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フランス留学日記:怒涛の1週間を終えて

今週から本格的に授業がスタートし、早速あっぷあっぷしています。
色んなネタがあるのですが、とりあえずダイジェストでお送りしますね。


突如現れる授業たち

前回、時間割がやっともらえた話を書いたのですが、そのあと事務から全員あてに2週間分の必修科目の時間割が一斉メールで送られてきました。

「2週間分」というところがかなり雲行き怪しい。

確認したところ、早速月曜1発目に記載されている社会言語学の授業は、私の登録されている時間割には存在していません。ほらねー雲行き怪しい!

とりあえず事務から送られてきた時間割を信じて動きます。

この謎の授業、担当の先生いわく、月曜は言語学の生徒と合同のCM(cours magistral=講義)で、別の枠で学科毎のTD(travail dirigé=演習)があるそう。初耳です。

先生「そういうわけで、明日の午後は言語学の学生とだよね?」
言語学チーム「…ノン(時間割記載なし)」
先生「あ、じゃあフランス語教授法の学生とかな?」
我々「…ノン(もちろん時間割記載なし)」
先生「え、じゃあ僕ひとりかな…?」

先生も何も把握していません。おもろい。

別の授業でも時間割上は1時間なのに、実は2時間だったり、隔週で存在する授業があったり、もう何がなんだかです。

椅子争奪戦

時間割もそうなのですが、工事の関係もあるのか教室の割り当てがしっちゃかめっちゃかで、マルチメディアルームだからPC使う作業あるのかな?と思いきや、一切必要なく、先生も「このPC何に使うんだろうね…?」って首を傾げています。

さらに生徒に対して部屋のキャパが足りていないことが多く、ギリギリに教室に来ると椅子がないので、周辺の教室から拝借してこないといけません。

そのため毎回教室が空くと椅子を求めて人がなだれ込み、ちょっとした椅子取りゲームが毎回繰り広げられます。カオス。

あとそもそも事務から送られてきた時間割表の教室に「〇〇(教室名)?△△?□□?」と書いてあって、結局どの教室なのー!?と軽くパニックになりました。

フランスの学校はこれがデフォルトなのかな…?と思っていたのですが、さすがのフランス人学生も「オーガナイズやばくね?」と言っていました。やはりそうか…

ノート地獄と救世主

留学生にとって最初の難関はPrise de notes(ノートテイキング)ではないでしょうか?

私も例に漏れず、めちゃくちゃ苦戦しております。

日本での学生時代は、大多数がノートや配布されたプリントに手書きでメモをとっていたのですが、今の時代はパソコンやタブレットでノートをとる人が半数以上で、手書き勢の方が少ない印象です。

先生が話始めるとみんな一斉にカタカタカタカタ~~~とタイピングを始めます。まずその音と速さにビビる。
昔、試験中に鉛筆ガリガリ書いて、周りを威嚇するやついませんでした?なんかもうそういう気分です。完全に委縮します。

とりあえずマネして先生の話すことをタイプしていくのですが、まずフランス語キーボードでミスタイプが多くてイライラ。

スペル何だっけ?この単語何?重要なキーワードは?

とオロオロしているうちに話はどんどん進んでいきます。
DALFのCO(リスニング)を2時間ぶっ続けでやらされている気分です。

社会言語学の授業はとにかく先生がガンガン喋りまくるスタイルで、言語学のベースがないとけっこうキツイ内容でした。

ハードモードだ~!と落ち込んでいたら、授業後フランス人のクラスメートが声をかけてくれて、「今の授業難しかったよね?私もよくわからなくてノートとりきれてないけど、よかったらシェアしようか?」と!
救世主現る!!

確かに誰かにノート借りないとやばいな、とは思っていたのですが、わざわざ気にかけて声をかけてくれるの優しすぎ(泣)この子に宝くじ100万円当たりますように!!

何事も自分のスタイルを見つけて、要領が掴めるまでが1番大変だと思うので、なんとか踏ん張って頑張ろうと思います。


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