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福祉過剰国日本

ドイツに来て3ヶ月が過ぎようとしている。しかし未だに長男の保育園入園には至っていない。
本日保育園の見学に行ったのだが、無事入園許可が下りるか未定であり、長丁場の戦いになりそうだ。
札幌で暮らしていた時は生まれてからすぐに入園することができたのに衝撃である。
日本の社会福祉は欧州に比べて遅れているという意見を度々耳に挟むが、体感して分かったのはそれは事実無根であるということだ。
日本は与党野党ともに福祉強化に傾倒しているので、国家予算を際限無く福祉に割くことが出来ているためこのような状態なのであろう。
私はこの恩恵を受けることができていたおかげで、学生の身ながら研究活動と家庭の両立を行えていたが、日本の社会全体で長期的に考えると大変危険な状態だと考えている。
というのも、右翼寄りの共和党、左翼よりの民主党で2分割されるアメリカ等とは異なり、政権を獲得するための政策の研鑽が全く生じていないからだ。
そのため、現在の日本では誰でも申請さえすれば多大なる社会保障の恩恵を受けることができてしまい、結果自立支援に結びつかないだけでなく、国の抱える借金も将来益々増加していってしまうだろう。
社会構造の性急な見直しに繋がる政治的決断を期待する。

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