#5 サッカー×人類学。
こんにちは。ショーです。
内容に入る前にぜひYouTubeの方もチェックしてもらえれば…!!w
前回は、『なぜ』について話をした。
「なんで物事はそういう風になっているのか」、「当たり前のように捉えられているのか」。
これを知ることは人類学のベースとなっている気がする。まあ、どの学問でも大体そうだろうけど…。
そんな人類学のベースとなる「なんで?」を考えるということが、多分自分の肌にはあってたんだと思う。
今は素直に勉強が楽しい。大変じゃないかと言われれば、否定はできないが、すごく楽しめている。「気になる」を追求できる環境に居れることを本当に感謝している。
そんな中でどうやって将来的に繋げていきたいか。
まだはっきりとした答えはわからない。
ただ、少なからず、今までの自分の経験をどうにかしてポジティブに伝えていきたいとは思っている。
もちろん「サッカー」と「人類学」が軸になってくることは間違いない。
それを掛け合わせるとどうだろう?
サッカーは愚か、スポーツと人類学の掛け算もまだフィールドとしては開拓されていない。
管見の限りでは、サッカーと人類学を掛け合わせたものだと、基本的にはファンやサポーターなどのコミュニティーに焦点を当てたものが多い。Max Gluckmanという人類学者がそのフィールドのパイオニアだ。
だが、ここらへんの研究だけでは、自分の解決したい、知りたい問題は解き明かされることはない。
自分としては、もっと選手から見た目線も欲しい。そこに問題意識がある。
サッカーを「新たな文化に適応するためのツール」として考えるものだけでなく、あらゆる環境で結果を残していくためにの環境に対する「適応のプロセス」を知りたいし、アプローチしたい。
Hanya Pielichatyという方が"Football, Family, Gender and Identity"という本(いずれしっかり紹介します)を出していたが、この本では彼女自身が選手として経験したものをベースにサッカーを通した家族の関係性、ジェンダーの問題、自分との関わり方について述べていた。
自分もどちらかと言えば、この人のように、もっと自分の経験を活かしながら、選手目線で人類学をうまく活用して語りたいと思った。
「人類学のフィールド中でマイナーなサッカー」の研究、「サッカーの研究の中でマイナーな人類学的研究」。
そこに自分自身を位置づけ、自分にしか出せない色で、サッカーの発展に携わりたい。
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〈参考文献〉
・Pielichaty, H. 2021. Football, Family, Gender and Identity: The Football Self (1st ed.). Routledge. https://doi-org.kuleuven.e-bronnen.be/10.4324/9780429330155
・Schwell, A. et al. 2016. New Ethnographies of Football in Europe: People, Passions, Politics (1st ed. 2016). London: Palgrave Macmillan UK: Imprint: Palgrave Macmillan.
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