見出し画像

読書記録「短歌部、ただいま部員募集中!」

こんばんは。今日から選抜高校野球が始まりました。リアル高校生の頃は、テレビの高校球児が自分と同じ高校生には見えませんでした。それで見なくなっちゃった。3年生くらいになると、「○○高校の△△選手も、同じように授業や試験を受けてるのだろうか? また苦手な教科もあるのだろうか?」と高校生としての一面の想像をしたものです。

さて昨日一気に読んでしまった本の紹介を。

小島なお、千葉聡著「短歌部、ただいま部員募集中!」(岩波ジュニアスタートブックス)

この手の本を読んで、「短歌を読んだ気」になってましたが、「自分には歌を作るのは無理」と思い、短歌のスタートラインに立つ前から挫折モードに入ってました。

極端な話、紙とペンがあれば、歌は作れるともあります。自分にはそのための語彙力がなく、五七五七七に合わせられる言葉を知らないのでは?と思うと、ますます散文に逃げてしまいます。だからこうしてnoteを書いてるわけであって。

この本は、中高生向けとあって、学校生活から歌の種を見出すことがたくさん書かれています。昔はこんなやさしい(親切な)本なんてなかった。私は文章を書くことで先生から褒められるような子で、短歌をよもうとも思わなかった。誰も「やってみたら?」と言わなかったのもあります。

令和の中高生も、日々の楽しいできごと(ばかりじゃないけど)に目を向けて、キラキラ光る歌をよんでほしいと思う本でした。
特に著者のひとりである千葉聡先生は、現役の高校の先生だから、生徒に向けて呼びかけてるように文章を書いてる。こんな先生いたらなあ~。

そこはさすがに歌人なので、小島なお先生も古典を引いてたりする。「とりかへばや物語」って、そういう話なのね~。短歌の専門誌を読むと、古典文学の知識は歌の土台となってることに気づく。どこからこんな引き出しが出てくるんだろう?といつも驚きます。

すぐその気になる性格で、新聞の束から先週の歌壇の記事を探し、切り取って投稿された歌を読んでいます(笑)。自分も応募できたらいいな。
※何でもかんでもその気になるわけではありません

俳句に浮気しかけたこともありますが、万葉集から親しんでるから短歌をやってみたいと思うのでしょう。読んでいてしっくりくるし楽しい。古典和歌の勉強を、もうちょっと真面目にやっておくんだった。

自分のことばかり書いてしまったけれど、短歌が思うより身近で、学校生活に結びつけやすい文学だってことを、改めて実感しました。
心の奥底に眠る感情を起こし、五七五七七に合うように何度も練り直す。それなんだよね。

今日お昼ご飯何かなーと思いながら、よんでみたw

健康を気遣う料理作ろうと日頃使わぬ食材迷う

X(Twitter)とは言葉を若干いじってますw

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?