【障害者雇用・助成金ニュース】知的障がいのある女性がバリスタとして活躍=韓国・忠清南道
皆さんこんばんは、伊藤です。
さて今回は韓国発のニュースをお届けします!
基本的には日本国内の話題を解説することがほとんどなので、こうして灌漑のニュースを取り上げるのは私自身とても新鮮な気分です♪
日本でも障害者雇用や就労支援の一環で障害者の方がカフェで働くケースは多々ありますが、知的障害者の方がバリスタとして活躍されている事例はまだまだ少ないのではないでしょうか。
それだけにとても価値のある事例ですね!
ニュースの中ではそこに至るまでのご苦労が語られています。
知的障がいのある二人はバリスタになるため、人より多くの時間と努力を注ぎ、資格証を手にした。
やはり障害特性上、バリスタとして必要なスキルやお仕事の工程を覚えるのは大変なことも多いかと思われ、相当な努力でここまでこられたことが伺い知れます。
そして、この部分も障害者雇用をする場合の重要なキーワードになりそうです。
二人は、午前8時30分にきちんと出勤し、6~8時間注文を受けてコーヒーを入れる。勤務時間のほとんどは立ち仕事だが、バリスタとしてのやりがいと誇りを持って楽しく働いているという。
そうですバリスタのお仕事を覚えるだけでも大変な上に6~8時間の立ち仕事という重労働ですがご本人は、
やりがいと誇りを持って楽しく働いている
この視点が障害者の方を雇用する上で大切なことだと私は思います。
障害者の方を雇用する場合は「 支援をする 」や「 合理配慮 」という視点から
いかに負担を軽くしようか
という発想になってしまうことも少なく、結果「 シュレッダー掛け 」や「 郵便物の仕分け 」など単純作業のみになってしまうことも少なくありません。
もちろんこれらも大切なお仕事ですし、ご本人がやりがいを見出せるのであれば良いのですが、私のご支援させていただいた方々にも、
「これらの仕事よりも体力が必要だったり難しい仕事でも良いので、自分の能力が最大限に発揮できるやりがいのあるお仕事に就きたい!」
と思っている障害者の方も非常に多く、逆にこれらが実現できないことで退職に至ってしまうケースも多々ありました。
負担を軽くするよりも、ご本人と話し合っていかにやりがいのある仕事についてもらうかを考える。
こういった姿勢を持てば、この韓国のニュースのように障害者の方も雇用する側もWin-Winの関係になれるのではないでしょうか。
今後もこういった海外の障害者雇用の話題も取り上げていきたいと思います。
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