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セントチヒロ・チッチ(BiSH)の詞で音楽の楽しみ方が変わった

「よなよな」を聴きながら書いております。2回目の投稿です。鈴木さんラスト。急やな〜。
「残念です。ほんまに。僕そんな気がしないです(ユースケ)」

清掃員〜この曲がすごい〜

さて、今回のタイトルから察する方は察しますよね。
はい、清掃員(BiSHのファンのこと)です。Mステ新規ってやつです。

ということで今回は
僕が今一番好きなアーティスト、
BiSHで一番好きな歌について書いてみよう思います。

その曲はこちら、ろっくんろおるのかみさまです。​

もちろん全ていい曲なんですが、
この曲が好きな理由は歌詞です。とにかく。
BiSHはメンバーが歌詞を書くことが多いんですが、
この曲の詞はセントチヒロ・チッチさんが手がけています。
(以降はチッチと書かせてもらいます)

僕はこの曲を聴くまで、BiSHに限らずあんまり歌詞を意識して歌を聴いていませんでした。ただ、これを初めて聴いたときに
「俺のこと言うてるん!?」ってなりました。
では、その歌詞を紹介していきます。
(黒くしている部分が歌詞を引用している箇所です)

チッチがインタビューでこの歌詞について話している記事もあるので、そちらも紹介します。

悲劇のヒロイン〜さ、ら、ば〜

ご機嫌斜めの顔でふらついてた
挫折に酔いしれ悲劇のヒロインなのかい

まずこの2行ですよ。
自分で言うことではないかもしれないですが、
僕は小6で初めての挫折を経験しています。
中学受験の失敗です。
小学生までの知り合いしか知らないと思いますが。

中学生になっても高校生になっても、そのことを何かあるたびに思い返してはへこんでいました。
今も忘れることはないです。

ただ、この歌詞を聴いて思いました。
「俺、悲劇のヒロインぶってるわ」と。

いつまでも過去を引きづり、何かあるたびに
「結局あそこで失敗したのが原因で現状の自分になってるんやなぁ」と思って逃げていました。そう、ただ逃げているだけなんですよね、こういうのって。物語の主人公、悲劇のヒロインを自分に置き換えて、こんな自分かわいそうでしょ?って思って現実から逃げてるだけやねんなぁ。

この「挫折に酔いしれ悲劇のヒロインなのかい」ですが、BiSHが所属する事務所の代表、渡辺さん(ジュンジュン)から言われた言葉だそうです。

この2行で完全にこの曲に聴き入ってしまいました。

続いて

なんだか後悔だらけで
みっともないけれど
偽物だらけ世界壊して
さ、ら、ば

「そんなみっともない後悔(過去)にはさよならしてまおう」、というチッチからのメッセージと捉えています。
憶測でものを言うのはよくないですが、
チッチ自身もそう思ってるんじゃないですかね。

1サビ〜殴られ目が醒める〜

君に届けば 夢で逢えたら
ラララ高く叫ぶ みたいな
嗚呼滲む空 冷たい風に
殴られ目が醒める 変われるかな

ここで言う”君”とは歌を聴いている人(清掃員)のことをさします。
(後で紹介するインタビューで話しています)

後悔するときって必ず一人のときやと思います。
僕が挫折を思い出すとき、後悔するときも絶対一人のときです。

学校、仕事からの帰り道、一人で歩いてるときに
「あんときこうしとけば」「あそこで間違えへんかったら」とか
思い出す。そんなときに一人冷たい風に殴られて「過去ひきづったらあかん」って思わされる。そんな日常の出来事を書いているんかなと感じました。

誰かと比べる駄目なくせ〜さ、ら、ば〜

誰かと比べる駄目なくせ治せよ
お前はお前の人生急いでやればいい
ロックンロールの神さま
あたしに言ったけど
人生万歳くるのでしょうか
さ、ら、ば

2行目までで思わず「はい!」って返事してしまいます。

僕がいろんな事柄に関して後悔するとき、決まって比べる人物がいます。
「あんとき失敗せんかったらあいつみたいな人生歩めてたんかな」と。

ただね、チッチの言う通り僕は僕の人生を歩めばいいだけなんです。
この挫折を経験していることで、僕はこの歌のことも好きになったし、
BiSHをより好きになることができました。

チッチにとっての”ロックンロールの神さま”は尊敬している方でしょう。
それが僕にとってはチッチやったんです。

人生万歳がくることを願い、そんな過去には”さ、ら、ば”します。

2サビ・落ちサビ〜そんじゃあね〜

君に届けば 夢で逢えたら
それだけで生きてる 変われたかな

君に届けば 夢で逢えたら
道の先に恋い焦がれ毎日

君に届けば 夢で逢えたら
ラララ高く叫ぶ みたいな
嗚呼滲む空 冷たい風に
殴られ目が醒める そんじゃあね

「道の先に恋い焦がれ毎日」
”君”は歌を聴いている人(清掃員)のことをさしている、と書きました。
すなわち”毎日清掃員のことを思ってくれている”と捉えていいですよね。
このコロナ禍でもBiSHの活動を通して、メンバーが清掃員のことを思ってくれていると、随所に感じることもできました。

そして一番最後の言葉
「そんじゃあね」
”重い、暗い過去があっても今を生きよう。自分は自分”
そんな過去には軽くさよならしてしまおうというメッセージとして捉えると、とても気が楽になって明日からの生きる糧になります。

まとめ〜チッチの歌詞への思いを添えて〜

僕はこの曲を聴いてから、他の歌手の歌を聴くときも、歌詞に注目するようになりました。朝ドラ「エール」を見ていてもそう思います。

チッチは音楽ナタリーさんのインタビューで
この歌詞に込めた思いを答えています。

詳しくはこのインタビューを読んでいただきたいんですけど、
チッチは「完全に私の歌」と仰っています。

そう思いながら聴くと、
BiSHを好きな方はチッチのことがさらに気になるやろうし、
知らない方は、この曲をきっかけに聴いていろんな曲を聴いてハマってください!

なんかの間違いでこれチッチ読んでくれへんかな。
チッチに届けば、ラララ高く叫ぶよ、、、

終わりに〜チッチ作詞の新曲が楽しみ〜

最後に勝手に宣伝を。
BiSHは7/22に3.5thアルバムをリリースします。

その中で、
チッチが作詞した曲「I’m waiting for my dawn」も収録されています。

「素直に湧き出た気持ち」
これだけでどんな歌詞なのか、歌なのか、楽しみすぎます。

BiSHがどんどん好きになる。

今月行く予定やったライブは中止になってしまったけど、
また生で歌を聴ける日まで生きます!

そんじゃあね。

ーMS7ー


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