マガジンのカバー画像

くつべらマンの「プロにきく!」

28
児童養護施設に勤めるくつべらマンが、子供たちから聞いた質問を、若者たちとプロに聞きに行くという、壮大な冒険譚である。
運営しているクリエイター

2019年9月の記事一覧

社会人になるにあたって、何を学ぶべき?

社会人になるにあたって、何を学ぶべき?

学生から社会人になることは、まるで違う世界に移住するようでした。

社会人になったいまは、学校へ通ったかつての自分の世界と、自己責任で働く自分のいる世界が陸続きである実感をもっています。

ただ、義務教育あるいは学生という枠で立場を守られていたあの頃、ことあるごとに耳にした「大人になったら」という事前宣告は、いまと将来をしっかりと線引きし、漠然とした「必要な準備」を予感させました。

社会人になる

もっとみる
「居場所をつくる」仕事って?

「居場所をつくる」仕事って?

くつべらマンの拠点のカフェでは、社会的養護出身者の若者を対象に「居場所支援」の実施を、自治体の委託を受けて実施しています。

要するに、若者無料のご飯会です。

この事業のおかげで、自立後の若者に「タダのゴハン」というささやかな応援と、久しぶりに「顔を合わせる」という機会を得ることができています。その価値を重んじた上で、この「居場所をつくったから、誰でも来ていいよ」という入口に違和感を持っています

もっとみる
「映像にする」って?

「映像にする」って?

ついに「プロにきく!」vol.1を公開し終わった、くつべらマン一行。

なんと初回のインタビューイの加藤様が後援についてくださることに。

この勢いで、「正義とは?」「強さとは?」「賃貸の契約の仕方」などなど、意欲的に取材撮影を進めていきたいところですが...。

ここで改めて疑問があがりました。

「映像にするって...どういうことだろう」

「...え?」

そうです、なにやらモヤモヤがあった

もっとみる
「社会人になる」って?

「社会人になる」って?

コップちゃん(仮名)から「社会人になるのって、ツライことなんですか?」とお便りをいただきました。

「社会人になったら通用しないよ!」そんな説教に、私も憶えがあります。

仮病をつかって欠席をした中学生に。怒られるのが怖いからとアルバイトをトンズラした高校生に。「そんなんで社会でやっていけると思うの!?」と。

本当は、いま学校を一日さぼったからと言って、将来会社をさぼって職を失うとは限りません。

もっとみる