背負うこと、活動すること。何の流れを負っているのか。

巡礼のバックパックを見ていると、自分が何を負っているのか?ということがわかります。今、私のバックパックを占めているのは、本と空揚げの道具と衣類とパソコンです。他にも細々したものはありますが、大きく分けるとそれらの比重が高いです。

文字通り、それらを背負って日々移動をするのですが、活動をするということは「負うこと」であるなーと実感しています。

本が増え始めたのは最近のことです。少し前までは本自体を持たないと思っていました。もう少し心理的には、「思考を手放す」ということに焦点を当てて、歩き転々とすることに特化したライフスタイルを構築していました。小さな転機が訪れ、知り合いの方にお声がけ頂き、共同研究をしようという流れが起こりました。それ以降、研究、実験をよりよく進めていく必要から、本を購入するように至ったというわけです。

次に空揚げの道具は、最初から持っています。ここ1年数ヶ月ほど鶏肉を揚げてはお布施としてお渡しするという流れの中で生きています。最初は鍋を持っていましたが、手放しました。途中で鍋を買っていただきましたが、手放しました。結果として、香辛料やどうしても必要な調味料だけ持ち運ぶかたちになりました。基本セットはそれくらいなのですが、揚げ油を持っていることも多いです。さらに捨てる場所がなくて、一時的に使い終わった揚げ油を持っていることもあります。液体は重いですね。

パソコンはいいとして、次は衣類です。着る服を持っています。さらに、作務衣に縫い付けるための布切れをたくさん持っています。布切れを作務衣に縫い付け続けるということを、日々の営みとして行い始めてから、布をいただくことが増えました。せっかく頂いた布たちなので、ありがたく大切に縫っていきたいと思っています。

このように、活動をしようとすると、手元の物が増えることを実感しています。時々、それらの物を間引いて、バックパックを軽くしていかないと、重くて身動きが取れなくなってしまいます。精神が軽やかに、遊び生きる。そのために、手放すということは大事だと感じています。

もちろん、物が増える前提になる活動自体も、あまりに背負い込まないようにしたいと思っています。負うとしたら、せめて、本当に自分の人生で大事なことだけに絞っていきたいところです。

皆さんの手元には、どういう物があり、その前提になっているのは、どのような活動でしょうか。

それは健全な負い方なのか、それとも、身動きが取れなくなる負い方でしょうか?

ぜひ、負っているものを、教えてくださいね😉

頂いたサポートは、生活と創作(本執筆)のために、ありがたく使わせて頂きます!