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花から人生を考える

巣箱前に咲いている菜の花。

咲きはじめや満開のころは、

若々しい菜の花でいっぱいになっていたのに

みつばちさんたちはそれほど興味を示しませんでした。

しかし、花も後半に差しかかってくると

香りがさらに濃厚になり、

それが合図かのように

みつばちさんたちは

一斉に菜の花へ訪れるようになりました。

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昔から養蜂家のあいだでは

「レンゲは花が黒ずんでからが一番流蜜が太い」

という言葉があるんだそうです。

花蜜が採れる植物の多くは

日を重ねるにしたがって比例的に

蜜の量が増えてみつばちが集まる。

ぼくのところで咲いている菜の花でも、

まさしくそうでした。


そういった花の自然の摂理を間近にして

年齢を重ねていくというのは

とっても味わい深いよ

と、伝えてくれているかのように感じました。

そう思うと、これからの人生がより楽しみになりました。

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