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【コラム】現場発、障害者の方から人気の職種とは?

皆さんこんばんは、伊藤です。

本日はいつもと少し趣向を変えて、私の就労支援の現場の経験からみた障害者雇用に関するコラムを投稿したいと思います。

テーマは、

現場発、障害者の方から人気の職種とは?

です。

特に統計などを取った結果をお見せする訳ではなく、あくまでも私の主観であることをご了承くださいませ。

さて皆さんがどんな職種のお仕事が人気だと思われますか?

ズバリはヒントはトップ画像にあります。

助成がデスクに座りPCを操作していますね。

もう既にお分かりの方の多いかと思いますが、そうです、

事務職です!

男女問わず人気の職種ですが、特に女性から圧倒的な人気を誇っていますね。

事務職といってもその業務内容は幅広いです。ざっと挙げてみると、

書類の作成や処理、データ入力や電話応対・来客応対、ファイリングや整

などなど。

また企業によっても内容が異なるケースも多く、特に従業数の少ない企業だと総務や経理、営業など他の職種と兼務するケースもありますね。

さて、障害者の方に人気の理由は何なのか?私が実際にご本人様達にお聞きしたものを挙げてみると、

・PCスキルに自信があるから
・裏方でスタッフの方をサポートする役割が向いているから
・過去に事務職の経験が一番長いから
・綺麗で冷暖房の完備されたオフィスで働くことができるから
・体力がなくても大丈夫そうだから
・脚に障害があり立ち仕事が難しいから

などなど各々に様々な理由があるかと思います。

それぞれの方々が前向きに事務職を希望されること自体はとても良いことだと思います。

ただし一つ懸念点があります。それは、

事務職=PC作業のみ

というわけではないということです。

例えば前述の事務職の業務内容の中には、

電話応対・来客応対

といったお仕事も含まれています。

実は事務職=PC作業のみと思われている方も少なくはなく、他者とコミュニケーションを取ることに苦手意識のある方は気をつけないとミスマッチが起こってしまう可能性があります。

特に電話応対を苦手とする方は多く、理由としてコミュニケーションの苦手さ以外にも、障害特性上、電話を取りながらメモを取るのが苦手な方も多いですね。

まずミスマッチを防ぐためにはご本人様もそして雇用する事業主様側も事前に業務内容の確認やすり合わせをする必要があるかと思います。

またやはりできる限りPC作業をしたり、それ以外で極力コミュニケーションスキルを必要としない業務に就きたい場合は、

事務補助

という職種もあり、ハローワーク等の求人で募集している企業も多いです。

内容は、

データ入力や書類作成や仕分け、ファイリング、郵便物の封入作業

など、こちらも企業によって微妙に内容が異なってきます。

電話応対や来客対応などのお仕事を希望されない方を雇用する場合はやはり事務補助のお仕事がおススメですね。

以上について、事業主の皆様におかれましては、事務職と事務補助のお仕事の違いを知った上で、貴社の業務の実態を踏まえた上で、どちらの職種の募集をするのかご検討いただけたらと思います。

ここまでご拝読いただきありがとうございました<m(__)m>



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