忙しい採用担当・採用PMが鍛えるべきスキルはこれ!
トラックレコードでコンサルタントをしております。河上です。
わたし自身の紹介は、以前エントリを出しましたのでこちらをどうぞ!
最近は、自作キーボードの新作に手を出してしまっており、休みは仲間とキーボード談義をカフェでしながら、次は何を作ろうかワクワクしながら考えています。
さて、今回は、3年6ヶ月のトラックレコードのエンジニア採用支援業務の中で実感した、採用担当者に必要なスキルについてお伝えしたいと思います。
現代の採用担当者は忙しい
「採用プロジェクトマネージャー」(以下、採用PM)と聞いて、どんな仕事をイメージしますか?
ダイレクトリクルーティングやエージェントなどの複数のチャネルを活用して採用活動すすめている
社内のメンバーと、採用市場のすり合わせのために多くの会議をしている
など、なんとなくやっていることはわかるが、具体的な業務についてイメージがつきにくいと思います。
昨今、「ダイレクトリクルーティング」「スクラム採用などの現場主導型の採用」「採用マーケティングの浸透」など採用担当者が取り扱うべき業務範囲や知識は拡大をしていきました。(現在進行形で領域は広がっていると感じています)
業務範囲は広くなり、扱う採用ポジションは専門性があがっていき本当に現代の採用担当者は覚えることも多いし、日々の業務ボリュームも膨大になってきていると実感しています。
そんな日々大量の業務をこなす必要がある採用PMや採用担当者にとって業務を効率的に、効果を最大にするためにはどんなスキル必要なのかを今回紹介します。
想定する読者
これから、フリーランス・業務委託で採用PMをやっていきたい方
企業の採用担当者で、マネージャーやリーダーになりたい方
すでに採用PMをしているが、どんなスキルを磨いていくと良いか迷っている方
コミュニケーション力・傾聴力(人間関係構築力)
採用に限らず、ビジネスパーソンにおいてもはや必須といっていいスキルでありますが、コミュニケーション力です。
採用業務におけるコミュニケーション力は、「採用チーム・現場メンバー・外部パートナー・候補者の発言や質問の意図を理解して、物事を進めるスキル」と言い換えられるでしょう。
採用PMが普段の業務で関わるのはチームメンバーや社内の現場メンバー、マネジメントメンバーなどさまざまな職種のメンバー。それだけにとどまらず、エージェントやRPOなどの外部の採用パートナーや候補者本人といった、多くのステークホルダーがいます。
このように、多数のステークホルダーがいる採用の領域では、以下のような行動を意識することが重要です。
コミュニケーションをとる頻度を高く保つ
相手に適した言葉・単語を使う
背景情報や前提条件などを正しく伝える
相手の視座で物事をとらえる
上記の行動を意識することによって、業務を円滑に進めることができると考えています。
採用PMは、チームや現場メンバーと一体となって成果を作っていきます。そのため、コミュニケーションスキルを活かすことで、ステークホルダーを巻き込み、意思決定し、実行までやり切ることができると言えるでしょう。
分析力
採用は、様々なチャネルから候補者を集め、チャネル・ファネル別で多くの施策を実行しながら成果を作っていきます。
そのため、起きている課題をひとつ一つの要素に分解し、構造化することによって課題を明らかにし、良い改善を設計し、実行していく必要があります。
また、定量な情報だけでなく、面談や面接の所感、候補者体験など定性的な情報についても扱います。
採用業務において、分析力が必要なタイミングは、
募集するポジションの魅力やメッセージングの設計
採用活動における歩留まりの課題解決
母集団形成におけるチャネルやツールの選定
などがあげられます。
歩留まりや母集団形成などは、定量的な「チャネル」「ファネル」「ポジション」などの情報を掛け合わせて課題を分析することができます。
一方で、メッセージングやポジショニングについては、自社の事業・プロダクトなどの強みや弱み、採用競合に対する優位性など各社持っているアセットが違うので、分析の難易度が高いと考えいます。トラックレコードでは、独自のフレームワークを用いて、思考をするため難易度の高い分析力を獲得することができます。
複雑な問題に対して、高い分析力を持つことで幅広い課題に対処でき、成果創出につながるでしょう。
問題解決力
ビジネスパーソンに必要なスキルのなかで、問題解決力はもっとも重要なもののひとつであると考えています。
問題解決のためには、「問題を見つける→分析する→課題を設定する→解決策を設計する→実行する」といったステップを実行します。
採用PMは、採用活動で日々生じる問題に対して、すべての工程に関わり、迅速に解決することが期待されています。
特に採用活動は、個人の人が関わってくるので、緊急度の高い問題や、採用活動全体に関わる重要度で複雑な問題など幅広い種類の問題が発生します。加えて、前例がない問題や正解が用意されていない問題に直面することもあります。
そのような時にも、チーム共に成果に向かって、問題を構造化し、課題を定義するのが、採用PMの役割です。時間・予算・リソース・優先順位など多くの制約と変数の中で迅速に課題解決をしていくため上記のステップを意識して日々の業務を実践しましょう。
自ら問いを重ねて問題の本質を見極めた上で、課題を解決していくスキルは、今後の人生においても役に立つでしょう。
言語化力
言語化とは、「感覚的なもの、頭の中で考えていることを理論的に整理し、相手にわかるように言語としてアウトプットすること」というプロセスです。
抽象的な説明、複雑な事象について、具体化、構造化したり、次のアクションを促すため認識の齟齬がないように正確に伝えたりと、採用PMは高い言語化力を持つことで業務のスピードがあがります。
現場のメンバーは、採用したい候補者の人物像や組織のカルチャーなどついてうまく言語化できていないことが多いです。そのような場合には、相手との会話の中で、考えを整理し、相手の頭の中で考えていることを整理し、言語化することも採用PMの役割です。
言語化力が上がると、思考の整理が早くなり、アウトプットのスピードが上がり、コミュニケーションが効率化されチーム全体のスループットが向上します。
自分の言語化力は、自分では評価しにくいため、同僚や上司に対して、客観的なフィードバックをもらいながら改善していきましょう。
最後に
世の中の採用PM(採用責任者や担当者)は、めちゃくちゃ忙しいですよね。
そんな中で、このようなスキルを活かし業務を効率よく進めることで自分やチームの力を最大限に開放して成果を出していけるといいなと思っています。
自分も、トラックレコードでのクライアントワークを通して、視座が上がり解決できる問題の難易度や解決までのスピードが上がったと感じています。クライアントの経営レイヤーが同席していただけるPJや、採用担当不在のPJなど様々なPJが自分を強くしてくれました。これはスタートアップの採用業務だけでは、経験できなかったと感じています。(また本業スタートアップの採用業務にかなり活かすことができました。)
このようにトラックレコードでは、正社員・業務委託といった契約によらず、採用PMなどの重要な役割の経験をさせていただきました。
そのおかげで、スキルアップができ自信をもつことができました。
今回あげたスキルは、採用PMに限らずビジネスパーソンならどんな職種でも活用できるスキルだと感じています。
みなさんも日々の中で意識していただけると嬉しいです。
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私の所属する「トラックレコード」では、採用に課題を抱えている企業様のために採用の戦略設計や、ブランディング施策を立案、サイトやピッチ資料などのクリエイティブ制作、採用の実務支援(RPO)をおこなっています。
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