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問題解決の思考法

僕が働くシステム開発のプロジェクトでは、次から次へと問題が起きます。
本当、何をやっても問題ばかり起きるのです。
そもそもプロジェクトというのは、過去に似た内容のプロジェクトがあったとしても、完全に同じものはないので、常にどこか新しいことに取り組んでいるわけだから、問題が起こるのは当然なのでしょう。

1つ問題を解決すると、また1つ別の問題にぶち当たり、それを解決するとまた・・・といった感じでプロジェクトが進行していくことも少なくありません。

とは言え、余程のことがない限り、解決策、もしくは回避策はあるもので、なんだかんだプロジェクトは完遂されるものです。

ところが、プロジェクトをやっていると、意外とその解決策(回避策も含める)を見つけ出す思考ができない人が多いなぁと感じます。
闇雲に何かを試してみたり、思いつくままにあっちこっち思考が散乱して、遂にはそれまで問題解決のために何をやってきたのかワケが分からないという状態に陥ってしまう人が多いなと。

僕はというと問題解決を得意としているというか、問題解決に取り組むのが好きです。
ストレングスファインダーという適正検査の結果でも、僕は問題解決をすることが好きな性分のようで、問題が起きて、それを解決する手段を探している時は謎解きをしているようで楽しいんです。

そんなわけで、問題解決がうまくできない人の参考になればと、僕が問題解決に取り組むときに思考していることをお話したいと思います。
人によっては、そんなのは当たり前、基本中の基本でしょと思うような事だと思いますが、それができない人が本当に多いんです。

では、僕がどのような思考で問題解決にあたっているか。
それは次の3段階に思考しています。

問題解決の思考法 その1 予測

問題の原因をピンポイントで予測する。
過去の経験や、今持っている知識をもとに直接的な原因を予測します。
この予測があたると問題解決は楽に終わります。
が、そう簡単にいく事は少ないですよね。

問題解決の思考法 その2 仮説と検証

予測が外れた時には、今度は仮説を立てて、それを検証する。
過去の経験、知識に加えて、対象としているものの成り立ち・背景を考慮し、「もしかしたら」の仮設をたてて問題を再現させていきます。「仮説と検証」というより、「仮説と再現」の方が的確かもしれないですね。
問題が再現できたということは、その仮説が原因となるので、そこに対処すれば良いわけです。

問題解決の思考法 その3 総当たり

最後は総当たり。原因がどこにあるか完全に分からない状況。問題の対象を分割し、各分割対象毎に調査し、原因でないものを消去していく、消去法。
対象を分割する時は、図を書いたり、表にしたりして可視化していきます。この時大切なのは対象を分割している時には、原因となる可能性が限りなくゼロに違い領域も羅列すること。
この分割の時点で可能性を排除してしまうと、思わぬ見落としになったり先入観が働いてしまったりするから、とにかく全てを網羅するように可視化していきます。
可視化できたら、それらを一つずつ調べたり、「仮説と検証」したりして、原因ではない領域を消去していきます。そうすれば、いずれは原因に辿り着けますね。

と、以上が僕の問題解決の思考法なのですが、もっと事例を用いて説明する方が良いのかもしれないと思いました。
自分自身の思考を型に落とし込めていない感じがします。
この問題解決の思考法は、自分の強みにもなりそうなので、もう少し時間をかけて整理させていこうと思いますが、一先ずここまで。

少しでも誰かの参考になれば幸いです。


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