見出し画像

厚生労働省の障害者雇用関連の助成金で一番のおススメは?

■ はじめに

こんばんは、伊藤です。

東京都内での新型コロナウィルスの感染が拡大しているようですね。

この影響もあり、お正月の規制を自粛しようとしている方やPCR検査を受けてから帰省しようとする方々も増えているみたいです。

私もお正月は毎年帰省していますが、実家の両親も高齢なので来年は自粛しようかと考えております。

来年は「 特別なお正月 」になりそうですね。

さて、本題に入りたいと思います。

昨日は厚生労働省の障害者雇用関連の助成金のそれぞれの種類の説明をさせていただきました。

※昨日の記事はコチラ↓

そして昨日解説させていただいた助成金について、大まかにこの4種類に分類されるかと思います。

・ 特定求職者雇用開発助成金
・ トライアル雇用助成金
・ 障害者雇用安定助成金
・ 人材開発支援助成金

そして、今回はこの中でどの助成金が中小企業の皆様に一番おススメなのか、について解説させていただきたいと思います。

■ 一番おススメの助成金はどれか?

結論から申し上げます。

それは、

特定求職者雇用開発助成金

です。

なぜなのか?これから他の助成金との比較で検証していきたいと思います。

■ 支給金額および条件面での比較

それでは各助成金の支給金額の大きさと支給される条件面で比較をしていきましょう。

支給金額それ自体は人材開発支援助成金が一番大きく、最大で5,000万円ほどの助成を受けることができます。

ただし、先日ランキング形式でお伝えさせていただいた記事にある独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機の助成金と同じく、設備の設置などが王権なので、その分手間やコストが掛かってしまうのがネックです。

※参考記事

では他の3種類のそれぞれの助成金の支給額の最高額で比較してみましょう。

◆ 特定求職者雇用開発助成金
 特定就職困難者コース:3年で240万円(年額80万円)

◆ トライアル雇用助成金
 障害者トライアルコース:6か月で48万円
(年額96万円)

◆ 障害者雇用安定助成金
 企業在籍型職場適応援助者による支援:月額12万円(年額144万円)

年額に換算するとトライアル雇用助成金や障害者雇用安定助成金の支給額の方が高いかと思われるかもしれません。

ただし、トライアル雇用助成金は上限が6か月でそれ以上延長は出来ないこと、障害者雇用安定助成金は企業在籍型職場適応援助者を新たに採用する人件費などのコストも掛かることがネックとなります。

また、障害者雇用安定助成金の障害者職場定着支援コースには、精神障害者など有期雇用から正規雇用への転換で1年で120万円支給されものもあります。

しかし、採用した障害者の方を正規転換するか否かはもちろん入社すぐに判断することは難しく、やはりある程度勤務を継続していただき実績を評価した上での判断となるかと思います。

特定求職者雇用開発助成金は障害者を雇用し、特段設備の設置や人材の配置など比較的細かい申請の条件もなく、雇用してから6か月から1年間勤務を継続した後に申請が可能となっており、支給額と条件面で非常にバランスが取れているのではないでしょうか。

私も中小企業の皆様にご相談された場合には、特に初めての障害者を雇用される場合には特定求職者雇用開発助成金の獲得をおススメし、雇用していただいた後に必要に応じてその他の助成金のご案内をさせていただいております。

といった訳でまずは、今後の記事では特定求職者雇用開発助成金の解説を中心に記事の投稿をさせていただきます。

画像1

■ 本日のまとめ

〇 厚生労働省の障害者雇用関連の助成金が主に4種類
・ 特定求職者雇用開発助成金
・ トライアル雇用助成金
・ 障害者雇用安定助成金
・ 人材開発支援助成金

〇 それぞれに特徴があるが、中小企業の方々には支給金額もある程度高く、比較的細かい申請の条件などがない特定求職者雇用開発助成金が一番おススメ。

ここまでご拝読いただき誠にありがとうございました。

次回は特定求職者雇用開発助成金の解説に入る前に、今までの記事のまとめや補足的な内容について投稿したいと思います。

次回もお楽しみに~♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?