハーレイ・クインらスーサイド・スクワッドのメンバーとともに、ジョーカーを追い詰めるジェイソン・トッドでしたが、それこそがジョーカーが仕掛けた罠でした。

はたして窮地に追い込まれたスーサイド・スクワッド、そしてジェイソン・トッドに勝機はあるのでしょうか? 
『ジョーカー』『バットマン:ヨーロッパ』などの作品で知られるブライアン・アザレロと、『ムーンナイト/光』『ムーンナイト/影』などを手掛けるアレックス・マリーブが手掛ける、明日なき者たちの壮絶な戦い。衝撃のラストをお見逃しなく!

8/24頃発売『ブルービートル:青い衝撃』(DC)

テキサス州エルパソに住む、ごく普通の16歳の少年ハイメ・レイエス。ある日、謎めいた遺物“スカラベ”を拾ったことで、少年の運命は一変する! 話題のニューヒーロー”ブルービートル”の物語!

『ブルービートル:青い衝撃』
キース・ギフェン、ジョン・ロジャース[作]カリー・ハムナー他[画]中沢俊介[訳]

本書の主人公であるブルービートルことハイメ・レイエスは、2005 年の『インフィニット・クライシス』(ヴィレッジブックス刊)で初登場したキャラクター。その後、単独誌として2006 年に創刊された『ブルービートル』#1-6を収録したのが、本書『ブルービートル:青い衝撃』です。

ハイメ・レイエスはテキサス州エルパソに住む、ごく普通の16歳の少年。ある日、虫の石“スカラベ”を拾ったことがきっかけで彼の人生は一変してしまいます。

聞いたこともない言葉が突如、口をついて出るようになったかと思えば、不思議な力を持った連中にも、なぜか命を狙われることに。
追い詰められたハイメでしたが、そのとき突然ハイメの身体を青い鎧が包み込み、驚異的なパワーで敵をなぎ倒します。

そう、ハイメはスカラベに選ばれ、青き鎧を纏うヒーロー”ブルービートル”になったのでした。

一晩たち、気が付いた時には荒野に一人取り残されていたハイメ。家に帰りつくと、驚くべきことに、自分が姿を消してから1年もの月日が流れていました。

戸惑うハイメの前に現れる異能者、魔術の新時代を築くためハイメの能力を狙うラ・ダーマ……次々と襲い掛かる敵に、新米ヒーロー“ブルービートル”はどう立ち向かうのか? 映像化を控え、注目が集まるニューヒーロー“ブルービートル”の物語をお見逃しなく!

8/24頃発売『スパイダーマン:フル・サークル』(MARVEL)

ジョナサン・ヒックマン&クリス・バチャロ、ジェリー・ダガン&グレッグ・スモールウッド、ニック・スペンサー&マイケル・オールレッド……豪華クリエイター陣の競演が織りなす究極のエンターテインメント!

『スパイダーマン:フル・サークル』
ジョナサン・ヒックマン他[作]クリス・バチャロ他[画]高木 亮[訳]
※電子書籍も同時発売

本書は、2019年12月に発売された『アメイジング・スパイダーマン:フル・サークル』に特典ページを追加した単行本の日本語版で、現行のストーリーとは特に関係なく楽しめる独立した読み切り作品です。
本書の最大の特徴は、複数の作家チームがリレー形式でストーリーを制作した作品であるということ。下記のリストをご覧いただければ、そのクリエイターの豪華さがおわかりいただけるのではないでしょうか。

Part 1
ジョナサン・ヒックマン[作]×クリス・バチャロ[画]
Part 2
ジェリー・ダガン[作]×グレッグ・スモールウッド[画]
Part 3
ニック・スペンサー[作]×マイケル・オールレッド[画]
Part 4
ケリー・トンプソン[作]×バレリオ・スキティ[画]
Part 5
アル・ユーング[作]×クリス・スプロース[画]
Part 6
チップ・ズダースキー[作]×レイチェル・ストット[画]
Part 7
ジェイソン・アーロン[作]×キャメロン・スチュワート[画]
Part 8
ジェリー・ダガン、ニック・スペンサー、アル・ユーング[作]
×マーク・バーグリー[画]

物語は、スパイダーマンがニック・フューリーに起こされて目覚めるところから始まります。場所は、戦闘のあとの廃墟と化したA.I.M.の研究所。

どうやらA.I.M.の秘密兵器に関わる任務の最中のようなのですが、一時的に記憶を失っているらしいスパイダーマンとともに、読者は何が起きているのかを探りながら話を読み進めていくことになります。

研究所から脱出用シャトルに乗って逃げた敵を追いかけ、地球に降り立ったスパイダーマンは、そこで人狼化した人々を目撃することに!

はたしてA.I.M.がたくらむ「人類人狼化計画」の謎とは? そして要所要所でスパイディに話しかけてくる謎の声の正体は?
二転三転する物語とともに、章を追うごとに窮地に立たされていくピーターパーカー。はたして作家陣全員で取り組んだ最終章で、ピーターがたどり着いた真実とは……。今をときめくクリエイター陣の豪華競演による物語を、どうぞお楽しみください!

8/24頃発売『マーベル:ダーク・エイジズ』(MARVEL)

その日、世界は闇に包まれた――。世界から電力が失われ、闇に閉ざされた地球。科学技術のない世界でヒーローたちは世界の終末アポカリプスに立ち向かう!

『マーベル:ダーク・エイジズ』
トム・テイラー[作]イバン・コエリョ[画]中沢 俊介[訳]
※電子書籍も同時発売

本書は、2021年9月から2022年3月にかけて全6号で刊行された読み切りシリーズ。DCの『ディシースト』シリーズや、『スーパーマン:サン・オブ・カル=エル/ザ・トゥルース』などの作品で知られる人気ライターのトム・テイラーが脚本を手がけ、現行のストーリーからは独立した”もしも”の世界を舞台に展開されるオリジナルストーリーです。

ある日突然、強烈な危険を察知したスパイダーマンたち。それは、「世界の終わり」が迫っていることを知らせる信号でした。

宇宙の守護者ウアトゥ・ザ・ウォッチャーは、封印された古代の機械アンメイカーが目覚めたことで、地球が存亡の危機にあるということをヒーローたちに伝えます。

一丸となってアンメイカーに立ち向かうものの、最強の敵を前に、一人、また一人と倒されていくヒーローたち……。最後の頼みの綱であるドクター・ストレンジは自らの命と引き換えに、異次元の電磁パルスをアンメイカーにぶつけることで、その活動を止めることに成功します。

ですが、アンメイカーを倒した電磁パルスの波は地球を包み込み、あらゆる電子機器を停止させてしまいます。こうして地球から光が消え、すべては闇に包まれました……。

それから7年後、科学技術が死に絶え、火力、風力のみが残された荒廃した地球に残されたヒーローたち。闇の到来とともに訪れた”アポカリプス”に対し、彼らはどう立ち向かうのでしょうか?
アベンジャーズ、X-MEN、ファンタスティック・フォーなど、オールスター出演でお送りする壮大な物語を、お楽しみください!

8/24頃発売『デアデビル:ノウ・フィアー』(MARVEL)

「汝、人を殺すなかれ」――法と神の名の下に正義の裁きを行う盲目のクライムファイター“デアデビル”。“恐れ知らずの男”デアデビルが、自らの恐れと向き合う傑作コミックがついに邦訳!

『デアデビル:ノウ・フィアー』
チップ・ズダースキー[作]マルコ・チェチェット[画]小池 顕久[訳]
※電子書籍も同時発売

本書『デアデビル:ノウ・フィアー』は、2019年に創刊された『デアデビル(Vol.6)』の#1~5「ノウ・フィアー編」をまとめたものです。

大怪我から回復し、街にはびこる犯罪者たちに警告するため、再びヘルズキッチンに舞い戻ったデアデビル。

ですが、能力が完全には戻りきっていない彼は、いつもなら簡単に倒せるはずの強盗相手にも苦戦してしまいます。

なんとか状況を切り抜け帰路についたマットでしたが、なんとその強盗のうちの一人が死亡。殺害の犯人はデアデビルである、と生き残った仲間が主張したことから、マットは殺人容疑をかけられ指名手配されることに……。

法と神の名の下に「人を殺さない」ことを信条としてきたデアデビルは、自分を陥れようとする何者かの陰謀であると考え、捜査を開始するのですが……。

デアデビルを執拗に狙う宿敵キングピンことウィルソン・フィスク、そしてデアデビルを「独善的な暴力を振るうビジランテ」として追うノース刑事……さまざまな登場人物たちの思惑が入り乱れながら、マットはデアデビルとして活動を続けた先にある”恐れ”に向き合うことになります。

デアデビル誌のなかでも、特に傑作との呼び声が高いチップ・ズダースキー期の『デアデビル』。ドラマでも注目されている盲目のクライムファイターの物語をぜひお楽しみください!

それでは今回はこのへんで。次回は2023年9月の新刊案内にてお会いしましょう!

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