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TikTok for Business ILLUMINATE 2024 Summer
TikTok公式イベントに参加してきました。
今回は2日開催の6月26日に参加してきました。
行ける時はできるだけ会場の方に足を運んでいるのですが、今回も良い内容だったと思います。多くの気づきや確認ができました。
いくつかポイントだと思った点を挙げます。
ポイント6つ
1.大手企業の参入が年々増えてきている。
2.従来の広告のやりかたのピークは過ぎた。
3.テレビ局もガチで参入してきている。
4.メディアの分散によってスポーツ界へ影響がある事。
5.企業案件でも、インフルエンサーの「投稿の型」を崩すとバズらない。
6.フォーマットが固まった時にフォロワーが増えた
1.大手企業の参入が年々増えてきている
4月に開催された『TikTok for Business Japan Awards 2024 creative category』の受賞した作品から、なぜそのクリエイティブが選ばれたのか?というところを、授賞式では聞くことが出来なかった議論の裏側を、審査員3名が徹底的に語る。というものの中で、
ユニ・チャームの生理用品の「ソフィ」が挙げられていた。
評価ポイントは、
エンゲージメントだったそうで、
実際の投稿を見てみると、動画の最後の部分は投げかけ(質問)で終わっており、生理用品という非常にデリケートで、会話に誘発してエンゲージメントを深めていくというやり方でした。
ユニ・チャーム ニュースリリース
ソフィ公式TikTok「さらけだ荘」開設から2ヶ月間で600万回再生を突破-ユニ・チャーム (unicharm.co.jp)
sofy_official_7daysソフィ【公式】
https://www.tiktok.com/@sofy_official_7days
2.従来の広告のやりかたのピークは過ぎた
CVR、CPAなどなど従来の運用型広告で言われるような概念はもうピークは過ぎたと言う話があった。
通常、企業広告はユーザーをコントロールしがち。
そうではなく、こういう生理用品と言うデリケートなもののテーマを投げかけてエンゲージメントを深まる方法として、広告を活用するというのは新しかったとの事。LTVも長いという。
ここは私も広告に17年関わってきていますが、非常に共感できるお話でした。
本来、運用型広告にはいろんな使い方があるのですが、獲得目的の運用が主流になりすぎた感があると思います。
3.テレビ局もガチで参入してきている
サミットの登壇者の中に日テレのプロデューサーの方がおり、この方のお話は非常に興味深い話しをされていた。
Youtubeを2000本ぐらい研究分析すればほとんどがテレビのコンテンツの転用だとわかる。
その中でドラマだけがなかった。
しかし、横長動画でドラマを作るとめちゃくちゃ金が掛かる。
縦型はそれが良かった。
特にTikTokは北風と太陽の中で太陽型のアプローチがレコメンド特性上向いている。
また、こうも話されていました。
メディアミックスとドラマが可能か?という点で、
全力坂というショートドラマがあったが、こういうミックス。
結論、こういうミックスは成立した。
4.メディアの分散によってスポーツ界(フィギュアスケート)へ影響がある事
フィギュアスケートといえば、以前は、荒川静香さん、安藤美姫さん、浅田真央さんなど、誰もが知っているような方の名前が挙がるが、今はどうでしょう?という話しから始まった。
いまのフィギュアスケーターの名前を知らないのはなぜか?
いつ頃からそうなったのか?
お話によると、スマホが普及し始めた2010年2011年ごろからの事だと事。
スマホが普及したことによって、それまでテレビがメディアの主流から、SNSという選択肢ができたことで、分散が起こった事が原因だとの事。
以前はSNSというと炎上があるため控えるように言われていたのが、今は積極的に投稿しましょう。ということになっているそうです。
放映権などによる利益もあったでしょうから、SNSの登場は、スポーツビジネス経営者やスポーツ選手への影響が大きい事がわかります。
5.企業案件でも、インフルエンサーの「投稿の型」を崩すとバズらない
これは以前からよく言われていることではありますが、企業的には、これをどうしても写してほしいなどがあったとしても、投稿の型が崩れてしまうと、そもそもバズらないのはTikTokでも同様だそうです。
動画なので、意図的なものを悟られやすいのかもしれないですね。
6.フォーマットが固まった時にフォロワーが増えた
はっきり口にされた方がおり、よく考えると、フォーマットがある投稿がおすすめに出てくるな。という印象があります。
これはTikTokに限らず、Youtubeもそうですし、テレビも層なのではないかと思います。
テレビではフォーマット自体を海外のテレビ局と売買している事もあるようですので、それほどフォーマットというのは価値があるのだと思います。
当たるまで合う型を探しまくる。合う型を試しまくる。というのが最初は良いのかも知れません。
海外のTikTok
イベントの最後に、ひょんな方から海外でのインフルエンサー関連の仕事をされている方がいて、少し話すことができました。
そのお話によると、国によって傾向が違うとのことで、同じTikTokでもやり方が違うようです。やはり母集団の性質によってやり方が違うようです。
また、海外ではユーザー数はまだ1位ではないものの、TikTokが盛り上がっている国が多いそうで、アメリカもかなりのユーザー数がいます。ASEAN諸国でもそうらしく、しばらくTikTokは盛り上がりは続きそうです。
※投稿はイベント運営の企業様にご了解頂きました。
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