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仕事を楽しみたい人間

アルバイト時代から仕事や働き方に関する本を読み続けています。
それはずっと「仕事」というものを考え、悩み続けているからです。

「今の自分が直面している困難をどう乗り越えたらいいんだろう」
「もっと効率的に仕事をするにはどうしたらいいんだろう」

そういう問いを持つたびに、その答えが書いてありそうな書籍を買って読んでいます。
組織論、リーダーシップ論といったものから、時間術やマーケティング、ファイナンスのものまで、様々な本を読んできました。
よく読む本のジャンルを聞かれたなら、「キャリアや仕事に関する本」と答えるでしょう。

なんでこんなに「仕事」というものに向き合い続けているのか。その理由が最近分かった気がします。

それは「自分は仕事を楽しみたい」と思っているということです。

正直、今の仕事は自分に向いているとは思っていません。会社が辞令を出したから今のポジションに就いていると思っています。
そう思っているなら何があっても適当に流せばいいのに、それに真面目に悩んで取り組んでいる自分がいます。

「悩む」ということは、今の状況が自分の理想と違うから悩むのだと思います。そして、自分の理想とは「仕事を楽しんでいる自分」です。
そう気づいたとき、ある一節を思い出しました。

「加藤くん──今、君は仕事が楽しくないかもしれない。しかし、忘れてはならない。君は仕事を楽しみたい人間なのだ。加藤くん──今、君は人を喜ばせるのに疲れているかもしれない。しかし、忘れてはならない。君は、できることなら人を楽しませ、喜ばせ、笑顔にしたいという気持ちを持った人間なのだ」

「神様に一番近い動物 ~人生を変える7つの物語~」より

この「加藤くん」がどういう状況でこの言葉をかけられたかは思い出せませんが、きっと今の自分と同じ状況だったのではないかと。

「たかが仕事なんだから」「そんなに真面目に取り組まなくてもいいよ」という風に声をかけてくれる方もいます。「仕事を楽しめなくてもプライベートを充実させればいい」というのも分かります。それでも自分が悩むのは「仕事を楽しみたい」「楽しく仕事がしたい」と思っているからなのだと思います。それが会社の辞令で就いた仕事であろうと、自分が向いていない仕事と思っていようと。

「仕事」というものを楽しむため、これからもそのジャンルの本は読み続けるんだろうなと思います。

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