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将棋ウォーズ運営チームか送る公式noteです。 ウォーズの楽しみ方や、読むだけで歩1枚強くなる戦術をお伝えします!

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1年で初段に!? 将棋ウォーズの新機能『棋神ラーニング』とは?

将棋ウォーズに新機能が登場しました! その名も『棋神ラーニング』。 これは将棋初心者~級位者を対象にした将棋初段昇段を目指すe ラーニングサービスで、従来の将棋学習とは異なった、将棋ウォーズならではの学習メソッドが盛り込まれています。 なぜ『棋神ラーニング』を作ったの?近年の将棋ブームもあり、指す以外の将棋ファンが過去最高水準に伸びています。 将棋に興味をもち、少し将棋に触れてみても、上達の仕方がわからない、なかなか勝てない、といった経験から、将棋を指すこと自体を止めてしま

    • 『棋神ラーニング』 のこだわりをご紹介!

      前回の記事で将棋ウォーズの新機能『棋神ラーニング』の概要をお伝えさせていただきました。 リリースしてから2週間が経ちましたが、予想以上にたくさんの方にご利用いただいており、大変嬉しく思っております。 今回は、前回でお伝えしきれなかった細かなこだわりについてお話していきます。 中終盤重視! あえて定跡講座を行わない!?棋神ラーニングの学習カリキュラムは、1つのテーマにフォーカスした単元が複数集まって構成されています。 1つの単元は、基本的に1つの動画と複数のクイズで構成されて

      • 棋神アナリティクスでの棋譜読み込み方法まとめ

        棋神アナリティクスは世界大会優勝チームが開発した最強の将棋AIコーチです。 棋神アナリティクスをつかった棋譜の読み込みについてご紹介します。 https://kishin-analytics.heroz.jp/ 1.将棋ウォーズ 将棋ウォーズアプリ「棋譜」ボタンから棋譜一覧を開き、オレンジの棋神アナリティクスアイコンをクリックすると、 アカウントにログインされていると棋譜が読み込まれた状態で棋神アナリティクスを開くことが可能です。 2.将棋倶楽部24 1.対局画面から

        • なぜ矢倉は終わって雁木が始まったのか紐解いてみた

          「矢倉は終わった」 増田康宏六段のこの発言は当時非常に話題になりました。 当然矢倉はいまでも指されている優秀な戦法です。ただ、この発言以降「雁木」にも注目が集まるようになり、居飛車の戦型選択に「雁木」のような堅さに拘らない戦法が増える流れが作られたと感じます。 筆者も最近はよく雁木を指します。なぜ雁木が再注目されるほど優秀なのか、矢倉が以前ほどの人気が無くなったのか、最近初心者向けの指導をしていてふと気づいたことがあり筆を執りました。 「紐をつけよう」 ☗7六歩☖3

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        • 最速で初段になる将棋戦術
          15本

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          学んだことを実戦で定着させるには?〜最速で初段になる将棋戦術〜

          将棋の勉強をしていても、それが実戦に生かされているか分からない、棋力向上に役立っているのか分からない、と思う方も多いのではないでしょうか? 座学で学んでも、それが実戦で使えなければ意味がありません。 きちんと知識を身につけるための方法を1つ紹介します。 テーマを決めて実戦に挑もう学んだことをどうやって定着させるか。 それは単純で、学んだことを意識してアウトプットすることです。 情報をインプットしただけだと、実は長期記憶には残りません。 定期的にアウトプットして初めて記憶

          学んだことを実戦で定着させるには?〜最速で初段になる将棋戦術〜

          「読み」を分解して考察してみた〜最速で初段になる将棋戦術〜

          今回は、将棋の「読み」について、考察していきます。 「読み」とはいったいどういうことを行なっていてどういう力が必要なのかというところを紐解いていき、棋力向上にはどのような力を身につけていけばいいか考えるきっかけになればと思います。 読みの力の三要素読みには以下の3つの要素が必要だと考えられます。 直感力 形勢判断力 探索力 直感力 ある一局面で正しい候補手を瞬時に想起する力のことを直感力と呼ぶことにします。 ある程度棋力がついてくると、局面を見たら瞬時に候補手がいくつ

          「読み」を分解して考察してみた〜最速で初段になる将棋戦術〜

          加古川青流戦アマチュア選抜大会決勝記

          将棋ウォーズ運営チームのブライトです。 第12期加古川青流戦アマチュア選抜大会で優勝しました! 加古川青流戦は加古川市がゆかりのプロ棋士が多く活躍中であることから「棋士のまち加古川」を全国に発信し、平成23年に創設された公式戦です。 四段、女流棋士、三段、のほかアマチュアが出場することが出来る大会で、選抜大会が開催されました。 決勝戦以外はすべて持ち時間が25分切れ負けで初戦からトーナメント形式というスピーディーな棋戦で、時間切れ=負けだけに、秒読み付きの対局以上にタ

          加古川青流戦アマチュア選抜大会決勝記

          中盤のコツ 長所を生かして短所を補おう〜最速で初段になる将棋戦術〜

          今回は、序盤から中盤にかけての戦い方のコツについてお話ししていきます。 長所を生かして短所を補う序盤から駒組みが進んでくると、お互いが同じ形でない限り、自分と相手を比較すると、相手より勝っている部分や相手より劣っている部分が出てくると思います。 玉の固さ、攻め駒の数、駒の損得、位を取っている/取られている、大駒の効きなどいろんな要素で比較できます。 まずは自分の長所、短所を把握して、 長所を生かす 短所を補う という手を考えるのが中盤のコツです。 陣形の違いの例具

          中盤のコツ 長所を生かして短所を補おう〜最速で初段になる将棋戦術〜

          定跡書を捨てよ、詰将棋を解こう 〜最速で初段になる将棋戦術〜

          なんだかいろいろと怒られそうなタイトルですね… 今回は、将棋は終盤が大事という話をします。 勝負は終盤で決まる序盤から優勢を築き、そのまま優位な状態を維持して勝利目前。しかし、最後の最後にうっかりミスをして逆転負けしてしまった…。 そんな経験、将棋を指していればよくありますよね。 将棋は一手で形勢が入れ替わることが頻繁に起こり、それは終盤になればなるほど起きやすくなります。 終盤に近づくほど一手の価値が大きく重要度が高いと言えます。 有段者になってくると、終盤でのミス

          定跡書を捨てよ、詰将棋を解こう 〜最速で初段になる将棋戦術〜

          駒得のコツ 〜最速で初段になる将棋戦術〜

          今回は駒得のコツについて考えていきます。 将棋の駒にはそれぞれ価値の違いがあり、安い駒と高い駒を交換すると、得した方は「駒得」損した方は「駒損」と言ったりします。 駒得をすると、自分の攻撃力や防御力が上がります。逆に相手は駒損するので相手の攻撃力や防御力が下がります。その結果、戦いを有利に進めることができ、勝利を掴むことができます。 将棋で勝利するために非常に重要な駒得。そのコツについて、細かく分析していきましょう。 安い駒で高い駒を攻める当たり前の話かもしれませんが

          駒得のコツ 〜最速で初段になる将棋戦術〜

          「玉の早逃げ八手も得?」~令和将棋新格言~

          玉の早逃げ八手の得という格言をご存知でしょうか。 将棋は1手1手交互に指していくゲームですが、玉を先に逃げておくことで手を得できることがある、というのが格言の趣旨になります。 ※「八」という言葉にたくさんという意味があるという説が有力です。 実際どれくらい得なの?実力が拮抗している場合、将棋は終盤の1手違いで決着が付くことがほとんどです。具体的に「八手」得することが出来るわけではないのですが、終盤は1手の得をするだけでも形勢がひっくり返るくらいのインパクトがあり、得てし

          「玉の早逃げ八手も得?」~令和将棋新格言~

          棒銀戦法の本質を理解しよう〜最速で初段になる将棋戦術〜

          将棋にはさまざまな戦法がありますが、今回はその中で最も基本的で有名な棒銀戦法に注目して、戦法の学習について考えていきましょう。 戦法を理解しているとは?あなたが知っている将棋の戦法はいくつありますか? また、実戦で使ったことのある戦法は何がありますか? その戦法はどのようにして覚えましたか? 戦法を「知っている」「使える」と言っても、なんとなく手順や形を覚えて真似しているだけなのか、戦法の狙いや応用方法、利点・欠点など、戦法の本質を理解しているのかでは全然違います。 単

          棒銀戦法の本質を理解しよう〜最速で初段になる将棋戦術〜

          「桂馬の高跳びレッツゴー」~令和将棋新格言~

          将棋ウォーズ運営チームのブライトです。 皆さんは「桂馬の高跳び歩の餌食」という将棋の格言をご存知でしょうか。 将棋界では定番の格言として知られていて、「桂馬が一人で5段目まで飛んでいっても歩で取られてしまうからやめましょう」という教えになります。 もちろんケースバイケースではあるのですが、この格言の固定観念はプロ棋士でもみな持っていて、将棋AIでの研究が全盛となる以前では盲点となる桂跳ねが多くありました。 しかし、現代では桂馬の高跳びを警戒しながら駒組みを進めないと、

          「桂馬の高跳びレッツゴー」~令和将棋新格言~

          将棋入門サイトをリリースしました!

          先日、将棋ウォーズは初心者向けの将棋入門サイトをリリースしました。 今回は、このサイトを開発した経緯や思い、注目ポイントなどを書いていこうと思います。 開発した経緯について将棋ウォーズは2012年にリリースして今年で10年目を迎えます。 おかげさまで、今では毎日15万人以上の方にプレイしていただいており、世界No.1のオンライン将棋対戦アプリと言えるところまで成長してきました。 また、通常のオンライン対局以外にも、棋神解析や棋神クイズ、プロ棋士と対局ができる指導対局機

          将棋入門サイトをリリースしました!

          「持ち駒に彩りを」~令和将棋新格言~

          将棋ウォーズ運営チームのブライトです。 これから実戦に使えることが多い考え方を「格言」のような形式で紹介していきたいと思います。上級者が自然と使っている考え方を言語化して上達の役に少しでも立てれば嬉しいです。 第1回目は「持ち駒に彩りを」がテーマです。 彩りとは簡単に言うと将棋は複数の種類の違う持ち駒を持つと良いことが多い、という話です。 例えば同じ持ち駒が3枚であれば、銀を3枚持っている状態よりも、金・銀・桂と1枚ずつ駒を持つほうが使いやすいのです。 早速局面で見

          「持ち駒に彩りを」~令和将棋新格言~

          セオリーと例外 〜最速で初段になる将棋戦術〜

          今回も将棋の学習について考察していきます。 前回に引き続き、少し抽象的な話になってしまい申し訳ありませんが、「何を学習するか」の前に「どうやって学習するか」について考えることが効率よく学習するために重要になってきますので、ぜひご一読いただければと思います。 将棋と麻雀少し話が脱線しますが、ここで少し将棋と麻雀について考えてみます。 2019年、棋士の鈴木大介九段が麻雀最強戦という大会で優勝し、タイトルを獲得しました。 プロも含めた大会でアマチュア選手が優勝するという快挙で

          セオリーと例外 〜最速で初段になる将棋戦術〜