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こんなに面白い人がいたのか!-言語化の天才たちが繰り広げたステージ-


4月30日、東京大学にて開かれた
TEDx UTokyo 2023 -どくどく-
に行ってきた。もともと中学の同級生と、4月に会おうという話をしていて、それならこんなイベントがあるから一緒に行ってみようと誘ってもらったのがきっかけだった。


メイン会場となった安田講堂


TEDx とは、TED(Technology Entertainment Design)が掲げる精神のもと、世界150ヶ国以上で発足しているコミュニティのこと。TEDから正式なライセンスを取得しているものの、人選や運営などは完全に独立しており、それぞれのTEDxごとの特色を持っている。TEDと同様に、さまざまな分野から出演者を招き、交流を深めるイベントを企画している。
今回の主催はTEDxUTokyoであり、大学とTEDがコラボした例としては日本で初めての団体だそうだ。現在ではTEDxUniversityとして日本国内の他大学でも団体が結成されイベントが開催されている。

この日のイベントは、ステージでのプレゼンと別会場での企画展示に分かれていて、それぞれ時間ごとの3部構成となっていた。ステージへの出演者は合計10人。出演者の肩書きはさまざまで、アーティスト、研究者、批評家、カフェのオーナー、起業家、変面師など。といっても独自路線を極めている人ばかりなので、肩書きもつけにくい、分類不能な方ばかりだった。進行役との質疑応答も含めてひとりの持ち時間は20分程度。一度引き込まれたらあっという間だ。
自分にとって刺さる言葉やパフォーマンスがたくさんあったので、少しずつメモを取っていたのだが、なにせ出演者の方がみなさん個性的で、正直メモを取っていたら話の流れについていけなくなりそう!という内容ばかりだった。
ということで、あえて細かく誰が出演していてどんな人で、どんな話をしていたか、というのは書かないけれど、(というか書けない。。。)当日残していたメモを、ほぼそのまま書き起こしてみたので公開しようと思う。ここにはスピーチの中で自分が気になった言葉やエピソードだけでなく、全体を通しての感想、ふと気づいたことなど色々含まれている。咄嗟のメモなので、出演者の方々のお名前が敬称略なことなどはご容赦いただきたい。


ちなみに、この記事のタイトルも発表を聞きながら思い浮かんだものだ


今回、出演者やステージホスト、司会などさまざまな方の”ステージでの話し方”を聞いていて感じたことがあった。
一つは、自分がその人の話についていくために、少しでも共通点を探そうとしていたこと。年代もやってきたことも違えば共通点は探しにくいが、「この人の活動拠点は前にいったことがあるな」とか「なんとなく似たような取り組みを大学の同級生がやっていたよな」とか、「このキーワードは大学の授業で聞いたことがある」とかそんなことから引っ掛かりを見つけようとしている自分がいることに気がついた。きっとそうでないとあまりにも出演者との距離を感じてしまうような気がしたからかもしれない。
もう一つは、僕が前から意識するようにしていた”話し方”について。話の内容が魅力的かどうか、共感してもらえるかどうか、インスピレーションを与えられるかどうかはかなり話し方にもよると思っている。特にYoutubeでTEDtalksを見る時には話し方を学ぶようにしていたのだが、今回もそうだった。ずっと同じテンポでも話の山場が分かりにくいし、出演者の個人的感情でこちらが予想できないテンポのアップダウンがあるとちょっとついて行きにくくなったり。広いステージをどう動き回るか、といったところにも差が出る。それと「間」は大事!!「間」にメリハリがあったり、適切なテンポのスピーカーはとにかく話が面白く、聞きやすいという印象に繋がるんだ、と非常に勉強になった。

sns公式アカウントより(僕と友人は右下に・・・いた!)

イベントの最後の最後になって、写真撮影が行われたのだが、その時に集まってきたスタッフの数の多さに驚いた。大学生が中心となって運営されていて、いわばインカレサークルのようなものらしいが、いち大学の学園祭規模であり、これほどスムーズにイベントを開催し進行するには、マネジメントはかなり大変なんだろうな、と感じた。

色々調べてみたら、6月にはTEDxUkeioが開催されるらしい。
次は是非こちらのイベントにも参加してみたいと思っている。

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