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デジタルツイン×XRによる新しい都市体験

いよいよ、この秋に開業となる虎ノ門ヒルズステーションタワー。この中にある情報発信拠点「TOKYO NODE」では、デジタルツインとXRによる新しい都市体験の創造と街づくりが始動します。

デジタルツインとは?

デジタルツインとは、2002年に米国ミシガン大学のマイケル・グリーブス教授が提唱した概念です。製品や設備など、現実世界の「モノ」「コト」をデジタルの世界に再現して仮想空間上で忠実にシミュレーションしようという考え方です。例えば、コンピュータ上で車を作る際にエンジンの働きをシミュレーションしてどれぐらい出力が出るかを試したり、工場の空調をシミュレーションして設備を検討したりします。

近年、このデジタルツインをより広い空間で構築しようという考え方が出てきました。それが「都市のデジタルツイン」です。現実世界のさまざまな情報を収集して、スマートシティ、防災、都市計画、モビリティーなど、さまざまな分野での活用が期待されています。

また、「都市のデジタルツイン」を後押しするのが、2021年3月、国土交通省都市局から公開された「Project PLATEAU」です。これは「デジタルツイン」や「スマートシティ」を構築するデジタルツインの基盤になる日本全国の精巧な3D都市モデルデータです。この3D都市モデルデータを誰もが二次利用、商用利用可能なオープンデータとして公開したことで、日本国内の「都市のデジタルツイン」の開発・研究が一気に加速しました。

TOKYO NODE "XR HACKATHON" powered by PLATEAU

今回、国土交通省都市局にもバックアップいただき、TOKYO NODEのある虎ノ門ヒルズ ステーションタワーを中心とした現実の街のデータを「都市のデジタルツイン」として広く提供し、アート、エンタテインメント、サービスツール等の新しい都市体験を生み出すXRアプリケーションを開発してもらうイベントを開催します。それが「TOKYO NODE "XR HACKATHON" powered by PLATEAU」です。
※詳しくはコチラのXR HACKATHON特設サイトへ

このイベントでは、Project PLATEAUの3D都市モデルに加えて、森ビルが管理する虎ノ門ヒルズ ステーションタワー施設内の3Dモデルや、現実世界で情報やキャラクターを表示するために必要な「VPS(Visual Positioning System)」と呼ばれる3Dマップ、施設フロアのどこにいるかを認識するための「高さ情報」などが、イベントに参加いただく開発者の皆さんに無償で提供されます。これらの情報をもとに、虎ノ門エリアを使ったゲームやアート作品、または都市の利便性を向上するサービス等を自由に開発していただき、来年2月10日に開催されるアワードナイトで最優秀作品を決定します。

今回、シンメトリ―は「TOKYO NODE」の参画メンバーとして、虎ノ門エリアのデジタルツインを構築するためのシステム開発やデータ収集・実装などを行っています!
※デジタルツイン開発を行う弊社サイト → 株式会社SYMMETRY公式サイト
こちらのnoteで、イベントやシステムに関する詳細を発信していきますので、ぜひご覧ください!

▼TOKYO NODEとは
「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」最上部に位置するTOKYO NODE。イベントホール、ギャラリー、レストラン、ルーフトップガーデンなどが複合する、約10,000 ㎡の新たな情報発信拠点です。NODE=結節点という名のとおり、ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテイメントなどあらゆる領域を超えて、新たなものを生み出していく舞台となります。施設内には、ミシュラン星付きシェフによるレストランや、イノべーティブなプレイヤーが集まり共同研究を行うTOKYONODE LABを併設。クリエイティビティを刺激し、虎ノ門から世界に発信していきます。

▼TOKYO NODE LABとは
TOKYO NODE の 8 階には、参画企業やクリエイターのための共創拠点「TOKYONODE LAB」を開設。XRライブ配信が可能なボリュメトリックビデオスタジオ「TOKYO NODE VOLUMETRIC VIDEO STUDIO」、TOKYO NODE のエントランスに構える開放的なカフェ&バー「TOKYO NODE CAFE」が併設されています。業種や領域を超えた一流の才能や、イノベーティブな企業が集結。虎ノ門ヒルズエリアを通じて、コラボレーションによって新たな都市体験 やコンテンツを創出・発信します。


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