『江戸めしのススメ』やっぱり【味噌】のパワーはスゴイ話
江戸の食文化が面白い
図書館で何気なく手に取った本「江戸めしのススメ」に書かれていた事が、とても興味深かったのでご紹介したい。
味噌汁が作る「美と健康」
筆者である永山さんが講演のためにニューヨークに訪れた際、「なぜ日本人女性は、年齢を重ねても肌がツルツルなのか?」と質問を受けたそうだ。
彼女たちは日本人女性を「まるで若い娘のようだ」「何を食べればあれほど美しい肌でいられるのか不思議だ」と。
日本人は顔の作りからか童顔に見えるのは確かだが、肌の美しさを指摘されたのだから、それだけではないはずだ。
日本食に欠かさないのが、お味噌汁。
味噌は発酵食品であり、美容には欠かせない天然のアミノ酸が豊富に含まれている。
アミノ酸配合のサプリメントや美容液などが出回っているが、効果のほどは分からない。それに比べて味噌汁は食事、天然のアミノ酸美容スープだ。
戦国武将をも支えた味噌
戦国時代、戦へ向かう武士たちを支えたのも味噌。
味噌ほど重宝した食べ物は他にない、と書かれている。
石田三成は「焼き味噌を熱湯にかき立てて飲めば、終日米がなくとも飢えたることなし」という言葉を残しているそうだ。
また、たいがいの兵法書には「味噌が切れれば、米なきよりくたびれるものなり」と記されてた。
恐るべし、味噌パワー!
映画やドラマで戦のシーンを見ると、武士がにぎりめしをかぶりついている場面の印象が強かったが、米よりも味噌が重要だったとは!
江戸時代になって
徳川幕府が安定してきて、戦が減ってきた事により庶民にも味噌が広まるようになった。
戦国の世では、大豆はもっぱら馬の飼料となっていたからだ。
その頃の庶民は味噌汁ではなく塩汁だったと( ; ; )。
塩汁と味噌汁では雲泥の差。
味噌が大量に作れる環境は、世の中が平和になった事の証だと書かれている。
日本人と味噌。
時代背景によって関わりも異なっていた。そんな歴史を辿っていく食文化の旅は面白い。
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