ドラえもんの映画はなぜ楽しいんだろう 一日一楽【3月23日】
chatGPTの登場でもはや人間だけが出来ることは少なくなった。もはや人間に出来ることは「楽しむ」ことだけだ。だから一日一楽。一日であった楽しいことを書いていく。
ドラえもんの新作映画、「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」を見てきました。
14時10分開演。子供2人、妻を私の計4人。13時55分に映画館に着く。どうやら今から開場するにはドラえもんだけらしく、家族連れがとても多い。土曜日だしね。
ポップコーンが長蛇の列。研修中のレーンに並んでしまい、入ったのは14時17分。イライラしてはいけないと思いつつも…もうちょっとなんとかなんねえかな。
前置きはこれくらいにして。
ドラえもんの映画が好きです。
子供の頃から好きで、前期・中期・後期に分けたDVDも購入しています。独身時代はドラえもんを見ながら酒を飲む夜が何よりも楽しかったりして。
私はもうおじさんなので大山ドラえもん派ですが、水田ドラえもんを否定するつもりはありません。ただ、ここから私個人の意見なので、大山ドラえもん時代の映画を中心に書いていきます。最後に今作の話もちょこっと入れます。ネタバレはありません。(ドラえもんにネタバレとは、って感じだけど)
ドラえもん映画の楽しさってなんだろうって考えると、
個人的には現実→異世界の「→」にワクワクしてたんだなって。
大魔境
スモーズフォレスト。木の上でランチ
海底鬼岩城
はじめのベースキャンプでバーベキュー
竜の騎士
地下で思い思いに過ごすシーン
雲の王国
雲の国建設がまとまり、みんなでバギーで走るシーン
などなど。
上げればキリがないが、日常から異世界にいく、起承転結の「承」が魅力なんだ。
このまま、ジャングルを進んでいったらどうなるんだろう。
この地下部屋で僕も部屋を持って1日中、ゲームをやっていたい。
ドラえもんの道具によって、(映画によっては別の力が働いて)非日常に移り変わるあの瞬間。あれがすごく好きなんだよな。
なんでこれに気づいたかというと、新ドラえもんにはこの「→」があんまりないんです。日常から急に非日常に切り替わって、物語がすすんじゃう。
確かに旧より新のほうがストーリーは丁寧だし、伏線の回収も上手。
旧にあった無理くりな時間修正やキャラ矛盾も改良されてます。
でもね。
たぶん子供がみたいのってもっと「ワクワク」とか「ドキドキ」ってストーリーや言葉で説明されるものじゃなくて、自分で感じて想像・妄想できるもの、なんじゃないかな。
できれば、多くなくていいからそういうシーンを増やしてほしいな。
最後に新作映画について。
個人的には新ドラの中だと真ん中くらいかなーと。
【良かった点】
新ドラにありがちな過剰な泣かせ演出がない。
今まで初だけど音楽を武器に戦うってのが新しかった。記憶が正しければ、道具、魔法、物理攻撃以外の解決法で敵を倒したのは初めてじゃないかな。
子供2人は楽しく見れたみたい。これだけでも十分合格かと。
【悪かった点】
伏線回収が多すぎ。一見、無意味なシーンも「どうせ伏線のための1シーンでしょ」みたいなのが多すぎ。というか本来の伏線として正しいのかこれ。
「→」はゼロ。いきなり課題からの解決になります。戦略コンサルが中入ってんのか。
中だるみがすごい。
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