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#今週の週報 (22.7月2週)

Amazon Musicのドライブモードの選曲が良すぎて、「実家のMDの情報も収集しているのかな」と思うレベルです。

今週の週報です。

1.最高のサービスを体験した

先週購入したパソコンがようやく家に届きました。
届いたその日に早速もろもろの設定に取りかかりました。

「新しくパソコン買った時あるある」だと思うんですが、自分が使っているアプリのログインパスワードが思い出せません。心当たりのやつを何回か試すんですが、それでも入れず、あまりにミスしすぎるとロックがかかってしまいますし…
まあパスワードは再設定するにしても、今回はログインIDが分からなくなるという問題も発生しました。

困り果て、アプリのチャットサポートに相談しました。
結果として、ログインIDは古い方のアドレスを使っているということが分かったのですが、チャット先から「今の使用状況ならもっと安いプランに変えられますよ」という提案をいただきました。しかも支払い済みの年会費の返金やプランの切り替えも向こうでやってくれるとのこと。

「マジか」って思いましたね。
このアプリは1年ごとに自動更新のやつだったので、ほっとけば勝手にお金払ってくれる僕は、いわばカモなわけです。
それを現在の使用状況を確認してくれて、僕にメリットのある魅力的な提案をしてくれるとか、「最高のサービスかよ」と思いました。
チャットってもっと無機質で、困っていることだけを解決してくれるものだと思っていましたが、今はここまでサービスが進化しているんだと感じさせられました。

2.アウトプットの質に惑わされがち

最近の荒木博行さんのVoicyでこんなことを話されていました。

「アウトプットが良質なものだから、インプットも良質なものなんだと思いがち」
※だいぶざっくり引用してます

何かで成果が出たとき、そのためにやった施策や方法が素晴らしくて効果のあるものだったと思ってしまうことを指摘した言葉です。いうなれば「アウトプット良かったからインプットも良かったんだわバイアス」でしょうか。

本当に適切なインプットができていた場合ももちろんあると思います。ただ、複数あるうちのいくつかは意味の無いものだったり、運とか周りの環境でインプットに関係なく成果が出る場合もあります。そこの見極めが非常に難しいです。正直、「なんかうまくいっちゃったね」ということもありますし。

野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」という言葉に通じるものかもしれません。
うまくいった時は、その成功体験に固執せず、なにか失敗してしまった時こそ、その要因を考えて失敗確率を下げていきたいと思いました。

3.人は流転する

平成のベストセラー「バカの壁」を今頃になって読み終わりました。

その中で「情報は不変で、人は流転する」ということが書かれています。

生き物というのは、どんどん変化していくシステムだけれども、情報というのはその中で止まっているものを指している。万物は流転するが、「万物は流転する」という言葉は流転しない。それはイコール情報が流転しない、ということなのです。  
流転しないものを情報と呼び、昔の人はそれを錯覚して真理と呼んだ。真理は動かない、不変だ、と思っていた。実はそうではなく、不変なのは情報。人間は流転する、ということを意識しなければいけない。
「バカの壁」より

言われてみると確かにその通りで、「昨日は晴だった」という情報は変わりません。「情報が変わった」と聞くこともありますが、それはあくまで先に知っていたことに追加で情報が入ったか精度が変わったかということだと思います。

一方、人は日々変わっている生き物です。細胞レベルでも少しずつ新しいものに入れ替わっていますし、昨日を体験した自分は昨日の自分とは違うものです。確固たる自分というものを求め、変わらないでいることが推奨されるものですが、こうやって人は変わっていくものです。
そして、人が大きく変わるときというのは何かを知った時です。

学生には、「君たちだってガンになることがある。ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。そうしたら、あそこで咲いている桜が違って見えるだろう」と話してみます。  
この話は非常にわかり易いようで、学生にも通じる。そのぐらいのイマジネーションは彼らだって持っている。  
その桜が違って見えた段階で、去年までどういう思いであの桜を見ていたか考えてみろ。多分、思い出せない。では、桜が変わったのか。そうではない。それは自分が変わったということに過ぎない。知るというのはそういうことなのです。  
知るということは、自分がガラッと変わることです。したがって、世界がまったく変わってしまう。見え方が変わってしまう。それが昨日までと殆ど同じ世界でも。
「バカの壁」より

「昨日までと言っていることが違う」というのは、その発言や思想を変えてしまうことを知ったということです。「あんなに頑固に主張していたのに」と思う人も、ある時ころっと意見を変えてしまう。それが知ることの力なのです。

ただ、何かを知るという行為も普段の自分がいる環境から得られる情報だけでは、その思想を強くするだけです。今回の本のタイトルに合わせれば、自分が心地よいテリトリーの壁をさらに高くするだけです。
その壁の向こう側にあることを知ってこそ、人は大きく変われるのだと思います。

4.「社会課題」として認知されるまで

今や様々な社会課題がありますが、それらの中にはここ最近になって認知されたもの、課題として取り上げられるようになったものもあります。

そういう課題は最近になって、ぽっと出てきたのかというとそうではなくて、ずっと前から存在はしていました。
昔は当たり前のように家族に暴力が振るわれていますし、性的マイノリティの方々もそのことをオープンにできない空気がありました。

それが今や社会課題として認知されるようになったのは、「こんなのおかしい」と声をあげた人がいたからです。最初は個人的な想いだったのかもしれません。ですが、その声が広がり、多くの人の共感を呼び、ある段階を超えたときに社会全体の課題として認知されるようになったんです。

この話は数年前に参加したイベントで聞いた話です。
僕は「社会課題」と聞くと、そうなるまでに奮闘した方々の想いを感じずにはいられません。
まだ「社会課題」として認知されていない課題に取り組んでいる方々を僕は応援しています。

選挙の空気感に当てられて、こんなことを書いてみました。

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どんどん暑くなり、いよいよ夏です。昨年も暑かったですが、今年はどうなるんでしょうか。
我が家は風通しが異常にいいので、今年も扇風機で乗り切りたいと思っています。

ということで、皆さんの一週間はどうだったでしょうか?
今週の週報でした。

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