ドーナッツが食べたいと思うのは腸内細菌からの命令だった?|アメリカ食VS地中海食
腸内細菌からの指令?
最近読んだ本「腸と脳」からの気付き、感想をシェアいたします。
みなさんご興味がある内容なのか、stand.fm大人の給食室、朝LIVEにもたくさんの方が来てくださいました。
この本で一貫して書かれていることは、やはり腸と脳は繋がっているということです。
私たちが、
・ついつい食べ過ぎてしまう
・甘いものに手を出してしまう
・ジャンクフードが止められない
今度こそ止めようと思ったのに、自分は何て意志の弱い人間なんだ、、、と思われる方も多いかと思いますが、これらは腸からの指令かもしれません。
ストレスや不安を感じたときにドーナッツ、マフィン、など少し気分を高揚させる食べ物に手を出したくなるのは、それらの情動の状態が脂肪分や糖分の摂取と密接に関係するからなのです。
危険なのは脂肪ではなく動物性脂肪
動物性脂肪を多く含む食事は、過食や食物依存を引き起こすこと、そして腸内微生物がこの結びつきに重要な役割を担っていますが、そのことについてはあまり知られていません。
アメリカ人の日常食に含まれるカロリーの35%以上は脂肪分に由来し、そのほとんどは動物性脂肪だと言われています。
ハンバーガー、ポテト、ピザ、ホットドック、、、などでしょうか。
確かにアメリカに旅行に行くと、これらが多いことに気づきます。日本でたまに食べる分には何とも思いませんが、4~5日の滞在期間であっても、あまりにも目にする機会が多いとげんなりしてきます。
取り敢えず、普通のもの、軽めのものが食べたい、と思うのです。
私が思う普通のものとは何だろう、、、と考えると、うどん、蕎麦などのだし汁系のもの、おにぎり、サラダ、などなど。
日本食大好き!日本食がないと生きていけない!と、普段から思いながら食べているわけではないけれど、離れてみると実感するものですね。
脂肪の摂取でいうと、北欧や地中海地方の国々の標準的な日常食も脂肪分を摂取していますが、動物性脂肪の占める割合が低いのです。
地中海食
健康的な食事と言われている地中海食とは、どのようなものか?
・野菜
・豆類
・果物とナッツ
・全粒穀物
・不飽和脂肪酸 など。
不飽和脂肪酸はざっくり言うと、常温で固まらない油で、その中でも特にオメガ3と言われているもの、青魚などに多く含まれるDHA、EPAです。
そして、アマニ油、えごま油などに含まれるαリノレン酸。
日本人も、かつては、ご飯、お味噌汁、焼き魚、野菜、といった動物性脂肪の少ない健康的な食事をしていたはずなのですが、、、。
悪い方向へ再プログラミング
腸と脳の関係は、興味深く、奥深いです。
あなたが、止められない、大好きだと思っている高脂肪、高糖質の食べ物は、実は腸内微生物からの指令、悪い方向にプログラミングされているせいかもしれません。
(参照)
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