見出し画像

毎日コツコツ料理暮らし その13 「ご飯の炊き方のコツ2020年版 その1」

料理を普段しない人でも炊飯器でご飯は炊くという方はいらっしゃるかと思います。今回はお米を炊飯器で炊飯ボタンを押すまでに、美味しく炊く方法を教えます。人によってはこういう炊き方が良いや、炊飯器によっても癖が違ったりしますので、一般的な電気炊飯器で炊く方法を紹介しますね。


お米の洗い方

画像1

お米を炊飯する時にまずすることはお米の量を計量することです。大体の炊飯器のオプションでついてくる計量カップで1合ずつ計るのと良いです。できれば炊飯器の釜に計量したお米を入れて洗うことが多いかと思いますが、もし炊飯器の釜を長く使いたい方は、ボウルにお米を計量して洗うのをオススメします。お米を洗う時の摩擦で釜が傷ついていくからです。ただ、今は後でも説明しますがあまり力を入れて洗うことも必要なくなったので釜で洗ってもそれほど問題はないかとは思います。

昔、お米は精米機の精度があまり良くなかったために、よく洗うというイメージがあり、今でもそれが残っています。最近は精米機の精度が上がって無洗米という洗わなくても炊けるお米もあります。ぎりぎりのところまで精米して栄養価も普通の精米よりも残っているとも言われています。洗い方としては、2,3回に分けて洗います。

1回目は、お米が水分を一気に吸収するためにさっと洗ってすぐに水を流します。洗った米ぬかが戻ってこないようにするためです。洗い方の手のカタチは写真のように、ものを掴む時のコの字のようにして、さっと混ぜるようにして洗います。

画像2

2回目は、手を同じようにコの字にしてさっと混ぜて洗い水を流します。よく、白く濁るから洗いきれてないなんて思って、水が白く濁らないところまで洗う人もいますが、白く濁る米ぬかの部分は多少残っているのがうまみにもなり、洗いすぎるとお米が欠けてしまったりして美味しく炊きあがりません。

画像4

3回目は気になる人は洗って、気にならなければ洗わずに水を釜のお米の量まで水を入れてください。



炊飯ボタンを押す前に

画像4

洗って炊飯ボタンを押すところまできたら、釜のお米を平らにするように均しておきましょう。こうすることで炊きムラが減ります。もし、無洗米を炊く場合は少しだけ多めの水を入れると普段の炊きあがりと同じになります。洗わない分、水分吸収率が少ないためです。


美味しくお米を炊くコツ

美味しく炊くコツはいくつかありますので、ご紹介します。

・もち米を少し混ぜて炊くと、香りが立って、もちもち感がでて美味しく仕上がります。もち米は別名で香り米とも言われており、もち米を蒸したり炊いている時の白米を炊いている時よりも香り高いのを香った時がある方は、ぜひとも実践してほしいですね!

画像5

・炊く時にはちみつを入れて炊くと、はちみつに含まれるでんぷん分解酵素のアミラーゼの働きで、お米のでんぷんをより分解して甘みが増します。入れる量としては、お米2合に小さじ1くらいが目安です。はちみつを入れてなじませてから30分くらいおいて炊くと、古いお米でも美味しく炊きあがります。

・お米を炊く時に氷を入れて炊くのもオススメです。お米は沸騰するまでの時間が長いほど美味しく炊き上がるとのことで、氷を入れておくことで沸騰するまでの時間を長く保つことができるからです。古いお米を炊く時にもオススメです。氷を入れる時に注意することは、氷を入れた分の水分の差を計算に入れないと、水分が多く入れて炊くことになるので、氷を入れる分の水分量も計算して入れましょう。

・炊き込みご飯を作る場合は、炊き込みご飯用の具材は混ぜ合わせずに浸水したお米の上に平らに置いて、炊飯ボタンを押してください。混ぜ合わせることで、お米の炊きムラが出やすくなるためです。


早炊きモードって使っていいの?

画像6

よく、炊飯器のほとんどに早炊きモードというのがあります。これは、お米を炊飯ボタンを押す前に水に浸水させておいた場合に使うモードです。炊飯ボタンを押すと、すぐには炊いてくれません。たぶん20分から30分くらい経ってから、蒸気が出て炊く音が聞こえてくると思います。炊飯ボタンでの炊飯には、最初にお米を水に浸水する時間も含まれているからです。

昔のお米の炊き方にはお米を洗った後に水を入れて30分くらい浸水させてから炊いてくださいというのが一般的でしたが、今の炊飯器の炊飯ボタンを押すことでそれがおこなってくれているので、あえて浸水させるなんてことは必要なくなりました。


次回の時には、「お米の美味しい炊き方2020 その2」で、炊き上がった後の美味しいご飯の扱い方をご紹介します!


毎日コツコツ料理暮らしでは、クイズ形式やコラムで毎日の料理に使える料理のコツを配信していきます。もっと詳しく学んでみたい!質問してみたい方はショクタク久保のお気楽料理講座にご参加お待ちしております😊

最新の料理講座はこちらから!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?