包子を包む(1)襞寄せ型/金魚の口型
中華まん作りに、はまってしまったわけですが、その面白さのポイントの一つはやはり、形づくりにあります。
生地や餡の状態、量の比率、そしてもちろん、自分の技術。もっときれいに、確実に、もっと早く…と、なかなか満足するところにたどり着かないのですが、それがまた楽しいところでもあります。
教室でも、皆さん、上手にできたり失敗したりしながらも、楽しそう。小麦粉生地というのは、粘土遊びにも通じる原始的な楽しさがありますね。
今回は、包子の代表的な包み方、「金魚嘴型(金魚の口)」「襞寄せ型」をご紹介します。
どちらも、包子(肉まん)と聞いて思い浮かべる、代表的な包み方です。襞の数は自由ですが、聞くところによると「18の襞が一番美しい」とか…?まぁそれは好みの問題だとも思いますが、小籠包で有名な鼎泰豐が18の襞だそうです。ちなみに、私もチャレンジしているのですが、どうしても15〜16になってしまいます。
なお、これら「包み方の名前」は絶対的なものではなく、同じ包み方でもいろいろな呼び名があることはご了承くださいね。
「金魚の口型」は、襞のある丸型で、てっぺんに金魚の口のような丸い穴のあるタイプ。穴といっても、今回の写真のものは、くぼみがあるだけで、実際には穴は空いていません。穴を開けて仕上げることもできます。
包み方は、以下の動画でどうぞ!
「襞寄せ型(密閉型)」と呼ばれる包み方は、てっぺんの丸い形のない、とんがり帽子のような形ですが、基本的には同じ。最後だけ、襞のすべてを集めてつまんで捻じります。
慣れないうちは、皮と餡の比率は6:4くらいが、落ち着いて包めると思います。が、餡があまりに小さくても、形が決まりにくいので、慣れてきたら半々、自信がついたら餡多めにもトライしてみてください!
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