【詩】 どうせ忘れてしまうから

「どうせ忘れてしまうから」
 
   そう言って蓋をしてきた感情は何だろう
    
   忘れてしまうことへの悲しさを感じるたびに、
   心に小さなササクレがあったことを思い出すんだ
   
「どうせ忘れてしまうから」

 そうやって諦めてきたことは何だろう
 
   はじめから記憶なんてなければいいのに?
   なんて、そんな悲しいこと言わないでよ
     
   はかなくも生きてるんだ

   何もかも忘れてしまうかもしれないけれど
   過去の記憶がボロボロとこぼれ落ちていくとしても
    
   どうしようもなく生きていたいんだ   

本日2本目の詩です。

記憶。はかなさ。

この感情は何なんだろう。


頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!