Shoko Kano (狩野詔子)

Industrial Engineer, Consultant, Student, a…

Shoko Kano (狩野詔子)

Industrial Engineer, Consultant, Student, and mom. 観光業の中小企業やDMOの経営支援、データ分析を手掛けています。 https://tourismlabjp.com/

最近の記事

「持続可能な観光開発」とは何か?

こんにちは、合同会社観光ラボの狩野です。 本日は最近着目されている「サステナブルツーリズム」すなわち「持続可能な観光開発」について、なぜ観光地経営にとってこのキーワードが重要なのかを整理してみます。 米国の観光系学部を擁する大学では、観光地開発の「基本のき」として学ばれている「持続可能な観光開発」ですが、 日本ではまだまだ「最近のはやり」と捉えられていることが多いようです。 持続可能な観光開発とは? 持続可能な観光開発とは、環境、経済、文化的な観点での持続可能性を追求

    • 非エンジニア日本人学生によるUoPeople CS1103 Programming 2の振り返り

      あらすじ米国の通信制大学、University of the Peopleでコンピューターサイエンスを専攻している非エンジニア学生が、苦闘の末にCS 1103(Programming 2)でA評価を獲得するまでの道のりをまとめました。今後、この科目を履修する方のヒントに少しでもなれば幸いです。 学生のスペック観光業の非ITエンジニア(Industrial Engineering/IE)、Java経験はUoPeopleの必須コースであるCS1102と、Udemyの初心者講座の

      • 【世界一周】米国ルイジアナ州ニューオーリンズで日曜礼拝&名物揚げ菓子を食す

        本記事は、2015年の世界一周旅行時に記したブログをもとに、noteで再び公開するものです。 風邪をひいて休み休みののんびりアメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズでの滞在をダイジェストでお送りします。 日本人にもおなじみ「カフェドゥモンド」でベニエを食べよう 日本ではミスタードーナツでおなじみダスキン社(大阪が本社!)がチェーン展開している「カフェドゥモンド」。最近は店舗数がかなり少なくなっているようなのですが、実はカフェドゥモンドのオリジナルはニューオーリンズで地元に愛

        • 【世界一周】ジャズの都・ニューオーリンズでのんびり過ごすホリデーシーズン(前編)

          2015年の1月、世界一周航空券で米国ルイジアナ州ニューオーリンズを訪問した時のことをまとめてみました。 ぽかぽか陽気のニューオーリンズでなぜか風邪 極寒のニューヨークを去ったのち、アメリカ南部・ルイジアナ州ニューオーリンズにやってきました。 ルイジアナ州はメキシコ湾に面しており、ニューオーリンズの気候は比較的温暖です。滞在中の最高気温は低い日で摂氏14度~24度と、ニューヨークに比べ10~20度ほども暖かい計算になります。 にもかかわらず、到着翌日から寒気と関節の痛

        「持続可能な観光開発」とは何か?

          【全スライド公開】世界のDMOしくじり事例集

          はじめに本記事は、2022年2月2日に開催されたFacebookグループ「今だからこそできるインバウンド観光対策」のイベント「世界のDMOしくじり事例集」のスライドを公開したものです。 米国大学院で学んだ観光地経営の知識を、「しくじり先生」風に伝えたかった 2021年、日本の観光庁と米国セントラルフロリダ大学ローゼン・カレッジ・オブ・ホスピタリティ・マネジメントの共同プロジェクトに参加し、大学院で半年間学んだ内容から「これは『しくじり先生』的に日本で話してもウケるんじゃな

          【全スライド公開】世界のDMOしくじり事例集

          【日本語版】DMOのベストプラクティス - 京都市観光協会が示した観光の持続可能性と回復力

          ※本記事は、上記の英文記事を抜粋し、日本語に翻訳しなおしたものです。 1. はじめにこの記事は、世界の観光地の事例から、持続可能性と回復力のベストプラクティスを紹介する目的で、日本の京都府京都市のKyoto City Tourism Association (DMO Kyoto)の取り組みを紹介する。 京都市は、世界中の著名な観光地同様、COVID-19パンデミックの影響を大きく受けた都市の1つである。しかし、DMO Kyotoは、パンデミック期間の旅行客がほぼいない時期

          【日本語版】DMOのベストプラクティス - 京都市観光協会が示した観光の持続可能性と回復力

          【中国・哈爾浜】極寒-24度のハルビンでアイスを頬張る

          2016年の2月に中国北部、黒竜江省は哈爾浜(ハルビン)市を訪問した時のことをまとめてみました。 幸いなことに比較的温暖な日が続き(摂氏-25〜-20度)、Columbiaの店員さんに相談して購入した寒冷地用ダウンコート&スノーブーツのおかげで無事生還しました。 事前準備:マイナス30度に耐えうる装備を揃える人口約600万人を擁するハルビン市は「東方のモスクワ」とも呼ばれており、アムール川を挟んだ対岸はロシアです。 ロシア正教風の協会や、欧州風の町並みが残る中央大街は、

          【中国・哈爾浜】極寒-24度のハルビンでアイスを頬張る

          Best Practices for Sustainability and Resilience in DMOs in Kyoto city, Japan

          Note: This article was prepared as one of the assignments for Principles of Destination Marketing & Management, University of Central Florida, Rosen College of Hospitality Management. 1. My favorite DMO and destination with the best practi

          Best Practices for Sustainability and Resilience in DMOs in Kyoto city, Japan