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【DTx】 ⑧ Freespira パニック障害・PTSD向けDTx

はじめまして。
エキサイト株式会社のLife&Wellness事業部で働いている庄村(@excite_shomu)と申します。

自分のアウトプットの練習・備忘録として、個人で情報収集している内容(初期は主に海外サービス・企業のざっくりまとめ)を投稿を始めました。

今回はDTx編、アメリカの「Freespira」をまとめます。
(内容不備等あるかもしれませんが、ご容赦ください。。。)


Freespira

企業名:Freespira Inc
国:アメリカ
設立;2013年

サービスHP


概要(どんなサービスか)

Freespiraは、PTSD およびパニック障害の治療補助を目的とした治療用アプリで、二酸化炭素 (CO2) と呼吸数をリアルタイムで測定するポータブルセンサーと、治療をガイドするアプリを提供します。

サービスでは、17 分間のセッションが1日2回、28日間行われます。

各セッション中の患者の呼吸は、Freespira センサーに接続された鼻カニューレを通してサンプリングされ、リアルタイムのフィードバックを提供します。
(呼吸数と吐き出されたCO2レベルが視覚的なグラフで表示され、CO2目標を達成するために呼吸量を調整するよう促されるようです。)

患者は上昇・下降する音声トーンと同期して呼吸し、異なる速度で規則的な呼吸を学ぶことができます。


プロダクトのイメージ
https://freespira.com/  より)

また、システムが患者の自宅に届けられると、臨床的に監督されたコーチが 治療とベストプラクティスの使用について遠隔医療を介して患者をトレーニング・ガイド・サポートし、関与と順守に伴走します。

アプリへアップロードされたデータで、コーチはユーザーの呼吸情報や傾向を確認し、パーソナライズされたコーチングを実施します。

(ここから自分が適しているかの診断が可能でした)


サービスの概要動画もあります。


効果(実証されている効果はあるか)

Freespiraは、クラス II 医療機器としてFDAの認可を受けており、一定の効果が証明されています。

パニック障害においては、86%の患者が治療後すぐに発作がなくなり、12ヶ月で94%の症状減少が報告されています。

PTSDにおいても、治療後6ヶ月で89%もの患者の症状が大幅に軽減されたことが報告されています。

(論文はこちら)

https://link.springer.com/content/pdf/10.1007/s10484-021-09521-3.pdf



展開(今後どのように動いていくのか)

Freespiraは、個人向けの治療だけでなく、退役軍人向けや企業向けにもサービスを提供しています。


上記ページには、医療費削減のデータも表示されています。

https://freespira.com/for-employers/ より)


参考

Digital Therapeutics Alliance™ のページ
https://dtxalliance.org/products/freespira/

公式instagram
https://www.instagram.com/freespira/

CEOのポッドキャスト
https://digitalhealthtoday.com/episodes/digital-therapeutics-podcast/ep51-dont-panic-theres-a-dtx-for-that/

ニュース一覧
https://freespira.com/news/


今回のnoteに対し、不備やご指摘事項がございましたら、twitterのDM等にお願いできればと思います。
https://twitter.com/excite_shomu


以上です!


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