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今週の週報(21.10月2週)

ローランドさんが自分の体重を少なめに言ってしまって、残りの体重は「自信」と言ったそうです。
私の体重も10kg分は「自信」です。これからも体重が増えるたびに、「また自信がついちゃったな〜」と思うことにします。

それでは、今週の週報です。

1.良いセンタリングを上げたい

今ハマっているサッカーマンガ「ジャイアントキリング」で、読んでていつも心震えるシーンが豪快なゴールのシーンではなくドンピシャのタイミングのセンタリングやパス、相手の裏をかいたパスなんです。
思えば、高校の球技大会とか大学のサッカー大会とかでいつも「良いセンタリング上げたいな〜」と、その練習をしてたのを思い出しました。シュート練習とか全然しなかったですね。

ゴールに興味が無いわけじゃないですが、誰かのゴールを演出したいという気持ちの方が強いのかもしれません。派手さは無くても良い仕事をしているとか、地味に大切な仕事をしているとか。スーパープレイで観客を湧かせるのではなく、ファインプレイで仲間を助けたい、笑顔にしたいというか。

そんな感じのことを思うと同時に、いつか仕事でも良いセンタリングをあげたいなと思いました。

2.いろいろ使えるピラミッド構造

以前、伊藤羊一さんの『1分で話せ』を読んだときに、プレゼンの骨子をピラミッド構造で作るというのを学びました。
最上段に伝えたいテーマやメッセージを置き、その下に3つくらいの根拠があり、それぞれの根拠をいくつかの具体例が支えるというものでした。

先日読んだ荒木博行さんの『藁を手に旅に出よう』でもピラミッド構造を使ったものが出てきました。そこでは、自分の仕事のやり方のフォーマット化と仕事の目的の構造化の2つが紹介されています。
この2つの詳細は本に譲りますが、ピラミッド構造の応用の幅広さに気付かされました。

それぞれに共通しているのは、「あるテーマをそれを構成する要素に分解する」ということです。メッセージでも仕事でもそれはいくつかの要素の組み合わせで成り立っています。それを分解していくことで、より説得力のあるメッセージになったり、改善点が見えてくるようになります。
また、ピラミッド構造で捉えようとすると、「これを支える何らかの要素があるはずだ」というこれまで見えていなかったものを考えるようになります。「ここに何かが入ります」と空欄が用意されると埋めたくなるのが人間の心理だと思うので、思考の枠を広げる効果もあるんだなぁと感じました。

3.要約アプリでまとめ方を学ぶ

読書家を自称している私ですが、買ったものの読まずに積んだままの本もけっこうあります。特に、厚かったり小難しいものはなかなか読む気になれず、一年以上放置されているものもあります。そういうものに限って、名著だったり、「一度は読むべき本」みたいな触れ込みがあったりして読んどかなきゃなぁと常々思ってはいるんです。
また、「なんか気になるけど買うかどうか迷う」という本もけっこうあり、自分がメモしている「読みたい本」の冊数は200冊を越えています。

読書時間が無限にあるわけではないので、読める本も限られています。サクッと概要とエッセンスを掴めればいいなぁと思ったので、本の要約アプリ「flier(フライヤー)」をダウンロードしました。
まだ有料会員登録はしていないので要約を読める冊数は多くないのですが、要約を読める以上に本の読み方や読んだ内容をまとめるという点でも学びが多いなと感じます。
本の要点をいくつか(3〜5くらい)にまとめて、それを少し詳しく説明する。こうやって後でまとめることを意識すれば読書を効率的に行えるんじゃないかなと思います。(今書いてて思いましたが、これもピラミッド構造にできそうですね)

自分なりのスタイルを貫くのもいいですが、たまに他の人のやり方を見ると学びも多いですね。これからは積極的に他者に学んでいきたいと思います。

4.知人が未来からやってきたら

映画化もされた『コーヒーが冷めないうちに』シリーズの4作目『さよならも言えないうちに』を読みました。このシリーズは過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」を舞台に、ある後悔を持った人たちが喫茶店を訪れる物語です。

ただ、過去に戻れるとは言ってもこの作品の場合は「過去に行って何かしたとしても現実は変えられない」というのがミソです。なので、「今の現実を変えたい!」と思って喫茶店を訪れる人が来ますがその話を聞いてがく然とすることもしばしば。でも、それを聞いても過去に戻る人たちがいて、その理由とか過去でのやり取り、そして過去から戻ってきた人たちの心情とかがこの作品の面白さだと思ってます。

4作目となる今作では、「現実は変わらないけど、過去に言って伝えたことは過去の人の記憶に残る」ということが分かります。この本を読み終わった後、もし自分の知人が未来からやってきて「お前は○歳で亡くなることになる」と言われたら、どういう気持ちになるんだろうと考えてみました。まだ50年くらいあれば行動は変わらないかもしれませんが、あと数年しかないとなれば間違いなくやりたいことをやりますね。行きたいところに行ったり、食べたいものを食べたり。

本当にいつ死ぬかというのは分からないので、日々を後悔なく生きられればいいのですが、「死」というものが家庭から遠ざけられ病院や施設へと移ってしまった今はなかなかそれを身近に感じることができません。だからこそ、こういう作品に出会った機会にそんなことを考えてみて今の生き方を振り返ることが必要なんじゃないかなと思うわけです。
まあ、こういうのは「たまに」でいいと思うんですけどね。いつも「明日死んだらどうしよう」とか考えたら疲れちゃいますからね。

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今週は自分の思考の幅が広がった週でしたね。いろいろつながった週とも言いますか。スティーブ・ジョブズの「connecting the dots」じゃありませんが、ふとした時にいろんなものが思いがけずつながるもんですよね。こういうことがあるから、ふらふらしたり、いろんなことに首をつっこむのをやめられないのかもしれません。

ということで、今週の週報でした。

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