正論ほど役に立たないものはない
さてさて、皆さんの周りには正論を言ってくる人はいますか?
冷たい顔して無表情で淡々と、
「じゃあ辞めたら?」
「いや、ダメに決まってんじゃん」
そんな感じで言ってくる人。
いないでしょうか?
正論な上にそんな感じで言ってこられると、すごくモヤモヤしますよね。
「いや・・・それができたら苦労しない」
そんなふうに思いますよね。
そう、正論なんて役に立たないんです。
本当~にその人のことを思って、最後の最後まで発言に責任を持ち、一緒に悩み苦しんでくれるなら、話は別ですが。
基本的には、正論は役に立ちません。
仕事が嫌なら辞めたら良いことなんて分かっているし、不倫がダメなことも分かっているし、おやつの食べ過ぎが良くないことも分かっているんです。
しかし、やめられない。
なかなか仕事を辞めることを上司に切り出せないし、不倫も止められないし、おやつの食べ過ぎも止められない。
これが現実です。
じゃあ、あなたがすべきことは何なのか?
それは、今できることをすること。
仕事を辞めることを上司に切り出せないなら、
今できることは、案外あります。
今が1㎝の場所だとしましょう。
頭の中で物差しをイメージしてみてください。
あなたは15㎝の場所に行きたい。
15㎝とは、上司に仕事を辞めることを伝えること。
しかし、現状上司に言い出せないわけです。
物差しには、1㎝、2㎝、3㎝・・・14㎝、15㎝と目盛りがあります。
各目盛りは、“あなたがすべきこと”
あなたは、15㎝の上司に仕事を辞めることを伝えることはおろか、3㎝や4㎝のことすらできないわけです。
・・・
・・・
ですが、それが大きな間違い。
3㎝や4㎝、いや2㎝に行く前に、1.1㎝、1.2㎝、1.3㎝などもあるわけです。
ゴール(15㎝)までの階段は、極力細かく細かく。
1段1段は、低ければ低いほど良いんです。
「なかなか仕事を辞めることを上司に切り出せない・・・」
「不倫を止められない・・・」
「おやつの食べ過ぎを止められない・・・」
そんな人は、まずは階段の1段1段を “もっと” 低く低く設定しましょう。
目盛りは細かく細かく。
そうして1段1段をクリアしていくことで、自分に自信もついてきます。
次への行動力の活力となります。
大きすぎる1段は、あなたから自信を奪います。
高確率でできないので、自信を無くします。
頭の中に物差しを持つこと。
目盛りは、0.1㎜単位であること。
(ゴールまでの1段1段は、極力小さくすること)
ぜひ意識してみてください。
正論というのは、いきなり15㎝を言ってきているようなもの。
そりゃ無理なんです。
言うのは簡単。
そこまでの道筋が難しい。
正論など、本当に悩んでいる人の前では、全くの無価値です。
ゴミ箱に「ポイッ」でOK。
気にせずスルーしていきましょう。
あなたにできることをすればOKです。
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