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子どもの根本的な気分は、驚き・夢・悲しみだと思っている。 ここでは夢について書きたい。 …
カウンターの席で、ワインを飲む。 夢が降りてくる。上のほうから。 うつむいて、感傷的な人…
子どもは物を集める。 たとえば、玩具を集める。 玩具を与えてもらえなければ、石を集める。…
夢の入口の向こうに、夢の入口があり…… ……どこまでもつづくような夢に、果てはあるのだろ…
夢には記憶が混じっている。 過去に夢の入口があったからだ。 雨の日、車が水をはねながら走…
夢は未来よりも、過去につうじている。 とはいえ、未来につうじる夢がないわけではない。 僕…
未来につうじる夢。いまの僕の心には、古い修道院がある。 中庭のある修道院。薬草を育てながら、哲学者たちが共同生活をする。 哲学的感度があるにもかかわらず、人の世で生きていくことが難しい人たち。いや、哲学的感度が強すぎるからこそ、人の世で生きていくのが難しい人たち。そんな哲学者が集まって、のびのびと哲学をする。 お気に入りの薬草酒バーがある。それはすでに現実化した夢の場所。バロック音楽とも現代音楽ともつかない音楽が流れ、僕は底のない底へと落ちていく。僕の夢の中の薬草は、そ
文章を読む。そこに真実があるか、善があるか、美があるか、それよりも、夢があるかどうかが肝…