コーチの選び方
コーチという肩書を持つ人たちがずいぶんと増えてきましたね。
私がコーチングを本格的に学び始めたのは2019年3月からですが、この4年間でも相当認知が広がってきたように感じています。
全人類コーチングを受けた方がいいと個人的には思っていますから(笑)、コーチが増えるのはとてもいいことだと思っています!
ただ、その分どんなコーチを選んだらいいのか迷う…という声もよく聞くので、今日はコーチの選び方についてまとめてみました。
コーチ選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
コーチの見つけ方がそもそもわからない方へ
そもそも良いコーチとどうやったら出会えるのかわからない…という方もいらっしゃるのかなと思うので、選ぶ前に、どう出会ったらいいのかからまとめてみます。
結論としては、コーチを紹介してくれるプラットフォーマーがここ数年で大きく伸長しているので、そこを利用するのが一番おすすめです。
ただ、プラットフォーマーの数そのものも増えており、そもそもどのサイトをみたらいいのかそこもわからない…という方もいらっしゃるかも。
というわけで、約100名以上のコーチが登録し、かつコーチとしての品質が担保されているプラットフォームとして、下記2社を個人的にはおすすめし、応援しているのでご紹介します。
両社とも、コーチ同士の親交があり、登録しているコーチともリアル・オンラインでつながっていますが、登録コーチの人柄はとてもよく、人としてのあり方が素晴らしい人ばかりです。
両プラットフォームとも私も登録させていただいています。
ぜひまずはサイトをのぞいてみてもらって、あなたに合うコーチがきっと在籍していると思うので、体験セッションから受けていくことをおすすめします。
コーチの出身スクール・保有資格・総セッション時間数はコーチ選びの基準に入れていい
少し残念ではありますが、コーチと名乗っていながらもコーチとしての実力が不十分なままプロを名乗っている方がマーケットには相応にいらっしゃるのも事実だと感じています。
コーチ選びを行ううえで、出身スクール・保有資格・総セッション時間数は確かなコーチを選ぶ指標としては非常に参考になり、特に出身スクールはコーチングのスタイルに大きく影響します。
もし時間や予算が許すようであれば、出身スクール別にコーチングを受けてみると、その違いが顕著に感じられるはずです。
参考までに、国際コーチ連盟が認定している日本の認定スクールは下記から確認できますのでのぞいてみてください。
国際コーチ連盟(ICF)。日本ではまだ聞きなれないと思いますが、欧米では国際コーチ連盟の認定コーチであることはプロコーチとして活動するうえでは絶対的に重要な資格要件のひとつになっています。
国際コーチ連盟に認定されている団体(特にACTPプログラム提供団体)は、一定の基準をクリアしているスクールといえるので、スクールそのものの信頼性が高いともいえるでしょう。
私はコーチングスクール選びをする過程で多くの説明会や体験会に参加し、ACTPプログラム提供団体のひとつである”CTIジャパン(株式会社ウエイクアップ)Co-Active Training Institute”で学ぶことにしました。
学ぶ過程で素晴らしいコーチとのつながりができましたし、認定資格であるCPCCを保持しているコーチのコーチングの品質は確かなものがあると思います。CPCC保有者の体験セッションを一度は受けてみることをおすすめします。
また、保有資格は出身スクールに連動する部分があるので割愛しますが、総セッション数もコーチ選びのひとつの基準になると思うので触れておきたいと思います。
コーチングの品質は、その経験総時間数にも影響を受けると一般的には認知されています。
国際コーチ連盟でも、
100時間以上のセッションを実施したコーチをACC(アソシエイト・サーティファイド・コーチ)
500時間以上のセッションを実施したコーチをPCC(プロフェッショナル・サーティファイド・コーチ)
2,500時間以上のセッションを実施したコーチをMCC(マスター・サーティファイド・コーチ)
と、その総セッション時間数でランクが分かれています。
私自身も総セッション時間数が200時間あたりに差し掛かったところで明確に自分自身のコーチングが変わった気がしましたし、
1,000時間を超えて最近感じるのは、コーチがコーチングにこだわるということを手放し、クライアントがクライアント自身の人生をみつけ、そこに向けて前進していくことにこだわるというフェーズを迎えています。
なんのこっちゃよくわからないかもしれませんが(汗)、コーチもコーチングをしていく中で日々探求・自己研鑽し、よりよくクライアントに関わるにはどうしたらいいのか考えながら過ごしているということです。
コーチングはコミュニケーションですから、どんなに学んだとしても実践経験がなければうまく対話していく力はつきません。
どんなにスポーツの教本を読んで、知識をつけたとしてもスポーツそのものがうまくならないのと同じで、一定の実践経験が必要なのです。
コーチの間ではコーチングは筋トレに似ているという話で盛り上がることもあります。
筋トレなので、コーチングは学んでおしまいではなく、日々セッションを続け、研鑽していくことがよいコーチであり続ける一つの条件。
その軌跡の積み上げとして、セッション総時間数はひとつの指標になるというふうに理解しておいてもらえるといいと思います。
500時間を超えていれば、国際コーチ連盟が定めるとおり、確かな実力を保持したコーチといえるかもしれません。
それだけこれまでクライアントにその方のコーチングが支持されてきたという証でもあるのかなとも思います。
自分の感性の近いコーチ、遠いコーチ、どちらを選べばいいのか
自分と感性の近いコーチとセッションしたほうがよいのか、それとも遠いコーチから刺激をもらう方がよいのか悩むケースがあると思います。どちらがよいのかは目的次第でしょう。
コーチをそのままロールモデルにしながら人生を前進させていきたい、自分が行っている活動をさらに加速させていきたい、ということを目的とするのであれば、感性の近いコーチの方が期待を満たす関わりをしてもらえる確率が高いと思いますし、コーチのあり方がご自身の人生にポジティブに働いていくでしょう。
一方、感性の遠いコーチを選ぶメリットもあります。
普段自分だけだと気にならないことをあえて扱うことを提案してもらうことで、慣れない事柄を扱うことになり、対話しにくくなることもありますが、セッションを通じて新しい価値観や大切にしたいことの発見につながるケースがあるからです。
ちょっと後者はイメージしにくいので具体例をあげておきます。
例えば未来志向が強く、ついつい将来のことを考えて進みがちの方がいらっしゃったとしましょう。
ポジティブに物事を捉えることもできるし、目的に向かって確かに進んでいるものの、理由もなくたまにもやもやする感覚があるとか、今の幸せをかみしめることができていない、そんな方がいたとします(私のことです)。
そういった方が自分とは異なるタイプのコーチからコーチングを受けることで何が生まれるかというと、あくまで例え話ですが、普段ないがしろにしている物事に焦点があたり、より豊かで充実した人生とは何なのか、改めて考えるきっかけにつながり、その言動が少しずつ変化していくことがあるのです(私のことです)。
今のご自身の人生のフェーズや目的にあわせて、どんなコーチとセッションの時間を定期的に設けることがベストなのか、俯瞰的にみて判断するのがよいでしょう。
体験セッションは受けるべきか、受けるなら何人くらい受けてから判断するのがよいか
例え知っているコーチであったとしても、コーチとはいきなり契約せずに、一度体験セッションを受けてみるのがよいと思います。
コーチングは普段のコミュニケーションとは明らかに異なります。
そのコーチのコーチングをみたことがある場合でも、受けてみると感じることも変わる可能性があるので、体験セッションを提供しているコーチであれば一度受けてみて、継続するか否か判断するようにしましょう。
また、体験セッションを一人受けて、セッションが素晴らしい!ということでその方に意思決定してしまうのは少しもったいないかもしれません。
熟練しているコーチとのセッションでは必ず気づきがあると思いますし、このコーチと継続的に対話するとなんだかいいこと起こりそう!とほぼほぼ思うと思います。
ただ、その方のセッションが今のあなたの目的にあったコーチなのか、一人のコーチで判断するのは時期尚早です。
最低でも2人は体験セッションを受けてから、どのコーチと継続セッションしていくのか決めていくのがよいと思います。
コーチングの期間はどれくらいが適切か
最低6回以上はひとりのコーチと継続してセッションを受けるのがよいと思います。
コーチングの目的は、クライアントに本質的な変化をもたらすことです。
一度や二度のコーチングでその変化を起こすことはできませんし、コーチングの効果を体感することもできません。
ご自身の価値観の棚卸や、具体的にそこで発見した新たな自分の理想像に基づいて行動を重ね、変化を実感できるまでには少し時間がかかるもの。
おおむね6回程度セッションを受けていただくと、何らかの効果を感じることができるのではないかと感じています。
ですので最低6回以上は継続するようにしてみてください。
可能であれば10回以上セッションを続けてみるのがよいと思います。
理想をいえば、最初の6回くらいは2週間に1回程度の頻度で実施するのが個人的にはおすすめです。
セッションで感じたことを記憶に残しつつ、具体的にアクションをしてみて、またセッションで振り返るというサイクルを2週間に1回行っていくと、感覚的にも”覚えている”状態でセッションを重ねていくことができます。
ある程度コーチングによる効果を体感し、コーチングをご自身の人生にどう活かすのがよいのかイメージができたうえで、月に1回程度のセッションに頻度を減らすとペースメーク的な関わりをコーチに期待することもできます。
もちろんそのまま2週間に1回の頻度で続けるもよし。
コーチと並走している感覚を持ちたいのであれば月に2回がよいでしょう。
私のクライアントからも結果的にこうした声をいただくことが多いので、セッションを受けていく中で体感できると思います。
信じてやってみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
読んでいただいた方のコーチ選びの一助になればとてもうれしく思います。
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お会いできるのを楽しみにしています!!
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