障害者雇用関連の助成金の種類は主に３つ！～ランキング編～
■ はじめに
こんばんは、伊藤です。
本日は月曜日ということで多くの方が1週間の仕事のスタートの日となったのではないでしょうか。
本日もお疲れさまでした。
下記のニュースの通り厳しい冬の気配が近づいておりますので、体調不良などには十分に気をつけていきたいところですね。
さて土日を挟みまして、本日から本編の障害者雇用関連の助成金の説明を再開したいと思います。
題して、
障害者雇用関連の助成金の種類は主に３つ！～ランキング編～
前回は3種類の助成金のそれぞれの特徴を説明させていただきましたが、今回はそれらの特徴を更に数値化してランキング付けして、
中小企業の皆様に一番のおススメの助成金はどれか？
について発表させていただきます。
※前回の記事はコチラ↓
■ 数値の項目について
今回は主に下記の5つの項目のポイント（ 5段階 ）で評価し、その合計点を比較し、
一番合計点が高かった助成金を一番のおススメにしたいと思います。
受給までのスピード：障害者を雇用し申請してから受給までのスピード
種類の豊富さ：申請できる助成金の種類の豊富さ
申請に掛かるコスト：申請に掛かる設備投資や人件費などのコストの多さ
申請に掛かる手間：申請に掛かる書類作成や工事などの手間や労力
支給額：支給される金額の多さ
なおポイントの根拠はあくまでも私の個人の主観ですので、あらかじめご了承下さいませ。
■ 障害者雇用関連の助成金ランキング
① 厚生労働省の助成金
【 ポイント 】
受給までのスピード： ★★★☆☆
種類の豊富さ ： ★★★★★
申請に掛かるコスト： ★★★★☆
申請に掛かる手間 ： ★★★☆☆
支給額 ： ★★★☆☆（ 最大：3年で240万円 ）
〇合計点 ： 19点
【 総評 】
雇用した際や雇用後の定着支援など、主に精神障害や発達障害の方々を雇用する際に役立つ助成金の種類が多いのが特徴です。
作成・提出する書類の数は多いものの、設備の設置などを要しない助成金という特徴からコストや手間が掛からないということでバランスの良い結果となりました。
※参考になるサイト
② 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機の助成金
【 ポイント 】
受給までのスピード： ★★★★☆
種類の豊富さ ： ★★★☆☆
申請に掛かるコスト： ★☆☆☆☆
申請に掛かる手間 ： ★★☆☆☆
支給額 ： ★★★★★（ 最大：5,000万円 ）
〇合計点 ： 15点
【 総評 】
支給される金額の多さが最大の魅力ではないでしょうか。
ただし、重度障害者の雇用に必要な作業施設などが条件となる助成金が多いので、施設を設置する為の労力や助成金外の持ち出しが1,000万円以上になることもあり、コストや手間の部分でポイントを落としてしまいました。
※参考になるサイト
③ 自治体独自の助成金
【 ポイント 】
受給までのスピード： ★☆☆☆☆
種類の豊富さ ： ★★★☆☆
申請に掛かるコスト： ★★★★☆
申請に掛かる手間 ： ★★★★☆
支給額 ： ★☆☆☆☆（ 最大：180万円 ）
〇合計点 ： 13点
【 総評 】
提出する書類や支給条件もそれほど厳しくなく、コストや手間については高得点でした。
ただし、支給額の少なさと、東京都の助成金のように厚労省の助成金の支給を終えた後や、支給の決定を受けた後などの条件が付くことも多く、受給までのスピードでもポイントを落としてしまいました。
※参考となるサイトはコチラ↓
以上となります。そしてランキングの結果は、
1位 厚生労働省の助成金
2位 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機の助成金
3位 自治体独自の助成金
となりました！
■ 一番おススメの助成金は？
結論、
厚生労働省の助成金
となります。
やはり、種類の豊富さや支給額も比較的高いことなど全体的なバランスの良さが今回のおススメのポイントかと思います。
かくいう私も、中小企業の事業主様にご相談された場合、とりわけ特に初めて障害者の方を雇用される場合は迷うことなく厚労省の助成金の申請をおススメします。
また、東京都中小企業障害者雇用支援助成金についても東京都の事業主様限定になってしまいますが、支給額も比較的多くおススメの助成金ですので、また別の機会に解説させていただけたらと思います。
■ 本日のまとめ
〇 厚生労働省の助成金は種類の豊富さや支給額、コスト面などバランスに優れており、中小企業の皆様に最もおススメの助成金である。
〇 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機の助成金は支給額の多さに魅力はあるものの、設備の設置などのコストや手間が掛かってしまう。
〇 自治体の助成金は支給額の低さや受給までのスピードの遅さなどか他の助成金に比べて優先順位は低いが、東京都中小企業障害者雇用支援助成金は支給額の多さなどからおススメである。
本日もここまでご拝読いただき、誠にありがとうございました。
日からは本日のランキングの結果のとおり、一番のおススメである厚労省の助成金の解説をしていきたいと思います。
次回もお楽しみに～ ♪
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