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タイは”ガチ”でニッポンブーム

コロナに日本に行けずに恋しかったんです

先日タイで日本の中古品で爆買いブームが来ている投稿をしましたが、タイでは爆買いだけではないのだそうです。

Jパーク

バンコクから車で2時間ほどののところにチョンブリーという場所(都道府県?)がある。
ここには日本の浅草を模した「Jパーク」という商業施設がある。

2014年に設立しており、意外と設立は早い。

支配人のインタビュー

タイ人はコロナの時に日本に行けくて恋しかったんです。
だから
”日本に行けないからココに来て!”と宣伝したら、お客が殺到したんです。

コロナによって日本のものが不足することを「ニッポンロス」とこの動画では表現していた。


原宿タイランド

別の施設では、
2021年に設立した原宿タイランドという商業施設がある。
この日はミャンマーから60名の団体客が来ていたそうです。

江戸時代を模したこの場所は東京ドーム4つ分。

日本に来た気分になる。
侍映画の中にいるようだ。

タイ人は写真を撮るのが好きなのだそうで、写真スポットもたくさん用意されているようです。

なぜ原宿という名前?

若者たちに集まる場所になることを願ってこの名前を付けたそうです。
原宿の旧駅舎を模した建物にしているそうです。

自称ニッポンかぶれのタイ人ラーメン店主の「ノミスケラーメン」

子供の頃から日本が大好きで、
毎年行ってたんです。

でも、コロナでいけなくなって・・・

もともと旅行関係の仕事をしていたこともあり、コロナで仕事は休業。
行けなくなり、それならばとタイの中に日本を作ろう!ということで始めたお店なのだそうです。

この一角は、大変なこだわりようで、

日本の駅の看板
日本の自動販売機
工事中の貼り紙
そして信号機まで日本から払い下げ品で取り寄せており、横断歩道で渡るときの鳩の音みたいなものまで鳴るようにできている。

その一角だけ見ると、完全に日本に見える。

見た目だけじゃなくて音でも日本を感じてほしいんです。

ということで、横断歩道の鳩の音も鳴るようにしたようにそうです。

石焼き芋も大人気!タイへのさつまいもの輸出量は8倍に増加!

あまさやねっとり食感が大人気で、
繊維も多く、ダイエット食としても人気だそうで、
ほぼ毎日、閉店前に売り切れるそうです。

6年間で輸出量が8倍になっているそうです。

これはドンキホーテの運営会社が火付け役になったそうです。

緑茶も輸出増加率が昨対比40%増加

ある店の女性カフェオーナーはすべて日本に行って自分でどのお茶を輸入するのかを足を運んで選んだと言います。

また、あるバンコクのご夫婦でされているカフェでは、抹茶づくしのトーストスイーツを提供。

またウメお茶漬け抹茶というオリジナルのメニューがあり、カツオゼリーや梅シロップを使ったこの店オリジナルのメニューがある。

奥さんはデザイナーだそうで、抹茶をつくったら旦那さんが店をやりなよ。と言って、この店がスタートしたそうです。

”おまかせ”日本のスタイルが日本の陶磁器業界を救う

タイで高級和食店がブームになっている。
その高級和食店のこだわりとなっているのが食器。

バンコクにあるおまかせ店「メルト」では、
この食器にこだわっており、見て楽しむ事も提供したいと力を注いでいるそうです。

見てみると
日本で出てくる食器よりも豪華で、面白い形の食器が多い。

インタビューでは、
岐阜県の土岐市の食器の販売会社みのはんでは、タイからのこだわり高級和食店からの注文が殺到しているのだそうです。

タイからの注文は、これから新しい店をつくるわけなので、単価の高い食器が買われることが多いそうです。

こちらの会社では、タイからの注文だけで年間7,000万円が売れるそうです。

国内は価格競争ですっかり消耗してしまい、全盛期に比べると4分の1になってしまったそうです。これはメーカーも売る側もそのぐらいの規模になってしまったそうです。

創業100年になる昭和製陶では、このタイへの輸出に力を注いでいる。

加藤源一郎社長

ものづくりというのは一度途絶えてしまうと復興するのが難しい。

起死回生に、葛飾北斎のデザインで、深い青色を使った特殊な印刷機を使ってお皿を作った。

すると、海外からの発注が急増したそうです。

共鳴し合って楽しさと産業が育つ

現地でつくられた日本が、またその国のローカライズが加わり、また新しいものができる。

日本のようで、オリジナルの日本では存在しないモノができて、また日本もそれに影響を受けて、また新しいものができる。

陶磁器メーカーは売上を上げて、また、より良いものや新しいデザインのモノを作る。

それが、また海外で使われ、ローカルで好まれるデザインの注文などもでてくるのだろう。

海外中心に事業を組み立てるのが大前提

音楽のエイベックスはご存知の方も多いと思います。
松浦社長はYoutubeをされており、その中で、こういう事を話されていました。

韓国の音楽会社が「この子を売りたい!」と相談があって、エイベックスと共同で日本で売り出していくことを手伝った。この会社は、エイベックスのノウハウを享受して、日本で売り出すノウハウを学んでいった。

彼らは海外に出ることが前提だった。
日本は違う。国内で売ることが前提でやってきている。

海外で売れるようになりたいんだったら、
そもそも海外をターゲットにして事業を考えていくべきだよ。

こう話していたのは、たしかコロナ中の頃だった。
韓国のアーティストが日本に出てきたのが、たぶんBoAが最近では最初なのではないかと思いますが、それを考えるともう30年ほど前になる。

日本が失った30年前に海外に取り組んで来たことを考えると、日本はグローバルビジネスが30年遅れを取っていることでもある。

また、先日、ある有名なゲームを売っている玩具メーカーのマーケティング責任者の方とお話することができた。

そのゲームのキャラクターをキャンペーンで売ると、
1時間も立たずに完売する。

とても嬉しい一方で、買っているのはほぼ外国人で、
日本人がほぼいないことに寂しさも残る。

安い日本をなんとか本当にして欲しい。
と、嘆いていました。

もう、そろそろ国内需要を基本に
ビジネスを考えるのを辞めなければ行けないのだろうと思います。


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