見出し画像

お前の給料が安いのはお前の努力不足、はミクロでは正しいけどマクロでは正しくない。

 人間とは都合のいい生き物で、自分が成功した場合、その成功は自分の努力によるものだと思い込みたがります。
 そうなると出てくる言葉が「あなたの給料が安いのは努力不足」という言葉です。

 例えば、コンビニのアルバイトで年収1000万を超える給料を得ることは可能でしょうか?多分、無理です。

 では、環境を変える努力をして、高給を得られる職業につけばいいじゃないかと言うかもしれません。

 では、高給を得られる職業が全員に用意できるでしょうか。

 もちろん不可能です。そして、コンビニのアルバイトは絶対に必要です。
 
いくら努力しても席の数が決まっている以上、その席に座ることはかなり至難のわざです。

 お前の給料が低いのはお前の努力不足という人のほとんどは、自分は努力したから稼げたと言いたいだけです。

 大局的に見ると、低賃金の仕事や低所得層がなくなることはありません。貧困も低所得も相対的なものだからです。

 一日1.90ドルという絶対的貧困レベルの日本人はほぼいませんが、貧困な人は存在します。

 説明下手ですが、つまり、格差が存在する以上、「相対的に」給料が低いひとは必ず存在する

 ゆえにマクロ視点でみれば「努力したから成功」「努力してないから貧困」てわけじゃないということが言いたいこと、私の結論です。

 ご拝読ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?