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さっさと「切り替える」かさっさと「手放す」

先の読めない世界を生き抜きたい

私たちは常に変わりゆく世界の中で生きています。
変化は避けられないものであり、
私たちはその流れの中で自分の場所を見つけ
適応しながら前進していかなければなりません。

しかし、この「先の読めない世界」において、
どうやって最適な切り替えを行い、
自分の道を切り拓いていくのでしょうか?

DNAに組み込まれた「切り替える力」

私たち人間は、
歴史を通じて数え切れないほどの
困難や変化に直面してきました。

戦争、飢饉、洪水、地震、政変、パンデミックなど、
不透明で激動の時代を乗り越えてきたのです。

これらの先人たちの経験や記憶は、
私たちのDNAに深く刻まれ、変化に対応し、
適応する能力を高めてきました。

そのため、大きな変化に直面しても、
人間は驚くほどうまく対応できます。

これは、
人生は変化し続けるもので、確実なものは一つもない
という事実を受け入れる能力に由来しています。

私たちの生物学的な構造は、
変化が常である」という環境に
適応するよう進化してきたのです。

基本的に何が無難かなんてわからない

人生は選択の連続ですが、
これらの選択が「正しい」か「間違っている」か
という単純な二分法で分けられることは稀です。

振り返ってみれば、
下した判断が果たして正しかったのかという
確信を持つのは難しいものです。

目の前に広がる多くの道の中で、
これが正しい」と明確にわかることは
ほとんどありません。

しかし、目の前に広がるのは、
不確定要素盛りだくさん
多くの選択肢です。

後になって、「あれでよかった」と思える瞬間は
あるかもしれませんが、それは結果論に過ぎません。

反対に、「ああしておけばよかった」「こうなるはずだった」と
義務解釈すると後悔にしかなりません。

では、後悔を避けるにはどうしたら良いのか?

実際には、
選択肢自体が間違っているということは少ないのです。

問題は選択した後の行動にあります。
選択した時点では、何が正解かはわからないのです。

後悔を避けるためには、
選んだ後の試行錯誤工夫による行動が重要です。

自分の選択が間違っていたと罪悪感に悩まされることは避けられますが、
大切なのはその後どう動くかということです。

つまり
「切り替える」か「手放す」かです。

苦しみを迎えに行く

「確信できない状態」を受け入れることは、
挫折を避けるために不可欠です。

人間には変化や不確実な状況を受け入れ、
適応する能力が備わっています。

同時に、サンクコストバイアス(埋没費用)という
お金や時間を既に使ってしまい回収不可能になり、
合理的な判断が難しくなる人間の認知的な傾向もあります。

しかし、常に変化し続ける世界において
その環境に対する適応力を高めるためには、

常に楽な道を選ぶのではなく、
ときには痛みや苦しみを伴う選択や行動
"自分から迎えにいく"ことも重要です。


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