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オアハカ滞在記録2【オアハカの文化センターを訪れて】

どうも!

実はオアハカ滞在中の後半は、40度の高熱が出たり、次男くんが下痢になったり、飛行機が遅れ、乗り継ぎに間に合わないとなりその対応でバタバタしたりと結構トラブル続きで全く更新する暇がありませんでした。
トラブルは続くものだな〜。

今はオアハカは出発しましたが、オアハカでの滞在記録は引き続き書き留めていきたいと思います。

今回は友人のJuanに連れて行ってもらった、文化センター的なところを紹介していきたいと思います。

連れて行ってもらったのは、「Museo Infantil de Oaxaca」という施設。

廃止された駅をリノベーションして作られた文化交流センター的な施設。

入ってみると、子どもが遊べる公園や図書館もあり、文化交流センターのような施設。もちろん地域に開かれており無料で入場できました。

シェアガーデンやオアハカの伝統的な生活や食文化について体験施設があり、オアハカの伝統的な生活についても学び深い施設でした。
アート作品を作るワークショップや食のワークショップなども地元のオアハカに住むアーティストなどにより定期的に開催されているようです。

駅の待合室的なところをリノベーションして図書館のようにしています。
公園も併設されていています。長男くんもめちゃめちゃ遊びました。笑
併設されているガーデン。このガーデンで栽培されているのは、オアハカの豊かな食文化を支える様々な植物。全部食べれるようです。
オアハカの全統的なキッチンの展示。こちたでワークショップも行われるようです。
こちらは、オアハカの原種の様々なタネの展示。施設ではシードバンクの役割も果たしているそうです。とにかくトウモロコシの種類がすごい多い。色も鮮やかだし。
オアハカの持つ食卓を彩る食材たちの展示。本来的なオアハカの生活を学べます。
コンテナを活用した子どもたち向けのミニシアター施設。施設内にありました。
なんかワクワクする

この施設もまた遊びながらオアハカの伝統的な生活について理解を深められる。これはポートランドにあるOMSIとも非常に近いなと思いました。
以下の滞在記録にちょっとだけ記載されています。

実はこんなような施設がオアハカの中にはいくつも存在するようです。
オアハカ歴史地区(中心地)の中にもあったので紹介してもらいました。

Centro(中心地)にある同じような施設。
ちょうど中庭みたいな感じになっており人々の憩いの場になっています。
子どもたちが遊べるスペースも
全体像を撮り忘れていますが汗
ギャラリーや図書館も併設されており、こちらも様々な取り組みが開催されているようです。

こちらの施設はFAHHOという非営利の財団が運営しているとのこと。

Misión
Nuestra misión es la conservación y difusión del patrimonio natural y cultural de México, y en particular de Oaxaca, así como la preservación de la memoria, la difusión del conocimiento y la promoción de la inclusión y equidad con el fin de disminuir el rezago educativo, abatir el abandono del patrimonio, reducir la agresión al medio ambiente, fomentar la salud y el deporte, propiciar proyectos productivos y favorecer la valoración, el respeto y el amor por el ser humano.
(使命私たちの使命は、メキシコ、特にオアハカの自然・文化遺産の保護と普及、記憶の保存、知識の普及、包摂と平等の促進であり、教育的後進性を減らし、遺産の放棄を減らし、環境への侵略を減らし、健康とスポーツを促進し、生産的なプロジェクトを推進し、人間への感謝、尊敬、愛を奨励することである。)

https://fahho.mx/sobre-nosotros/

実はFAHHOでは、かなりオアハカでも観光の拠点になっている主要な施設を運営しているとのこと。さらにそれを教育にも活かしておりオアハカの自然と文化が保存され未来に活かされているということについてこちらの団体がかなり大きな部分で役割を担っていそうである。

定期的に発行されている機関紙。収支報告や様々な活動の報告が掲載されていた。

「なぜオアハカはここまでに伝統的な生活様式が保存されているのか?」ということについて疑問が残っていました。

もちろん、世界遺産である歴史地区があることや先住民が多く住んでいることなど様々なことが影響していると思います。
しかし、自然や文化資産というものは簡単に経済的な活動に食い潰されてしまうものだと思うのです。特に観光を主軸としたオアハカでは観光のための文化、自然遺産となり、人々の生活は都市化していくことは往々にありそうなのですが、、、それがあまり起きていない。
アート作品から感じる熱狂や人々の生活を見ているとオアハカには経済的な豊かさの向上よりも大切なものが根底に流れているように感じています。

木曜日の夜、Centro(中心地)の広場で、伝統的な踊りを練習する様々な人たちの姿。

オアハカで知り合った日本人の方から面白い話を聞きました。
「現地に住む人たちは収入を著しく上げることを目的に働いていない人が多い。むしろ、収入を上げることで働く時間が増え、家族との時間が過ごせなくなることやコミュニティの中に格差が生まれて助け合えなくなることの方が不幸せだと考えている人も多いから、経済支援などに対して非常に慎重である。だから、オアハカでの経済施策ではコミュニティにどのような影響が出るかを考え尽くさないといけない。」ということでした。

数字上で見れば確かに貧困的な状況に立たされている。
しかし、実際の彼らは経済的な自由などを求めているわけではないというのです。
つまり、経済的な豊かさの意味もある程度知った上で、選択的に今の伝統的であり、土地に根ざした考え方をもとにした生活を営んでいる。

とても面白いと思いました。(個人的には興味範囲のど真ん中です)
では、何を求めているのか?

一つのキーワードに「Autonomy(オートノミー)」というのが浮かび上がってきました。

次回の滞在記録ではさらにその点について深掘りしていきたいと思います。
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