見出し画像

我が町が誇るご当地グルメ

いつもならアートについて、日頃感じたあれこれを書き記しているnoteだけど、今日は少し脱線して郷土が誇るご当地グルメ兼父の好物について記してみようと思う。

父も私も、西日本の山陰地方の日本海側に面する島根県松江市というところで生まれ育った。一年を通して冬が長く、寒さ厳しく雪も割とよく降る。春先まで快晴の日はとても貴重で、桜が咲く頃までは曇りの日がほとんど。夏は暑く湿気が多い。利便性としても、東京や大阪に比べると、飛行機は驚く程高い運賃だし、新幹線も通っていないので、気候や生活環境という点で考えると、決して暮らしやすい土地とは言えないかもしれない。

けれども、誇れるところだって、もちろんある。

都会にはない自然があちこちに広がっていて、しかも島根県のいいところは山も海も川も全ての自然タイプが揃っていること。緑豊かで木々の生い茂る山々、エメラルドグリーンで埋め尽くされた海。食の宝庫である川や湖(父が幼い頃は、家の前の湖で泳いでいると目視でタツノオトシゴが見れたそうだ)。


その自然で育まれた魚介類や作物は、新鮮そのもので、普段使いのスーパーで簡単に美味しい食材が揃う。ごはん屋さんにしても、都会ほどスタイリッシュでお洒落なお店は少ないかもしれないけれども、近場で手に入れることが出来る新鮮食材を使い料理を提供しているお店は少なくない。


そのひとつが、鰻だ。


松江市には、全国的にも珍しい海水と川の水が混じる汽水湖が二つもある。宍道湖と中海だ。汽水湖ということは、海の幸も川の幸も両方味わえるということを意味する。その汽水湖の一つ・宍道湖で獲れる魚の一つに、鰻がある。そのためか、松江市には名だたる鰻屋さんが結構ある。しかも、そのほとんどのお店は、地元民であれば知らない人はいないくらい知名度が高い。


父はその鰻が大好物。焼き加減にまでこだわるほど。甘辛さのバランスが絶妙に取れた鰻のたれは、白米に染みるくらいたっぷりめにかける。普段はそこまで食事で贅沢をする訳ではないのに、鰻となると別物らしい。たまの贅沢として、出掛けた時などに食べているようだ。


父と同じく、私の子供の頃のたまの贅沢も、鰻だった気がする。

親戚が何かの折に集まって会食を開く時も、その“名だたる名店”の一つを会場に選んで、そこのお座敷を借りて食事をした記憶がある。お重に入って提供される鰻は、豪華そのもので、子供ながらにそういう食事処はたまにしか行けない所なのだと、理解していたような気がする(そういえば、出●哲郎の電動バイクで旅して回るあの番組でも、立ち寄っていたっけ)

今年の夏こそは帰省して、父に鰻でもご馳走してあげよう。

きっと精力だけでなく、創造力もパワーアップしてくれるはず。


#ご当地グルメ

**********************************

月坂 昌司(ツキザカ ショウジ)のユニークなアートワークが多数!ポストカードから大型作品まで。
◆オンラインストア『Subconsious Drawing』◆


https://shojitsukizaka.stores.jp/


◆ポストカード、毎日作成中!◆


https://shojitsukizaka.stores.jp/?category_id=603076e02438604932680273


◆お好みのフレームに入れて、インテリアに彩りを◆


https://shojitsukizaka.stores.jp/?category_id=602c9ed43186257c8eedf6f3


https://shojitsukizaka.stores.jp/?category_id=6030784ec19c456d9e0eb2e3


◆広々とした空間をスタイリッシュに◆


https://shojitsukizaka.stores.jp/?category_id=6030787eaaf04358923260db



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?