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国家資格の精神保健福祉士、試験合格に向けて着実に知識が身につく対策本

社会福祉士と並び、国家資格の必要な福祉職が精神保健福祉士です。この記事では資格取得を目指す方に、翔泳社の人気シリーズである福祉教科書を紹介します。

精神保健福祉士と社会福祉士は専門的な知識や技術をもって身体・精神上の障害や環境上の理由で日常生活を営むのに支障がある人々の相談に対応し、必要な福祉サービスを提供する専門職です。精神保健福祉士は特に、精神疾患を持つ人に寄り添うスペシャリストとしての役割を担います。

資格試験の内容は非常に広範で細部に至り、一朝一夕の詰め込み勉強では合格することは難しいでしょう。毎年2月上旬に試験が実施されますが(受験申し込みは9月上旬から10月上旬にかけて)、かなり早い段階から勉強を始める必要があります。

精神保健福祉士の試験は17科目、社会福祉士の試験は19科目あり、そのうち11科目が共通。翔泳社では共通科目の対策本として『福祉教科書 社会福祉士・精神保健福祉士 完全合格テキスト 共通科目 2021-2022年版』を刊行しています。

そして、精神保健福祉士の専門科目は『福祉教科書 精神保健福祉士 完全合格テキスト 専門科目 第4版』で詳しく解説しています。

どの対策本を選ばべいいのか迷っている方もいると思いますので、今回は『福祉教科書 精神保健福祉士 完全合格テキスト 専門科目 第4版』から内容の一部を抜粋して紹介します。

資格と試験の概要のほか、実際にどんな中身なのかが分かるように「第1章 精神疾患とその治療」は本のページをそのまま掲載。解説文への注釈で過去に出題されたかどうかや、しっかり覚えておくべき重要なポイントをピックアップしていますので、対策本を選ぶ際の参考にしてください。

以下、『福祉教科書 精神保健福祉士 完全合格テキスト 専門科目 第4版』(翔泳社)から「資格・試験について」と「第1章 精神疾患とその治療」の一部を抜粋します。掲載にあたって編集しています。

なお、本書の内容は2020年度(2021年2月)の試験に対応しています。

資格・試験について

精神保健福祉士は,「精神保健福祉士法」を根拠法とする国家資格です。社会福祉士と同様に,求められる知識は高度で幅広く,専門職として水準の高さを示すことができます。

精神保健福祉士の職務内容

■精神保健福祉士とは

福祉分野全般を扱う社会福祉士に対し、精神保健福祉士は、「精神保健福祉」という特化した分野を扱うソーシャルワーカーです。社会福祉学を基盤として精神障害者の抱えている様々な問題に対する援助や、社会参加に向けての支援を行います。

精神保健福祉士法によると、「精神保健福祉士の名称を用いて、精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術をもつて、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者」とされています。

■精神保健福祉士の職場

精神保健福祉士は、精神保健に特化した専門職として、精神科医療機関を中心に入院・通院患者の社会復帰に向けた支援に取り組んでいます。また退院後の生活を支援するため、各種社会復帰施設や福祉行政機関などでも活躍しています。

さらに、司法施設における触法精神障害者の支援、ハローワークにおける就労支援、教育現場におけるスクールソーシャルワーク、企業内における社員のメンタルヘルス対策など、職域は拡大を続けています。

精神保健福祉士になるには

精神保健福祉士になるには、厚生労働大臣によって毎年1回行われる精神保健福祉士国家試験に合格する必要があります。

■受験資格

社会福祉士同様に受験資格が必要であり、11のルートに分かれています。各条件については公益財団法人社会福祉振興・試験センター(以下、試験センター)のホームページに一覧表があります。

■精神保健福祉士資格取得ルート

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■精神保健福祉士の登録について

精神保健福祉士国家試験に合格したら、厚生労働省の精神保健福祉士登録簿への登録を受けなければなりません。ここに登録すると、精神保健福祉士登録証が交付され、精神保健福祉士を名乗ることができるようになります。

試験の実施方法

受験手続の詳細は受験要綱で確認してください。受験要綱は、試験センターのホームページなどで確認することができます。

■試験の場所

試験は、年に一度、次の7都道府県で行われます。

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

■出題方式

出題は5肢1択又は2択(5つの選択肢から1つ又は2つを選択する)方式で、解答はマークシート方式で行われます。

■出題数・試験時間

第21回の試験における出題数は、表の通りです。配点は1問1点でした。試験時間は、共通(10:00〜12:15):135分、専門(13:30〜15:50):140分、計275分でした。

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「共通科目」は、社会福祉士試験と同じであり、この社会福祉士の資格を持っている人が精神保健福祉士試験を受験する場合、申請によって共通科目が免除されます。

■試験日

毎年、2月上旬に予定されています。

■受験申込書類の提出期間

毎年9月上旬〜10月上旬。試験センターから受験申込書類「受験の手引」を取り寄せ提出します。「受験の手引き」の請求は7月下旬から。

■合格発表

毎年、3月中旬に試験センターに掲示され、合格者には合格証書が、不合格者にはその旨の通知が郵送されます。

■受験者数・合格率

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第1章 精神疾患とその治療

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