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【エッセイ】いとしいたべもの・こいしいたべもの【森下典子】

食べ物の思い出って、なんだか懐かしくて、幸せな気分になりませんか? 

いとしくて、こいしい、
たくさんの「たべもの」達。

今回は、そんな食べ物にまつわるエッセイ
「いとしいたべもの」
「こいしいたべもの」

の2冊をご紹介させてもらいます♪


概要

今作は、エッセイストの森下典子先生が、
食品加工機械メーカーカジワラのホームページで連載されている、食コラムを集めたエッセイ集です。

森下先生ご自身が描かれた、
目にもおいしいカラーイラストと共に、
ユーモアや懐かしさ溢れる食エッセイを楽しむことができます♪


個人的に気に入ったポイント


①胸がいっぱいになる懐かしさ

読書のおともだった「柿の種」
祖母に教えてもらった「鮭ハラス」の旨味
「メロンパン」への憧れ・幻滅…。

ひっそりと打ち明ける昔話のような、
森下先生の語り口はユーモアたっぷり。

お茶目で、おかしくて、ちょっぴり泣ける。
森下先生ならではの懐かしさを、ぞんぶんに味あわせてくれます。


②森下先生直筆のカラーイラスト

エッセイのひとつひとつに、森下先生ご自身が、カラーイラストを描いています。

色鉛筆で描いたような、優しくて温かいイラストは、お茶目な語り口とあいまって、一層懐かしさを引き立ててくれます。


終わりに

これからも、身近な食べものの思い出を、
大勢の人と共有し合い、その幸せを分かち合える時代であって欲しい。

あとがき より

懐かしいと感じる食べものって、意外と同じものが多い気がします。

だからこそ、食べものにまつわる記憶を少しずつ共有し合えば、幸せな気分もお裾分けできるのかもしれません。

是非、森下先生のエッセイを切欠に、身近な人とも「味の記憶」を共有してみてはいかがでしょうか?


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