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【詩】 たとえ手放されていくとしても

私が持っているお気に入りのマグカップも、

屈託のない笑顔を向けてくれるパートナーも、

頭の中の思い出も。

いつかは私の手の届かぬところへ、手放されていく。

「最初から無ければよかったんだ」という声のリフレイン。

失う悲しさを先取りして、心がきゅっと丸まるのだけど、

そういうものをひっくるめて、

近くに在る物や人を愛おしく抱きしめるように、

受け入れることしか、できないんだ。

こんにちは。

最近は朝寝坊が続いているので、詩の投稿の時間も遅めです。

1日2回を目標に、書き続けています。

今日の詩は、手放すことについて。

私が各文章には手放すことは何回も出てきます。

以前、どのお坊さんだったかが、

「死ぬ準備をしている」と話されていました。

私も詩を書くことを通して生き、死ぬ準備を着々としているのかもしれないと、そんなことを思うんです。


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