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スケートリンク<北海道の冬初めの道路

育休241/365日目

月曜日の朝が重たくないなんて記憶の中にありますか?少なくとも私にはありません。こればかりは来年以降得ることのない感覚ではないかと思っています。


冬の始まりと終わりに気をつけなければいけないのは氷道です。歩道も車道も滑り放題でして、滑り具合の度合いはスケートリンク。とはいえ先輩のご協力で石橋製のタイヤを履いたマイカーが滑ることはありませんのでいつも通り支援センターで遊びます。寝坊しているせいで遊び時間が短くなっているにも関わらず不満げな視線を送ってくる水さんヤメテ。

帰る途中、幼稚園で一緒のお友達とすれ違いご挨拶。通り過ぎた後に考えました。知り合いとすれ違って挨拶するのは何年ぶりだろう?私にとって友人と呼ぶにはおこがましいかもしれませんが、自身が暮らす街で知り合いとすれ違うという他愛無い出来事を面白く感じられることに感謝するのでした。


しかし、しかしです。買い物を終えて帰ってきてからは試練でした。遊んで帰ってきたので眠たいわけです。でも、いつもの寝る態勢を整えると号泣。行動も存在も全て否定されるかのごとく泣いています。ただ何かが思わしくなくて泣いているだけなのでしょう。しかし、しかしです。自分に向かって訴える涙のように感じられるわけですね。これはもう私のHPも真っ黄色になってしまいました。泣き疲れて眠る水を見ながら、項垂れて過ごす昼間でした。

夕方は雫と一緒に勉強する海の部屋を訪ねていきます。読書に勤しむ海は「生活委員のスピーチ原稿を考えている……」とビジネスマンのように眉間に皺を寄せて本を開いていました。人前で話すのが苦手な彼女にとって、一世一代の舞台となりそうです。その隣でけらけら笑う雫と水。妙なコントラストに癒される父。こうして短すぎる北海道の昼は明かりを落としていきました。


塾の都合で全員揃う夕食は平日2回のみ。貴重な月曜日の夜を堪能し、また明日の原因不明な爆泣きに怯えながら、鋭気を養いたいと思います。月曜を倒した皆さんお疲れ様でした。明けるまでの夜をしばし楽しみましょう。

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